中島 キ43 隼 II型 アルマホビー 1/72 製作記

2024.12.19初出




最終更新日 




■ はじめに

 おとといの12月17日、帰宅するとポーランドからFedExの箱。そう、アルマホビーのグジェコシさんの特別のご厚意で、テストショットを送っていただいたのだ(大感謝)。箱を開けると、時期違いのテストショットのランナーが数機分。その他、キットのパッケージの箱、インスト、デカール、マスクシールも入っている。



12/9発送とのことで、8日で到着だ。



 キットの内容が素晴らしいのは、これまでのやり取りで分かっているが、実際に手に取ってみると、また感激ひとしお。これは、早速製作せねば。ということで、シーハリアーはペースダウンして(中止するわけではない)、こちらに注力する。アルマ関係者を除けば、世界最初の完成品を作り上げるぞ! (←って、自分も半分関係者だけどな)



箱は出来上がっている。もしやキット自体も最終完成品かと思ったが、中にはテストショット。

箱の裏面。マーキングはこの3種が選択できる。

テストショットのランナー。写真がブレているのではなく、2枚重なっているので、念のため。

インスト、テクモド製デカール、マスクシール。これらも完成品。


 初めて当ページを訪れる方のために補足すると、同キットの元図面は、私の作成したもの。同社1/72疾風と同じだ。疾風の縁で、今回の隼は開発当初から設計監修などの形でかかわっている。


■ キット評

 ではキットレビューいってみよう。たぶん本邦初レビューだから、少々ねっちりクドめでお付き合いいだだこう。さて、キットはカウリングが改設計されて丸くなった中期型(後期前型)と推力式単排気管の後期型(後期後型)のコンパチ。外形、寸法に関しては、完璧に私の図面どおり。世界で最初の正しい外形の隼II型キットの誕生だ。

 中期型と後期型の違いである排気管とその後方のパネルは、2種類のコンパチ。カウルフラップは開いた状態となる。増槽は時期違いの2種類。後期の増槽パイロンとは別に爆弾ラックも付属する。キャノピは開閉選択式。疾風のように胴体も選択式なのではなく、そのまま素直に胴体に乗せれば開にも閉にもなる。ヘッドレストも2種類の選択式。さらに後期の一部に見られる燃料冷却器も付く。



インストの一部。アルマのサイトから引用。排気管とアクセサリカウルのパネルはコンパチ。

同左。増槽2種類、パイロン2種類。(前期の増槽はパイロンなし)


 スジボリは、太すぎず細すぎずで、極めて私好み。タミヤなどのカッチリスジボリと比べると、エッジがやや甘いが、スジボリ自体は深いので、一皮めくるように表面をサンディングすると俄然よくなる。リベットはなく(これも私好みだ)、カウルなどのファスナのみ凹穴で表現される。動翼羽布は、リブの間がわずかに凹んで表現される。リブテープの凸線はない。いわゆる昔ながらの表現だが、極めて控えめでgood。ちょっと削ってやると、ほとんど真っ平らになる。



右翼上面。表面は軽くサンディングしてある。


 特筆すべきは、風防・キャノピの出来の良さだ。1/72のP-39から格段に進化して、窓枠のモールドがシャープ。パーツが薄いから、開状態での精密感が高い。もちろん、形も正確で、胴体との合わせもばっちり。その窓枠は、ガラス面からわずかに凸になる。タミヤの一連のキット(たとえば1/72零戦)と同様。クォリティも同等だ。さらにマスクシールも付属するから、初心者でも塗り分けが簡単。



ご覧の通りの出来だ。

エッジの薄さ、透明度も素晴らしい。


 カウリングは、一体成型でなく、エンジンを除いても7つのパーツからなる。一見「これ大丈夫?組めるの?」だが、CAD設計で寸法は正確だし、組み方がよく考えられているので、ちゃんと段差なく形になる。一体でなく分割式なのは、おそらくコストとの関係。文句は言わないようにしよう。閉じたカウルフラップがないのはチョット残念だが、ここは私の3DPの出番かな? それともアルマから純正3DPが出たりして?



カウル上側パーツと機銃口パーツは別となる。カウルフラップと合計で7パーツ。


 その3DPは、座席、排気管、オイルクーラー、機首機銃口が用意されている。今後、3DPパーツ入りパッケージやデータダウンロードなどの形で提供されるはずだ。

 もう一つ美点を加えておく。それはパーツ割り。主翼はシンプルな上下分割で、これが良い。だからといって後縁が厚くなるわけでもなく、下面に余計な接着線が出来ないから、ストレスが少ない。垂直尾翼もシンプルな左右割りでgood。ホント、タミヤその他のメーカーには早くあの分割を止めてもらいたいところだ。

