マクダネル・ダグラス F-4E ファントムII ファインモールド 1/72 その1

2021.7.28初出

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最終更新日




■ はじめに

 もうすぐ、ファインモールドのショートノーズが発売される。まだ発売前であるが、社長のご厚意によりサンプルを頂戴する。感謝。どこがどう変わったか、早速封を開ける。一番気になるのはキャノピ。実は、ファインHPの完成見本画像を見て、キャノピ全体が新規金型になっているのは分かってたが(分かってしまう自分が怖い)、改めてパーツを手にして確認。寸法を測ると、私の図面とピッタリ(これは画像じゃ分からん)。思いは社長に伝わったようだ。嬉しい。また、垂直尾翼は、本体がワンピースで後方アンテナを後付けする分割。接着跡の整形が不要になり、これも嬉しい。

 それ以外の胴体や主翼はEJと同じ。まあこれは営利企業としては仕方ないだろう。別パーツになっている胴体背中は、EJの初期ロットと比べて合わせが良くなっている。社長にお尋ねすると、パーツ幅を広げる金型改修をしたとのこと。これは現行EJにも適用されている。細かい所で目に見えない企業努力。素晴らしい。

 いやもう、これは作るしかない。某誌作例でファントムは満腹気味ではあるけど、頑張って「おかわり」いってみよう。と、ここで思案。ショートノーズは作ったばっかり。EJとニコイチで「正しい形」のロングノーズを作る、っていうのがネタ的にも面白いかな。型式&塗装は、空自や独空軍も捨てがたいけど、やっぱりベトナム戦のE型withシャークマウス。これで決まり。


■ キット評(7/31一部追加)

 改めて、ショートノーズキット評。ロングノーズの辛口キット評はこちら 。まず、風防&キャノピは完全新規パーツで、形状、寸法も正確。なんつうても私の図面がベースとのことで。機首パーツもイメージばっちり。拝領したサンプルはD型で、右舷パーツに給油プローブのモールドがなく、おそらくJ型は新規パーツになると思われる。余分なモールド消しが不要なのはありがたい。前述のとおり、垂直尾翼は新規パーツ。C/D型のジェットノズル前方無塗装部分、ドラッグシュートドア、スタビライザーなど抜かりなく新規パーツ。

 インテイクとインテイクベーンはEJのまま。そのため、後席付近の胴体幅はEJ同様に若干狭い。ここはしれっと新規パーツにして欲しかったが、ランナーのパーツ配置から難しかったのだろう。コクピット基本パーツ(床、バルクヘッド)もEJと同じ。胴体、主翼も同じ。これらはEJを再現したものなので、C/D、J型とはパネルラインが異なる部分がある。

 まず、C/Dについては、胴体後部のパネルラインがかなり異なる。これは登場時期の差が現れる部分で、BはC/Dと近く、JはE/EJに近い。左舷のラムエアタービン(RAT)ドアにも注意。また、主翼前縁内側フラップが異なる。詳細は私のC型図面を見てくだされ。DのパネルラインはCと同じ。

 JはRATドアとその後方のチャフランチャーのドア(左右)を追加する。胴体下面、補助インテイク前方のパネルラインはかなり違う。ここらは海軍型と空軍型の違いが現れる部分。センターパイロンのディテールも空と海で異なるが、まあ1/72では無視できるかな。胴体後部のパネルラインはビミョーに違う。これはEJも同様。垂直尾翼は、EJ、C/D、Jそれぞれアクセスパネルが異なるので、図面と比較されたし。

 いいキットだが、今後のより良きキット開発を願い、不満箇所を述べる。風防の分割は、何度も書くがタミヤのように胴体と一体にしてほしい。キットのスジボリは繊細過ぎる。胴体はインテイクなどの接着後のパネルライン再生が必須だが、細すぎてケガキ針が脱線しやすく、また再生後は他のスジボリとの差が目立ってしまう。個人的にはタミヤファントムくらいの太さが嬉しいな。

 繊細過ぎるスジボリに比べ、パーツ接合ラインには大きな凹溝ができてしまう。タミヤファントムでは、同じような接合ラインがほとんど目立たない。なぜだろう? 設計が違うのか、使っている金型業者が違うのか(私の予想は後者)。また、主翼前縁では、接合ラインが繊細なモールドが集中している箇所にあるのも問題。ここは単純な上下分割が正解。



