スーパーホーネット(ハセガワ1:72)製作記
■ はじめに ■ キットの印象 ■ 基本形の組み立て ■ 表面処理 ■ キャノピ接着 ■ 塗装 ■ ウェザリング ■ デカール 2/12追加 ■ とりあえず完成 ■ 参考資料
家に帰って、早速仮り組み。ホーネットの機首って随分と細いんだなとか、ストレーキは結構大きいんだなとか、言いながら、エンジン部を見ると・・・。何だ、この壁は!!! これを見ると、一切のDアップをする気が失せ、とにかく素組みで形にすることに。
プロポーションは、特にシビアなチェックはしていないが、良い印象。特にΩ型のキャノピはgood。写真では変な菱形インテイクも、立体で見るとなかなかの格好良さ。
インストのコピー。こういう部品分割なので、インテイク直後に壁ができる。
まず、胴体上部に主翼上下を接着。合わせはぴったりとはいかず、若干のパテが必要で、ストレスを感じる。一体パーツにして欲しいところ。これに胴体下部を接着。コクピットフロアは胴体上部に接着。
これと別に、機首側面と下部とを接合しておく。しかる後に、胴体と合体するが、余計な削りやパテが必要ないように、十分すり合わせるのがポイント。最後にインテイク部と垂直尾翼を取り付ける。
コクピットは、どうせ手を入れても無駄なので、素組み。キャノピも厚くレンズ状だから、塗り分けすら無意味。ダークグレー単色で塗りつぶす。シートベルトは論外。HUD、何それ。
表面のヒケやウネリは、#600ペーパーで均す。これをサボると、塗装後の研ぎ出しで泣きを見るのだ。
キャノピはすり合わせを十分に。前後パーツを先に接着するのがセオリー。後部胴体も接着してから、胴体に取り付けるとよいかも。写真はセロテープでマスキングしたところ。
基本色を吹いてから、脚部に1番白。隠蔽力が低く、いつまでもエッジに色が乗らないが、まあいいや。主脚庫の複雑な形状は、セロテープ&ナイフで簡単にマスクできる。
航空ファンなどの実機写真では、真っさら新品、綺麗な姿だが、ある程度使い込まれた状態を想定し、汚しをかける。まず、パネルラインやストレーキ上面に、基本色+微量黒を吹く。
色の差が少ないため、ボケ幅が大きいと単色に見えてしまう。境界は型紙できっちり。
パネルラインなどに暗色を吹く。モデルで見るともっとハッキリしているが、写真ではよく分からない。
グレーのパステルでスミ入れまでしたところ。
白色鉛筆の効果は、この程度。
今回は手抜きで、余白カットや下地クリアー吹きは省略だが、マイクロセットの使用で、シルバリングは全くない。乾燥後、スーパークリアを吹き、軽く研ぐ。2枚重ねのところは、なかなか段差が消えず、途中で妥協。仕上げにフラットクリア。
作品は不出来だが、モデリングで超蜂の魅力の虜に。このカッコよさ、写真では分からないよ。文句なし21世紀のスーパースター。食わず嫌いの人にも一作お薦めする。ファンになること間違いなし。
いつかまたリベンジしたい。その時はハセガワ48ってか。