 さらにもう1つ美点。キャノピのマスクシールがとても有用。窓枠とのカーブがドンピシャなので、ストレスがない。ただし、一部は分割して貼ったほうがよいかも。詳細は製作中の記事で。それと、デカールは、同社通例のテクモド製。デカールの質もいい。計器盤などは、2機分用意されるから、失敗しても大丈夫。(本段落1/15追記)

 ということで、結論は「買うしかない」なのだ。価格も抑えられており、代理店のビーバーコーポレーションでは4500円。一部の通販サイトでは4千円を切る。なお、II型の初期/前期型やI型、III型の発売は、私にも分からない。このキットが売れれば、それらが期待できるかも。だから沢山売れて欲しいな。鍾馗のキット化も、この隼にかかってるんだろうなあ・・・

 興味ある方は下記リンク(アルマのサイト)もどうぞ。

 ・キットのインスト
 ・デカール
 ・テストショット
 ・完成見本
 ・完成見本


■ 製作開始

 嬉しくて、到着の当日に製作開始なのだ。テストショットだが、多少のバリがある程度で、組み立てには問題ない。テストショットの時期違いで、バリなどの具合が違うので、いいとこ取りする。そのために各種送ってくれたのだね(感謝)。

 で、初手はコクピット。左右一体の翼上面パーツがそのままコクピットの床になる。ここにシートのついた隔壁、レバー、フットバーなどを接着していく。塗色は、前作ハセガワ隼II型と同様に自作ダークスレートグレイ。レシピは、C340フィールドグリーン、C333 EDSG、GX1白が4:4:1くらい(色の番号はいつものとおりMrカラー。以下同じ)。



シートは3DP。アルマから頂いたデータを自分でプリントしたもの。秀逸。これはキット到着前に出力済み。

計器盤はキットパーツにキットデカール。インストは、計器盤横の機銃後端を青竹の指示だが、これはミス。黒く塗る。


 次にカウルを組む。上下左右4枚のパネルは、カウルフラップとエンジンに接着していくことで、段差なく組むことができる。エンジン外周のパーティングラインをちゃんと削り落とすと外周が決まる。ただしこれはテストショットだからかもしれない。いずれにせよ、ここは仮組みと擦り合わせを慎重に行うが吉。



途中段階。溶剤系接着剤を使い、時間をかけて位置を調整する。

スピニングも接着する。軽くサンディングすると表面はツライチになる。胴体にはまだ接着していない。


 ハ115(栄二一とほぼ同じ)は、零戦で作った3Dデータがあるが、キットに敬意を表し、カウルとの合わせもありで、今回は使用しない。早く形にしたいから、プラグコードの再現はパス。悪しからず。零戦でも実感したが、どうせ見えないのだ。


■ 二の字

 胴体左右と主翼上下を接着して「二」の字となる。どちらも流し込みタイプを使用。事後変形のせいかな、主翼上反角が不足気味。パーツを手で折り曲げて、正しい角度にしてやる。自作正面図が役に立つ。ていうか、このために描いているのだ。

 主翼内部には、桁のようなものはなく、そのままでは押すと凹んで前縁が割れる。そこで、中央桁の位置に1mmプラバンで補強桁を入れる。付け根3.5mm、翼端0.5mm程度。これは上下パーツの両方に接着する必要はなく、片方だけに接着する。前縁が割れるのを防ぐのが目的なので、少々隙間があっても構わない。

 これがキットにないのはけしからん、とは言わない。むしろ無い方が望ましい。理由は、内部に体積の大きな造形を入れると必ず表面がヒケるから。これ以外にも、ヒケを生じさせない工夫が随所に見られる。タミヤあたりに慣れ切ったモデラーには不親切に思える箇所も、ヒケ防止優先の結果だと私は見る。いずれも工作技術があれば問題ない。



機銃ガス抜き穴を開口し、胴体接着。Aカウルの耐熱板でお分かりのように後期型で作る。

翼上下も接着。補強桁は写真撮り忘れ。コクピットのパーツはまだ接着しない。


 素組みでは面白くないので、ちょっと追加工作しようかな。


■ リベット 12/27追加

 キットの出来が良いから、製作はサクサク進む。このまま素組みで完成させるのはもったいない。ちょっと追加工作しよう。つうことで、リベットを打つ。であれば、塗装は銀で決まりだ。II型といえば銀地に暗緑マダラが一番似合うと思うけど、前作ハセでやっているからな。

 さて、出来の良くないキットでよくあるのは、スジボリとリベットラインとの不整合だ。だが今回は違う。何故ならキットは私の描いた図面がベース。その図面はリベット込みでパネルラインを描いている。だから、リベットとスジボリが喧嘩しない。これはストレスフリーだ。

 当然ながら、リベットは自分の図面を見ながら打つ。とはいえ、1/72というスケールゆえ、100%の再現は目指さない。適度に省略したりデフォルメする。リベットを打つときは、同縮尺の図面があると便利。ついでに、省略も入れ込んでモケイに打つとおりのリベット図をつくる。