ショートノーズの新規キャノピ。後席前端付近の広がりに注意。前端の幅は同じなので、ロングの風防にもフィットする。

ロングノーズのキャノピ。左画像と同じ縮尺なので、キャノピ幅の違いが分かるだろう。ハセやゾウケイによく似たイメージだ。

ランナー配置が似ているので、上記違いに気づかない人は多いかも。

キャノピ後方部分も異なる。右がショート、左がロング。


 タミヤ1/48をお持ちの方は、キャノピパーツ形状を比較してみてほしい。ファインのショートとタミヤとは同じイメージなのが分かる。言うまでもなく、タミヤは完璧。



こちら実機。これもタミヤキットと比較されたし。インテイクの平面形にも注目。側面は結構平らなのだ。タミヤはちゃんと表現されている。

ファインのショートノーズ。レドーム、胴体、風防、キャノピ、インテイクベーン、インテイク内外など、主要なポイントはノギスで計測。キャノピが実機どおりなので、機首のイメージが良いのだ。インテイクが・・・←やめなはれ。

両者の重ね合わせ。キャノピはぴったんこ(まあ、細かい差異はあるかもしれないが、計測困難なので図には反映されてない)。


 いろいろ書いたが、1/72ショートノーズのベストキットといっていいだろう。重箱の隅は、今後のキット開発の参考にして欲しいのもあるが「オレは気づいてるぞ」という単なる自慢なので、あまり気にせず素組みでどんどん作ろう。気になる所はちょこっと手を入れてウンチクを語る。それもまた楽しからずや。


■ 製作開始

 改造ポイントは、1)キャノピとコクピット付近の機首にショートノーズを使用 2)インテイクとリップを外側に移動し、その分側面を削ることで、インテイクの平面形とリップの丸みを改善 3)後部胴体のコークボトル状くびれを改善 4)主尾翼厚さを修正 5)主翼下面の折れ曲がり具合を改善、の5点だ。ま、3)5)はほとんど違いが分からないレベルで、自己満足に近いかな。

 では、機首の改造から。風防後端で切断してつなぐのが一番合理的だろう。この手の改造の常として、左右同時に切り離すのではなく、片方ずつとして、残るパーツを基準に整形、接着する。キットはコクピット床が前後のピンで機首パーツに接合されるので、このピンに合うように切断面を慎重に擦り合わせる。



切断ラインをカッターでけがく。

エッチングソーで切断。

セロテープで仮り止めして瞬間を流す。裏側は0.5mmプラバンで裏打ち。

コクピットと組む。右舷は切断前のパーツ。こうすることで、歪みや曲がりを防止する。


 長くなったので、製作はとりあえずここまで。続きは次回で。Jの下面図は近日中にアップする予定。


■ 3M御礼

 本日、玄関のカウンタが3百万を突破。これもひとえにご来訪の読者諸兄のお陰。改めて感謝申し上げる。250万から862日(ブリファンその4)、最近カウンタ数が伸び悩んでるがそれは気にせず、これからも作りたいものを作り、言いたいことを言うつもり。引き続きご贔屓にしていただければ幸甚。


■ コクピット 8/2追加

 機首の工作を進めるため、コクピットを片付ける。キャノピを閉めるので、手間をかけない。



計器類はキット(EJ)のデカール。マイクロゾルでモールドに密着させる。あとでフラットクリアを吹こう。

コクピットはスピットVの自作ダークシーグレイとミディアムシーグレイとを半々。



■ 機首の修正

 機首の工作を続ける。まず、キットと実機のアウトラインのおさらい。ブリファンのページに掲載の図を再掲する。



実機。機首側面が一直線。インテイク側面の平面形に注意。

キット。機首がやや太く、側面が湾曲している。キャノピの細さは前述のとおり。インテイク部分は丸みがある。

重ね合わせ。どこをどれだけ修正すればよいか、一目瞭然。風防前端付近の胴体を0.5mmほど狭めたい。キャノピに関しては、ショートノーズに交換することで問題解決。

ファインのロングとショートの重ね合わせ。胴体とインテイクに関しては、ロングとショートの差はあまりない。





実機。後席キャノピ前端より少し後ろのあたりの断面。

キット(ロングノーズ)の断面イメージ。各部の高さに関しては実機どおりとの仮定で作図。

キットは、胴体とインテイク内壁が内側寄り。インテイクリップも同様に内側寄り。インテク外壁は、この断面ではほぼ実機と同じ。

キットのロングとショートの比較。


 では工作開始。まず、コクピットと前脚収納部を挟んで機首左右を接着する。風防付近の胴体を0.5mmずつ狭めるため、コクピット取り付けピン基部を加工し、機首パーツ自体は指でしごいて湾曲を矯正する。レドーム付近、インテイク付近の機首胴体の幅は変えない。胴体左右を狭めているので、当然機首上部は合わない。接合部を慎重かつ大胆にすり合わせる。



