ハイパースケール掲載記事抄訳



アンソニー・モンゾリ氏のレポート

「スーパーシャイン」はオーストラリア版の「フューチャー・フロアーワックス」である。 多くのモデラーはスーパーシャインをデカール貼り付け前の下地、または貼り付け後の透明コーティングとして使う。スーパーシャインを吹き付ける際には、溜まりやすいので薄く吹くとよい。希釈の必要はない。タミヤのフラットベース(訳注:水性カラーと思われる)を混ぜることにより、艶消しにできる。エクストラマットで7:1、サテンマットで10:1である。

スーパーシャインはキャノピやクリアパーツのコーティングにも有効である。浸してから布の上に置き、余分を吸収させるだけでよい。 失敗したときは、アンモニアを使うとクリアパーツを損なうことなく除去できる。エアブラシの掃除にもアンモニア、変性アルコール、イソプロピルアルコールが使える。


タラトム氏のレポート

フューチャーを薄く吹くと、最初はぶつぶつになるが、さらに吹くと消える。デカールはフューチャー塗布後最低48時間あけたほうがよい。デカールの翌日、モデルを中性洗剤で洗浄し2日ほどよく乾かす。さらにウォッシングやウェザリングからデカールを守るためにフューチャーを薄くコートする。その上にダルコートやポリスケール、マイクロ・フラットニング(訳注:いずれも艶消しクリアのたぐいか?)を吹くのは、さらに48時間待つ。理由は、細かいクラックが生じる可能性があるからである。

私は以前、パクトラ・フラット・アルミニウムをラッカー・シンナーで希釈して塗装し、半日のうちにフューチャーを塗り、その夜にデカールを貼り、翌朝マイクロスケールのポリウレタン・フラット・フィニッシュを塗った。3週間後、ヘアラインクラックが一面に入った。