 まず、練習を兼ね、水平尾翼下面から打ち始める。次に主翼下面。三本の翼桁の間に、ストリンガーが密に入るのが隼の特徴。チョットうるさいかなと、前桁〜中桁、中桁〜後桁で、それぞれ1本ずつ省略する。



燃料タンク部のダブルを再現するためなんだけど、出来上がりは、なんか隼らしくない。うーん・・・ ま、いいか。下面だし。

主翼上面は、下面の反省を踏まえストリンガーの本数は省略しない。ただし、一部のダブルラインはシングルに簡略化。


 続いて胴体。これも一部のダブル(トリプル)を簡略化するが、ストリンガーの数は省略しない。 垂直尾翼を作業中、流し込み接着剤でプラが柔らかくなっている部分に遭遇。そこだけズブッと穴が大きくなり、針の圧で表面がややヒケる。

 これ、裏側の押しピン痕に接着剤が流れて溜まってプラを侵したのだね。あらかじめ瞬間パテか何かで埋めておくか、接着に瞬間を使えばよかったな。これから作る人は注意されたし。



これがその押しピン痕。製品版では改良されてるかもしれないが。

フレームのラインは、カッティングシートの帯を、細く3本に切ったもの(こうすれば長さが揃う)を貼って寸法出しする。

胴体リベット終了。ファスナは#2たまぐりで。主翼接着部周辺は残しておく。

胴体真上はダブル針を使ってダブルラインを再現。水平尾翼フィレットは#1たまぐり。


 キットのパネルラインで気付いたことがある。まず、主翼上面のバルジ付近、フィレット最前方のラインが忘れられている。アルマに知らせたけど、金型工程上もう無理とのこと。各自追加されたし。

 もう一つは、胴体のコクピット後方の第6フレームから第9フレームの間に、私は「なし」と解釈しているパネルラインがある。作品は訂正していない。(リベット打った後に気づいたので・・)



このラインがない。透明プラバンでテンプレートを作る。左右も揃うし。

このラインは「なし」が正解だと思う。ま、キットの価値が下がるほどのものでなし。気になる人だけ埋めてやろう。



■ 前期型カウル

 なんか勢いで前期型カウルを作っちゃう。朝食後に作業開始し、夕食前には一応の形が出来上がる。コルセア、サンダーボルトと、ロフトによるカウルの設計も慣れてきたので、以前より早いぞ。さらに、細部を修正したり、精度を上げたり、バリエーション展開したりで、また同じくらいの時間。

 お試しプリントしてみたところ、イメージ良好。アルマのキットとの接続部分とか、もう少し細部を詰めたら、お持ち帰りファイルをアップしよう。



前期型カウル。エンジンは零戦の栄をちょちょっと改造。プロペラは以前作ったもの。

後期型カウル。カウルフラップ閉じバリエーションということ。カウルごと交換する。エンジンも込みでね。

環状オイルクーラーの初期型。

ハ115エンジン。シリンダーヘッドをより「らしく」なるように小改良。サポートを吸排気管に見えるよう2本にしたり。


 補足。カウルは、私の図面にドンピシャで合わせる。が、細かいところで図面の辻褄が合ってないのを発見したり(汗)。これはそのうち修正しておこう(後日追記:修正済み)。カウル本体(半身)は、5つの断面プロファイルを6本のガイドレールでロフトする。過給機インテイクあたりの微妙なカーブが上手く再現できるか、心もとなかったけど、意外とあっさり形になってくれる。

 さらに、ファイルをコピーしてスケッチの寸法や形状を変更し、中期型への改変を企てる。これもダメ元でやったら、あっさりと形になる。2つをスライドショーで見ると違いがよく分かるよ(ミスも分かったりして←あとで直そう)。気をよくして、作る気なかったIII型まで製作中だよ。

 ハ115について。零戦のときの栄エンジンは、前作ダブルワスプR-2800のファイルを下敷きにしたもので、正面から見える所だけ再現する、というコンセプト。そのため、シリンダーヘッドの形などはきちんと再現されてない。今回は、エンジン単体でも、そこそこそれらしく見えるように、シリンダーヘッドの形を似せ、吸排気管を追加する。ただし、カウルに収めるために直径が小さいから、単体で見せる場合は少々拡大してプリントするとよいかな。12%拡大すると、実寸サイズになる。