ピンの取付穴のフチを0.5mmカットする。

そこにコクピットパーツがはまる算段。画像は仮り組みの状態。

インテイク内側を白で塗装。

インテイクとベーンは0.5mm外側にずらして接着する。そのスペーサとして0.5mmプラバンを接着。


 インテイクは、ベーン後端とインテイクリップが実機より0.5mmほど内側寄り。そこでベーンとインテイクを0.5mm外側にズラして接着するわけだが、そのままでは後部胴体にうまくつながらない。解決策として、インテイクのパーツを前後に二分割し、前側は0.5mm外側に平行移動し、後側はそのまま接着。平行移動でないと、境界層排出スリットが平行にならないのだ。段差は前側インテイクの側面を削って合わせる。



エッチングソーで前後にカット。

インテイク前半部は外側を削るので、内側を0.5mmプラバンで裏打ちする。段差は瞬間+プラ粉で埋める。

塗装。迷彩色の境界はよく分からず、とりあえずC/D型と同じとする。

ベーンは切り離して、後半部分をインテイクに接着。内側は白と迷彩色で塗っておく。

インテイクダクト、胴体後半を接着。そこにインテイク後半も接着する。

さらにインテイク前半も接着。

こんな具合に0.5mmの段差がある。

インテイク後半はそのままに、前半側面を最大で0.5mm削る。タミヤキットがイメージの参考になる。ベーンとキャノピは仮り置き。

全体のイメージを確認。機首の幅寄せは、ちょっと強引な手法なので、ラインを整えるため瞬間を盛ってゴリゴリ削るはめに。

インテイク側面の丸みを図面等と比較されたい。右、キットオリジナル。左、修正後。


 補足。インテイクベーン先端は広げない。ベーンが前狭まりになるように、スペーサのプラバンの前半部分を斜めに削る。胴体とインテイクの間の凹部分は、インテイクパーツ切断部の前後で段差ができるから、後半部分を前半に合わせて広げる。インテイクを覗くと内壁外側の先端の段差が見えてしまう。内壁外側パーツの前半を外に広げれば解決するが、よく見えない部分なのでスルー。機首を狭める際には、機首下面パーツとの合わせにも注意。機首の下半分は幅を大きく変えないようにする。


■ 主翼下面、後部胴体の修正 8/9追加

 主翼下面、トーションボックスの折れ曲がりを修正する。この方法だと完全な修正にはならないが、まあ気分ということで。



下画像赤線の山折りを真っすぐに、青線を山折りにする。青線は裏側に深めのスジボリを入れておくと曲げやすい。

断面を図解するとこのとおり。図はややオーバーに描いている。ゾウケイも同じような断面。

折り曲げたら、戻らないように裏側にプラバンを瞬間で接着する。

胴体は余りパーツを利用して真ん中にバルクヘッドを足すことで、この部分のクビレを真っすぐにする。


 いうまでもなく、胴体のクビレ修正により主翼とピッタリ合わなくなるから、主翼も接合部分を真っすぐに削る。


■ 主尾翼厚さ

 あまり書きたくないんだけど、キットの翼厚にミスを発見。これ、今頃気づくなよ、ってレベルなのだが・・。いやあ、最新キットだから翼は問題なしと思い込んで、よく見てなかったのだよね。いざ真剣に作ろうとしたら「ありゃ?」となったわけ。

 問題箇所その1は外翼。折り畳み部での翼厚は、正解1.7mmに対しキットは2.7mm、翼厚比だと4.0%のところが6.4%と、かなり厚い。翼面の湾曲が強く、超音速機の薄板感がなくて亜音速機みたいな感じ。胴体端での厚さはOK。コードは若干短く、胴体端で1mm弱不足。その2は垂直尾翼。外翼とは逆に薄く、下端の厚さは正解2.6mmのところキット1.6mm。主翼外翼より垂直尾翼の方が薄くなっている。スタビレータの厚さはOK。ただ、寸法は3%ほど小さめ。基にした図面が悪すぎたのだろうね。私の図面を・・←ヤメレ