■ エの字 1/6追加

 謹賀新年。本年も「ペガつば」をよろしくお願い申し上げる。さて、では昨年末の作業から。以下画像で。



主翼パーツに、コクピット内のパーツを接着する。とくに追加工作はしていないが十分な出来。シートと計器盤は胴体側へ。

リベット打ちに備え、フィレットのエッジが薄い部分(矢印)に、念のため裏打ちの0.3mmプラバンを貼る。

フレットの裏側に瞬間パテを充填し、主翼と胴体を瞬間で接着する。これで丁の字。

合わせはよいので、段差はほとんどない。微小な隙間に瞬間パテがはみだしてきて、隙間を埋める。この方式、いいかも。

下面の接着部は、段差ゼロとはいかないので、瞬間パテを盛る。

水平尾翼を接着し、フィレットにたまぐり#1を打つ。

ヘッドレストを接着。シートとフレームはこのように納まる。胴体側のフチが薄く、スケール感が高い。

案の定、作業中にフラップのガイドレールが折れる。これから組む人は、最初から取り除いて、金属線に置き換えるが吉だ。

オイルクーラーを接着。断面はこんな風に丸いのだね。このキットを作るまで知らなかったよ(拙作ハセII型はU字断面)。

接着部を整形、フィレット部などの打ち残しのリベットを打ち、サフを吹く。出てきた不具合をチマチマ修正する。


 補足。フィレットの裏打ちは、当然主翼パーツに干渉するので、該当部分を削り取る。しかし、瞬間パテを充填して接着するのであれば、裏打ち自体が不要だったかも。


■ カウル脱着

 後期型の3DPカウルを出力したら、使いたくなる。そこで一計。ネオジム磁石で差し替え式にすれば、キットと3DP、カウルフラップの開と閉、両方を楽しめるぞ。



プリントしたところ。左上より時計回りに、キット(後期)、3DPの後期、初期、前期。

ネオジム磁石3個で、ブレ、ガタつきなく強力にくっつく。3DPのエンジン後方には、磁石の受けを追加設計しておく。

キットのカウル。カウルフラップ開バージョン。機銃口は、ピンバイスなどで穴を広げる。

3DPのカウル。カウルフラップ閉バージョン。機銃口の薄さや、機銃スリーブとカウルとの接続部のスッキリ感は、3DPならでは。


 補足1。ネオジム磁石は、直径3mm、厚さ1mm。これをまず胴体側に3個、瞬間で接着する。そこに新たな磁石3つを吸い付ける。キットのカウルには、所定の位置に穴を開け、磁石を接着する受けを用意しておく(多少の隙間は許容される)。

 そして、カウル側の磁石にだけ瞬間を付け、カウルを正しく胴体側にはめ込み、瞬間の固化を待ってカウルを外す。結果、カウルはピッタリ、ガタつきなしとなる。3DPカウルの方は、設計で磁石の受けを作っておき(これはお持ち帰りファイルには含まれない)、あとは同じ手順。

 補足2。テストショットだけかもしれないが、キットのカウルは、機銃口とカウル外板との間に隙間ができる。そこはパテや瞬間などで埋めるべし。アルマ社オリジナルの3DPの機銃口もあるが、合わせの問題は同じなのと、フチが薄く割れやすいので、プラパーツを加工する方がよいだろう。


■ その他細部

 そのほか、塗装前に済ませておくべき細部工作を進める。



着陸灯のライトは、0.1mmアルミ板を鉄球で凹ませ、ポンチで打ち抜いたもの。

キットのクリアパーツをクリア塗料で接着し、表面を瞬間接着剤で固めて、整形、スジボリする。

コンパウンドで磨いてできあがり。いまいち磨きが足りないが。

照準器本体はキットパーツ。リフレクタは0.2mmプラバン。エッジを薄めた黒で塗っておく。

風防を溶剤系で接着。合わせはとてもよい。ただし、ゲートやパーティングラインの処理は丁寧に。

アンテナ柱は1.0mm真鍮棒の削り出し。

動翼にインレタ(英語だとドライデカールというのかな)のリブを貼る。今回はマーキングの都合で赤。

版のスペースに余裕があったので、下面にも貼る。データは拙図面の描画データそのものだが、当然ながらキットにピッタリ。

マスキングはキット付属のカット済みマスクシールを使う。窓枠とのラインがドンピシャで秀逸。分割して貼ると、なおよし。

キャノピのマスクも同様。風防、キャノピのエッジは薄いが、窓枠の範囲内で斜めに削って、さらに薄くする。


 フィレット部分や下面の接着部付近のリベットが、ペーパーがけのたびに埋まり、3度ほど彫りなおす。上のインレタ画像で白くなってるのはそのため。このあと、全体に塗装の下地としてのサフを吹き、塗装準備完了。

 ここまでが、昨年の作業。長くなったので、今回更新はここまで。お持ち帰りファイルも次回で。


■ 塗装 1/9追加

 前回更新の続き。年が明けて元日から塗装に入る。日本機の無塗装銀は、白っぽくて輝きが少ないのが特徴。これを上手く表現できないか。前作アルマ疾風は、C8銀+クリアの下地にSM201スーパーファインシルバーのドライブラシで、機銃パネルなど部分的にプリビアスシルバーの生をエアブラシ。結果、スーパーファイン部分は生プリビアスより暗く沈む。




前作アルマの疾風。




 ということで、今回はドライブラシをプリビアスシルバーにしてみる。さて、どうなることやら。なお、同色は限定生産なので現在は入手難。C8銀で代用でもいいだろう。



プリビアスシルバーにフラットクリアを混ぜてエアブラシ。これが下地。吹きっぱなしだとイイ感じの白さなんだけどねえ。

プリビアスシルバーをドライブラシ。一部のパネルはマスキングしてドライブラシの密度や方向を変える。

そのクローズアップ。光っているところが、ドライブラシの密度が濃いところ。下地は後のクリアで暗く沈む。

羽布にはプリビアスとC377アルミナイズドシルバーを半々にして吹く。そのあと全体にクリアをかけ、ウェザマス黒でウォッシュ。

並行でプロペラ。キットのブレード(左)をタミヤ零戦21型(右)に交換する。スピナはキットを使用。

赤と黒の部分をマスキング。インレタ部分には、マステを肌に貼って糊を弱める。境界にはクリアを吹いておく。

赤、黒、プロペラを塗装。調色レシピは後述。弾倉パネル、胴体ハッチ、アクセサリカウルにプリビアスの生をエアブラシ。

黄橙色と尾翼のマーキングの下地の白もマスクして塗装。全体にセミグロスクリアを吹いて、塗装の段差をラプロスで均す。


 ラプロスの削りカスが、スジボリやリベットに白く残る。そこで再度ウェザマス黒でウォッシュ(←手順が悪い)。見る角度によって、エルロンとエレベータがグレイにしか見えない。そこで、プリビアスとアルミナイズドを3:1にして再度エアブラシする。ラダーと下面はスルー。最後に、全体にフラットクリア。それが上の最後の画像の状態。

 調書メモ。黒は白20%混のいつものやつ。日の丸は零戦21型で使った赤で、C365紅色、C310ベト迷タン、黄色が2:2:1くらい。下地は塗らず銀の上に直接吹く。黄橙色は、ガイアの同色ビン生。下地はピンク。プロペラはハセ隼IIで使った赤褐色で、C131赤褐色とC335ミディアムシーグレイを半々程度。動翼のプリビアスとC377の混色は、銀に白を少量混ぜたものと、ほとんど同一。たぶんC377自体が銀と白の混色。

 マーキング補足。日の丸は、実機写真から計算して、胴体10mm、主翼18.5mmとする。実寸だとそれぞれ70cm、135cm程度。前作ハセII型では主翼を140cmとしたが、ちょい大きすぎたかなと。ちなみにキットは18.0mm(正解は不明)。翼端から日の丸の直径分だけ離す。

 尾翼の白丸は、この上にインレタを貼るとマークが出来上がる。どこの部隊か、もうお分かりだよね。


■ 銀塗装総括

 前作疾風が重厚な銀となって日本機っぽさに欠けるかなと、今回はさらに白い銀を目指した。結果としては、疾風よりは白いが、それほどでもない。半艶クリアの上にウェザマスのウォッシングで黒が拭き残り、全体のトーンが沈むのも一因。一方で、金属感がやや不足気味かな。

 今回の反省点は、ドライブラシの具合。クリアを上掛けする前からムラムラで、クリアで弱まるかと思ったけどあまり変化なし。また、パネル毎のドライブラシ濃淡の差もちょっとありすぎ。もっと、全体的にしっかりドライブラシした方が、金属感が高まるし、パネルの差も小さくなってよかったかな。 日本機の銀、まだまだ精進が必要だ。


■ 塗装考証

 上画像でお分かりのとおり、明野飛行学校所属機とする。無塗装銀で、白帯なしで(ありだとオモチャっぽくなりがちなので)、実機写真あり、となるとほぼこれしかない。後期型は、世傑No65(参考文献-1)のp49にある。中期型の無塗装機も同p47にある。

 明野の隼は、部隊マークの上に機番(製造番号下二桁)が漢数字で記入されている。ただし前述写真では小さくて読めない。そこはフィクションで。色は黒だと思うが、そこだけで1版つくるのもどうかと、赤にする。ま、絶対黒だ、とまでは言い切れないし。

 細部。アンテナ柱は外面色(銀)。脚カバー内側は銀。キットのインストの塗装指示は間違い。脚収容部は暗く写っていて青竹と思われる(後日、明るく写っている写真も発見)。


■ III型カウル

 III型カウルが出来上がる。排気管は、ちょっと手抜きでスイープで作る。下2本は上のコピぺ。まあ、雰囲気ということで。水メタノール注入管は作ってないので、適当なプラ棒で作成されたし。





 参考まで、前期、後期カウルのレンダー画像も再出力する(前回掲載分も差し替え)。3枚は位置を揃えてあるので、取り込んでスライドショーで見ると、違いが分かって面白いよ。こうやって比較すると、ミスも見つかるが、もう直さない。悪しからず。←小加工で対処できるはずなので。