 気づいた以上、直さねばならぬ。外翼はひたすら薄く削る。内翼は、パーツ内側の外端のフチ(下画像赤)や前後フラップ際の凸(青)を削り、上下パーツを隙間なくピッタリ接着してから薄く削る。脚収容部の内壁もそれに合わせて削る。ただし、そのまま主翼上下を接着すると、前縁が外下がりになるので、上側パーツの前縁部分の外側をちょっと折り曲げる。コードは見た目に分からないので未修正。



上、切除前。下、切除後。赤のフチと青の凸部を切り落とす。

脚収容部は、内端をそのまま、外端(赤丸)を0.5mmほど削る。

上面パーツは手でしごいて曲げてから下面を接着する。上、修正前。下、接着してざっと削ったところ。

外翼も削る。上、切削途中(まだ厚い)。下、修正前。


 これで、主翼のモールドはほぼ消える。胴体もかなり消えてしまって、結局全部のスジボリを新規に彫り直すことになる。これ、エアのブリファンと同じ流れだな。現状1/72で外形を忠実に再現するには、相応の苦労が伴うってことか。


■ ベトナムのE 8/20追加

 ベトナム戦のE型の外形的特徴についておさらい。最初期のE型(1号機はE-31-MC 66-0247)は、バルカン砲口が斜めにカットされ、主翼前縁スラットなし(つまりEJの主翼と同じ。C/Dとの違いは前縁内側フラップが固定)である。その後(※)、砲口が前方に延びたフェアリングが導入された。従前の機体には製造順に関係なく適宜レトロフィットされたようで、ブロックナンバーを前後して有無が見られる。

 次いで、1972年頃?からパネルライトが導入された。砲口が斜めでライト付きの機体もあれば、砲口が延びてライトなしの機体もある。主翼前縁スラットが導入されたのはブロック48の途中(71-0237)以降で、ベトナム戦のE型の多数はスラットなしである。ただし304機がレトロフィットされ、ベトナム戦でスラット付きもあり。

 以下は、ベトナム戦E型に共通の特徴。スタビレータはスロット付きで補強板なし、垂直尾翼は、前縁のプローブが下側1本のみ、後端上部にRHAWフェアリング。背中のアンテナは、コクピット直後に棒状、中央に小台形ブレード。キャノピ上部の外付けバックミラーなし。

 ここで一つ疑問。世傑No.86によると、ラムエアタービンが廃止されたのはブロック40とのこと。であれば39まではRATありか? 情報求む。⇒ 世傑の記述は間違い。Eは当初からRATなし。情報感謝。

※参考文献-57によれば1970年途中、世傑No.86ではブロック48から、と記載されている。また、Midas IV ディフューザーの採用に合わせ砲口が長くなったものと思われ、それであればブロック43から改修となる、との情報を頂く。毎度感謝)


■ 続、翼関係

 主翼を続ける。外翼は真鍮線を打って内翼に接着、段差を修正する。しかる後、スジボリ。図面データを使って、ロボのテンプレートを作る。垂直尾翼は2機分のパーツを使い、それぞれ片面を削って貼り合わせる。下端厚さは、正解2.6÷2=1.3mmのところキット1.6mmなので、それほど多く削る必要はない。むしろ曲げが大事。



こんな具合にカッティングシートをガイドにケガキ針で彫る。

ほぼ、スジボリできあがり。

下面は胴体部分も含めて、彫り直す。ヒンジの膨らみは整形の邪魔なので削り落としている。再生をどうするかは考え中。

並行して、胴体をスジボリ。キットモールドもすべて彫り返す。

左舷はショートノーズ、右舷はロングノーズのパーツを使う。削るだけでなく、翼型に沿って湾曲させる。

垂直尾翼できあがり。上、キットオリジナル。下、修正後。


テンプレートSVGデータ




■ 主翼&機首下面、垂直尾翼の接着

 スジボリが概ね出来たところで主翼を接着。主翼前縁付近の接着部を少し削り、前縁の取り付け位置を0.5mmほど上げる。トーションボックス部を折り曲げているため、こうすることで、インテイク下面あたりの胴体の接合部も段差なく接着できる。