 カウルフラップ後縁には、サポート受けを段落としで作ってある。段が消えるまで削ると、本来のサイズになる。後縁は厚いまま。薄くすると、出力時に表側に歪みが出やすいからだ。気になる人は出力後に薄く削られたし。

 エンジンとカウルは、サポートを含めて位置を揃えてあるので、カウルのファイルにエンジンをインポートすれば、一体として出力できる。

 つうことで、お持ち帰りファイルはページ末に掲載。


■ インレタ版下

 ついでだ、インレタ版下もお持ち帰りいただこう。動翼のリブと明野のマーク、オマケで、銀色のペラの赤2本警戒線もセットする。零戦などにどうぞ。svg形式なので、そのままアドマに送って色指定すれば、格安版で出来上がるよ。ちなみに私はT116の濃い赤。以前赤でリブテープを作ったときは、色が染み出したが、今回そのようなことはなし。

インレタ版下




■ 小物 1/14追加

 塗装は済んだ。小物をやっつけ一挙に完成だ。

 脚まわりはキットパーツ。最上部の小さい脚カバーのみ0.2mmプラバン。キットの主脚カバーは、I型と間違えている。I型のカバーは真ん中で折れ曲がるが、II型のカバーは折れ曲がらないから、パーツを折り曲げて修正する。下端は翼バルジのカーブに沿って湾曲するのが正解なので、いじらず。厚みを表裏から削る。タイヤと脚柱はそのまま使用。

 主脚カバー内側は銀色が正解。キットのインストの指示は間違いだ。脚柱やホイルなどの銀色部分はプリビアスシルバーのエアブラシ。カバーの外側は、機体表面と基本的に同じ。主脚収容庫は青竹と思われる(※)。自作クリアブルー(クリアイエローを混ぜて青緑にしてある)にタミヤエナメルのクリアブルーを混ぜ(←青方向に寄せるため)、セロテープでマスクしてエアブラシ。

 アンテナ線に最終兵器投入。これ、複葉機の名人N氏に教えて頂いたもの。極細のナイロンテグスで、最初から黒に着色されている。以前買った透明テグスと太さは同じだが、着色済みな分だけ便利。「ティムコ(TIEMCO) モノスレッドエボリューション 0.2号 0.075mm」で検索されたし。

 プロペラの黄色はキットデカール。先端のラインは、実機では5cm幅で先端から5cm。味方識別帯のベタデカールを0.7mm幅に切って貼る。銘板はキットのもの。余白は切る。裏側の警戒線を筆塗りしたが、なしが正解(後日レタッチ)。貼った翌日にフラットクリアを吹く。余白が無いので研ぎ出しは不要だ。

 その他。ピトー管は、0.6mm洋白パイプに0.3mm洋白線を刺す。先端は無塗装でキラリと光る。脚出表示棒は0.3mm真鍮線。フラップレールは0.5mm真鍮線。カウルフラップ開に、チラ見えのアクチュエータが欲しいな。あとで追加してやろう。

※ 後日写真を見返していたら、脚庫が銀に見える機体もある。つうことで、正解不明。



インレタ貼り、上からフラットクリア。T116の濃い赤だが、日の丸と比べるとちょい明るい。残念。機番はフィクション。

キットの脚カバーはI型と間違えている。裏側は青竹でなく銀が正解。このあとブレーキパイプを0.2mm鉛線で追加する。

尾脚はキットパーツをそのまま使用。筆塗りがヘタレや。

脚庫は銀地の上に自作クリアブルーを吹く。足らずは筆でタッチアップ。

アンテナ線に使用のテグス。メタルでないから柔らかく、結べる。おすすめ。

プロペラの黄色はデカール。画像はフラットクリア前の状態。

最後に排気管を塗装して、カウルに接着する。3DPのカウルには3DPの排気管。

キットのカウルにはキットのプラパーツ。カウルフラップの切り欠きを忘れているが、このときは露知らず。



■ 完成

 以上で完成。製作期間27日。半月ほどで完成させるつもりが、余計な追加工作(リベットと機首差し替え)で予定の倍。キット自体は余計な手間がかからないので、突貫工事でなんとか世間の発売前に間に合ったかな。

 いつもは完成写真を先延ばしにしちゃうけど、アルマホビーのサイトで使ってもらおうとの下衆な魂胆で、完成後すぐに撮影。機首差し替えなので、いつもの2倍の写真を撮る。はあー終わった、と写真をよく見たら、キットのカウルフラップに排気管の切り欠きを忘れてる(ここでやっと気付いたのじゃ)。

 切り欠きを工作して、再度撮影。で写真を見たら、ある時点から脚出表示棒が1つ抜け落ちている。もう面倒なので写真を撮り直すのはパス。ともあれ、完成写真をご覧いただこう。2倍撮ったから、写真も多めで。銀の隼も、カッコイイなあ。



Nakajima Ki43-II Army type I fighter Hayabusa II late production model, Akeno hiko-gakko (Akeno flying school), winter of 1943-44.






























 さて、シーハリアーに戻るか。尻に火が付きかけてるし。


1/15追記

 Xにてご指摘を頂く。日本機では、ペラの警戒帯は裏面には記入されない。いやあ、英米機ばかり作ってるので、何にも考えずに塗ってたよ(英米は裏にもあるので)。日本機無知を晒したな。インストのカラー図も、よく見れば裏面には記入なしだ。ということで、作品は赤褐色でレタッチする。写真を撮り直すのは面倒なので、フォトレタッチソフトで帯を消す。


1/15追記その2

 グジェコシ氏より、製品版が出来上がったとのメールを頂く。もう間もなく皆さんのお手元にも届くのではないかな。さて、製作記の画像でお分かりのように、テストショットは、ラダー周囲にバリがある。製品版にも同じ所にバリが残るが、最終仕上げの際、ラダーを厚くしてバリを無くすか、薄いままでバリを残すか、苦渋の決断で後者にしたとのこと。安い(がその分技術力が低い)新しい金型業者にしたためで、つまりは価格を下げるため。完成品のクォリティには関係しない部分なので、ご理解いただければ幸い。


■ II型の細部の変遷

 隼II型は、機首の違いで、初期(前期前型)、前期(前期後型)、中期(後期前型)、後期(後期後型)、最後期(II型改)の5タイプに分類される。どれがどうだかは、拙図面や世傑などを参照していただくが、その他に外から見て分かる部分の変化として、以下の4つがある。
  • 頭当て(っていうんだっけ?つまりヘッドレスト):中期型の途中から大型になる。つまり中期型は小さいのと大きいのと両方がある。特定の機体にするときは要確認だ。側面からの写真でも見分けられる。キットには小も含まれる。なお、64戦隊や248戦隊など、これを取り外した機体も一定数見られる。

  • 右舷胴体ブリスター:キャノピ下方にある水滴型のやつ。中期型までは上下に2つ。一方後期型では上の1つだけになる。中期で1つ、あるいは後期で2つは、手持ち写真を見る限りなさそう。キットは2つモールドされているので、後期型にする場合は下のを切り落とす(インストにも指示あり)。ところで、これ何? 情報求む。

  • 着陸灯:後期型から導入された。中期で「あり」、あるいは後期で「なし」は手元写真で確認できない(後期で「なしかもしれない」と思える写真があるが確証なし)。

  • 落下タンク:統一型(主脚より外側に装着)は後期型の途中から導入された。それまでは専用型で主脚より内側になる。統一型の場合、専用型関連の小四角パネルは「なし」だろう。統一型で製作する場合は、キットのモールドを埋めるべし。


■ 重箱の隅の隅

 たぶん図面を描いた本人にしか分からない重箱の隅をメモっておく。ここから先は、一般モデラーは読まない方が吉。いずれにせよ、キットの価値を下げるものでなし。
  • フィレットは、もう1フレーム分くらい後ろまで痕跡が伸びる。世傑65(文献-1)のp72参照。一部の資料にあるレプリカ機のフレームは間違い。作品は未対応。
  • キットの過給機インテイクがちょい小さい。中央の仕切りを入れる。作品は対応済み。
  • 主脚カバー平面形(というか側面形というか)は、下端前縁が横(駐機中)から見て前方に湾曲するのが正。作品は未対応。なお、キットがI型の脚カバー(途中で折れ曲がり、下半分は横に跳ね上がる。II型は上下にスライド)なのは前述のとおり。これ、現存するII型がそうなっているので勘違いしたのだろうね。
  • 主脚オレオの蛇腹状のゴムカバーが無い。これも現存機にないからかな。作品未対応。
  • プロペラブレードの形状・寸法がもう一息(雰囲気は悪くない)。作品はタミヤ零戦21型の余剰部品に交換して形状微修正。まだあと一歩似てないが。世傑65のp46にいい写真がある。
  • 主翼上面のバルジ付近、フィレット最前方のパネルラインが忘れられている。また胴体第6フレームから第9フレームの間に、パネルラインが1本多い(この2つは前述)。主翼のパネルラインも、拙図とビミョーに違う箇所があるが、このあたりになると、どっちが正解か不明。


■ 隼の寸法に関する考察 1/29追加

 改めて、隼図面のページを読み返し、私の図面に間違っている箇所がある、という気がしている。それは、主翼前縁と防火壁との距離。図面では230mmとしているが、これ216.5mm、あるいは226.5mmが正解だと思う。前者なら、主翼前縁から後部胴体分割部までがキリよく2,800mmとなる。後者なら2,810mmだ。どちらにせよ、その他の図中の寸法は変わらない。疾風も鍾馗もそうだが、中島の戦闘機の設計基準点は防火壁ではなく主翼前縁(バルジ除く)だと思う。