 機首とノズル前の胴体を整形したらバルカン砲フェアリング、機首ラムインテイク、ジェットノズル直前の無塗装パネルを接着する。垂直尾翼は真鍮線のピンを刺してがっちり接着。キットは前述のとおり後部胴体(FS450付近)のクビレがやや強いのだが、そのせいもあってエンジン&テイルパイプ部分の肩がやや張り出し気味に見える。タミヤキットなど見ながら、少し丸めてやる。この部分のパネルラインは位置が違っており、併せてパネルラインを埋めて彫り直す。



フェアリングは後期タイプを選択する。

赤丸部分を少し削る。パネルラインがどう違うかは、拙図を参照くだされ。

十の字。うーん、かっこいい。機首にもざっとスジボリしてウェザマスでウォッシング。

このアングルは、外形改修の効果が現れる部分。え?大して違わない? ま、感受性は人それぞれで・・・



■ 3D

 タミファンC型と同様に、ノズルを3D化する。こちらは1/72に特化した設計として、細部の寸法を決める。直径はキットに合わせる。ついでに、タミファンの1/48ノズルも1/72にリメイク。単純に2/3縮小してお試しプリントすると、細かいディテールがノイズと化してプリントのキレが甘くなる。そこで不要なディテールを消し、凸や凹の幅、位置、段差厚なども見直す。ファインの胴体に合わせて直径を0.3mm拡大。なお、両ノズルとも、内側フラップが前方に突出してるので、キットのテイルパイプをその分だけカットする必要がある。



1/72 ファインモールド F-4E/J/EJ用 J79-GE-17ジェットノズル

1/72 ファインモールド F-4C/D用 J79-GE-15ジェットノズル


1/72 J79-17 ジェットノズル(F-4E/J/EJ/S/F/G)

1/72 J79-15 ジェットノズル(F-4B/C/D/N)




■ 下面ヒンジ 8/28追加

 削り飛ばした折り畳みヒンジ、3Dで再生する。なんでブリファンのとき思いつかなかったんだろう。設計は簡単。繰り返しは一つ作ってパターンで複製する。ヒンジの高さや凹線の幅を変えてお試しプリント。線幅は、モノクロ2Kだと設計が0.1mmではほとんど埋まる。0.15だとやや細い。0.2はやや太い。つうことで0.17mmを採用。

 これでプリントすると、出来上がりは0.1mmラインチゼルの線幅と同じくらい。感覚的に、私の環境下(Mars2、エニキュレジン、0.025mm、2.4s)では0.03ミリ太る感じ。0.17mmが両側から0.03mm太ると出来上がり概ね0.1mmとなるわけだ。お持ち帰りは、RGB液晶機用に線幅0.25mmもオマケ。線が太い分だけヒンジラインをデフォルメしてある。お試しプリントはしていない。



下面側ヒンジできあがり。前後端は、ロフトが面倒で二方向の押し出しで単純化。ペーパーで丸めれば実用上問題ない。


主翼下面ヒンジ(線幅0.17mm)

主翼下面ヒンジ(線幅0.25mm)




■ サフ&スジボリ

 確認のサフを吹いて、スジボリを修正&追加していく。併せて細部工作。



表面状態確認のサフ。

彫り直した上面側スジボリ。削りカスは0.1mmラインチゼルでさらう。

下面側も全面彫り直し。

3Dのヒンジ。こんなの手彫りでは絶対無理。補強板はカッティングシート。

上面補強板も同様。カットはもちろんカッティングマシン。

尾翼上端に延ばしランナーを接着。RAHWアンテナ、アンチコライト、下端の補強板(0.14mmプラペーパー)も追加工作。

主翼端には、延ばしランナーを半円断面に削って貼りつける。

スタビレータは、補強板を削り落とし(EJキット使用のため)、スジボリを彫り直し、不足のリベットを打つ。



■ ファスナ

 ファスナをどうしようか悩んだけど、アクセスパネルくらいは打とうか。1/72なのでたまぐりではなく針で。



下面から打っていく。正確さは求めない。自分じゃ限界まで細かく打ってるんだけど、画像で見ると大味だなあ。

続いて機首。これでもキットよりは密なんだけど。コケてるように見えるスジボリは、瞬間で埋めた跡なので、ご安心を。


 ファスナは続く。




■ 図面

 図面一覧はこちらで。E型図面も一部手直し。


■ 参考文献

 参考文献はこちらに記載。




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