 どっちが正解かは、何ともいえない。キリの良さなら216.5mm説だし、自分の写真読み取りを信頼するなら226.5mm説だ。仮に正解が216.5mmならその差は13.5mmで、1/48だと0.3mm弱。図面を描く際、主翼位置は側面写真から読み取ったのだが、バルジもありで写真から正確に主翼前縁位置を割り出すのは難しいのだよね(←言い訳)。

 で、本来なら主翼を後退させて図面を訂正すべきところだが、二つの説のどちらかに絞れないし、そもそも寸法も5mm単位に丸めているし、アルマから拙図をベースとしたキットが出たこともありで、図面は寸法も含めてこのままにしておく。

 もう一つは、II型の推力線の移動量。図面では10mm下に移動として機銃も同じだけ下げ、これだけでは機銃が胴体より外にはみ出すので、II型の機銃アクセスパネルはI型よりわずかに外に膨らむ、と解釈した。これを、移動20mmにして、防火壁以降の胴体の基本外形はI型とII型と全く同一、とした方がスッキリするかな。こちらも、あまり確信なし。15mmかもしれないし25mmかもしれないし。同様に図面は訂正しない。1/48で0.2mm程度なので。






■ For foreigners who use machine translation

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■ 3Dデータファイル 

 では、お持ち帰りファイルをアップ。画像では、カウルにスピナとエンジンが含まれるが、お持ち帰りファイルではカウルのみ。初期と前期のカウルは、カウルフラップのオイルクーラーの逃げのカットだけが異なる。初期型の補助オイルクーラーは、デフォで非表示。

 初/前期でカウルフラップを開いて作りたい方は、タイムラインを進めてカウルフラップなしとして出力し、カウルフラップはキットを使うべし(場合によりエンジンも)。確信犯で微妙に合わないが、キットパーツを削れば合う程度(のはず)。

 エンジンは、データ量を下げるために履歴をキャプチャしない形式とする。どうしてもキャプチャできる形式が欲しい方はメールで。デフォでは初期型用の環状オイルクーラーは非表示。

 後期型カウルにする場合は、タイムラインを進めると、排気管部分がカットされる。推力式集合排気管もある。中期以前の集合排気管は作っていないので、キットパーツを使用されたし。

 III型カウルを修正。機銃口位置をスピニング後端のパネルラインまで後退させる。レンダー画像は前のまま。(1/17変更)

 ハ115エンジンのプラグコードの一部が欠損しているバグを修正。これ、Fusion360の作業画面ではちゃんと表示されているのに、stlファイルに出力すると欠損してるのだ。スライサで読み込むと分かる。原因は尺度コマンド(不均一)で、当該コマンドを削除し、再度尺度コマンド(均一)で縮尺変更するとバグが解消。尺度コマンドは、負荷が大きいので要注意だな。(1/31追記)


II型 初/前期カウル  ●DL

II型 中/後期カウル  ●DL

III型カウル  ●DL <1/17修正>

ハ115エンジン  ●DL <1/31バグ修正>

プロペラ、スピナ  ●DL




■ 図面

 当ページにも図面のリンクを載せておく。詳しくは隼図面のページを参照されたし。隼II型は、大きく分けて、初期、前期、中期、後期、最後期の5タイプに分類される。どれがどうだかは、各図面を参照されたし。

I型側面図I型上面図I型下面図I型正面図I型断面図

II型初/前期側面図II型中/後期側面図II型上面図II型下面図

II/III型正面図II型初/前期断面図II型中/後期断面図III型側面図




■ 参考文献

 図面のページの転載に若干追加。

1 新版 世界の傑作機 No.65 陸軍1式戦闘機「隼」 文林堂
2 新版 世界の傑作機 No.13 陸軍1式戦闘機「隼」 文林堂
3 旧版 世界の傑作機 第1集 一式戦闘機 隼 1972年7月号 文林堂
4 航空ファンイラストレイテッド79 陸軍航空隊の記録 第1集 文林堂
5 航空ファンイラストレイテッド80 陸軍航空隊の記録 第2集 文林堂
6 「歴史群像」太平洋戦史シリーズ52 一式戦闘機「隼」 学研
7 エアロ・ディテール29 中島一式戦闘機「隼」 大日本絵画
8 軍用機メカ・シリーズ12 隼/鐘馗/九七戦 光人社
9 エアワールド増刊J&P No.1〜3 エアワールド
10 モデルアート別冊 No.329 日本陸軍機の塗装とマーキング 戦闘機編 モデルアート
11 モデルアート別冊 No.395 日本陸軍一式戦闘機 隼の塗装とマーキング モデルアート
12 モデルアート別冊 No.416 陸軍航空英雄列伝 モデルアート


隼図面のページ


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