ウエストランド ライサンダー Mk.III 1/48 エアフィックス その2
2026.2.13初出
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![]() 元々のモールド。眠い。三次曲面なので、翼のようにフィルムをマシンカットしてサフ表現するのは困難。 |
![]() こんな具合にフィルム細切りをガイドにカッターでスジを入れる。脱線厳禁なので、神経を使う。 |
![]() サフェーサーをリターダーで溶き、面相筆でカッタースジの峰に盛る。谷の部分の筆ムラは#600ペーパーで削り落とす。 |
![]() サフを吹いたところ。まずまずの出来かな。よく見りゃガタツキがあるが、塗装すれば分からないだろう。 |
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この方式、ガイドの細切りフィルムをいかに正確に貼るかが完成度の分かれ目。納得いくまで何度も貼りなおす。カッタースジは、最初はガイドに沿ってなぞるだけ。2回目はほんの少しだけ力を入れる。3回目、4回目と徐々に力を加え5回で完了。あれ?これ何かに似てるぞ。そっか、五本締めだ。
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![]() コクピット内部を、前作アルマと同じC340フィールドグリーンで塗装し、胴体左右を接着。続いて、スジボリしていく。 |
![]() キットはP-39Qなので、機銃口やその付近に凸のディテールがある。エアラコブラ I にはないので削り落とす。 |
![]() 機銃の凹みはプラバンで埋め、マシンカットのテンプレートでスジボリ。このあとバイスで穴をあける。 |
![]() 翼下面の四角が並んだスジボリが面倒。着陸灯はキットパーツ。裏にミラーフィニッシュ。 |
![]() キットは上反角が不足。プラバンの桁を入れて正しい角度(マニュアルによれば上面で4°)にする。 |
![]() 翼上面を胴体に接着。合わせは良いので、若干の擦り合わせで済む。スジボリも概ね終了。 |
![]() ひっくり返すとこんな具合。翼と胴体の合わせ目には補強のプラバンを入れておこうかな。矢印は後述。 |
![]() 独特な形状の排気管、当初は無視しようと思ったけど、目立つ部分なので3DPでお手軽に新造する。使えるものはありがたく使う。 |
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補足。キットのプラは極端に脆いので、上反角を直そうと翼下面パーツを曲げたらパリンと折れる。前脚庫のフチ(赤矢印)は、胴体スジボリ中に押さえつけたら割れたもの。この調子だと前脚柱は絶対折れるな。金属パイプに交換しよう。 排気管は砲弾型の半分と三角板を結合し、フィレットで角を丸める。キットの雰囲気に合わせて、あえてもっさりした仕上がりにする。だから後端の穴も開けないのじゃ。 小四角パネルのスジボリを揃える方法の備忘録。まず、パネルの上下にガイドの細切りフィルムを貼る。これでパネルの高さと上下位置が揃う。次に四角のパネルの幅に切ったテープをパネルの位置に貼り、まず四角の縦線をスジボリ。これでパネルの幅が揃う。最後に、パネル幅のテープをはがして横線をスジボリ。コーナーに点を打っておくと位置が決まる。 |
![]() 文章が解りづらいな。図にしよう。まず青を貼って緑を貼る。赤がパネル。縦線をスジボリしてから緑を剥がして横線をスジボリ。 |
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さて、脚回り。ランディングライトが目立つので、手を入れたいところだ。キットのレンズカバーのクリアパーツは、ガラスの境がパーツ分割ラインとなって、工作が面倒。外枠まで一体にしてくれれば流し込み接着剤一発で楽だったのにな。こういう所に、キット設計者の「愛のなさ」を感じてしまう。 車輪は先に接着してスパッツを組む仕様だが、塗装の便などを考えて後はめ式に変更する。 |
![]() 車輪を後はめ方式に変更。取り付けダボを切り取り、落ち込み防止のプラ材を接着する。 |
![]() キットのクリアパーツを光硬化瞬間で接着し、ツライチにサンディングしてスジボリ。楕円となるのでマシンカットする。 |
![]() 内側のライトは3DP。反射板はアルミ板をΦ4mmポンチでくり抜き、光瞬間を垂らす。 |
![]() レンズカバーを磨き、ライトを奥に仕込んで脚スパッツの出来上がり。 |
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実は、ライトを組む際、通常瞬間で接着したパーツをスパッツに組み入れたところ、まだ瞬間が完全に固化してなくて、ガラス内側が曇ってしまう。あほや。慌ててライトを引っぺがし、コンパウンドで磨く。完全に曇りは取れず、型作ってヒートプレスかあ〜(がっくし)、と思ったが、フューチャーを塗ったら透明度ほぼ回復。フューチャー、使える(※)。 着陸灯のベンツのマークみたいなのは、電球を取り付けるフレームで、この中心に後ろ向きに電球が取り付けられる。ステーが湾曲しているのは、熱膨張に対応するためかな。 ボムウイング(脚につく小さい翼)は、キットのままだと下反角がついてしまう。正しくは翼上面がほぼ水平となる。接着部を調整して正しい角度に接着しなおし、隙間は瞬間で埋める。素組みの人も、ここだけは手を加えよう。 ※ 代用品はリンレイオール床ワックスが使えそう。詳しくは下記で。 https://x.com/qoo_taki/status/2040947226978189349 |
![]() キットどおりにボムウイングを接着したところ。下に垂れてカッコ悪い。 |
![]() 正しい角度に修正。できた脚回りを胴体に接着する。 |
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![]() 計器盤ほかに色味を入れ(フィクション入る)、3DPのコンパスを取り付ける。 |
![]() 計器のコード(チラ見え)、照準器基部には丸く切ったプラバン(青)、操縦席のキャノピは開けるので、フチに溝を掘る(赤)。 |
![]() 風防は、枠のモールドがぬるい。セロテープでマスクして枠を少し削る。このマスクは塗装のマスクも兼ねる。 |
![]() 風防を接着。その他の窓は仮組み。操縦席左舷はオープン、右舷はクローズにする。 |
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その他、翼まわりも塗装に備えて仕上げていく。 |
![]() 着陸灯はキットパーツ。瞬間で接着してツライチに削る。クリアレッドで電球を塗装したのに、瞬間で溶けちゃったかな。 |
![]() 前縁スラットにたまぐり。打つとたまぐりの圧で反ってくるので、内側にも打ってやると相殺されて反りが戻る。 |
![]() キットのまま組むと、上反角が不足気味。ステーの下端にプラバンを接着して、翼を持ち上げる。 |
![]() ラダーには真鍮線を刺す。 |
![]() ラダーを接着。サフで表現したリブがイイ感じで満足。金属貼りの安定板には#1たまぐりでリベット。 |
![]() 胴体羽布もこのとおり。よきかな。 |
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残りの窓を接着し、カウルを組んだら塗装だ。翼は接着せずバラバラで塗装する予定。
風防を接着したら、段差が気になる。接着時にも分かっていて、このくらい許容範囲だと思ってスルーしたんだけど、サフ吹いたら、やっぱ目立つのよ。気になって仕方ないので、直す。 |
![]() サフを吹いたところ。段差は外板一枚の厚み、ではないな。 |
![]() エッチングソーで慎重に切り離す。矢印の三角突起が邪魔をして裾幅が開いたもの。支障部分を削る。計器盤も支障。これも削る。 |
![]() 今度は慎重に擦り合わせ、再度溶剤系で接着。固まるまでプラ材でツライチになるように押さえつける。 |
![]() 修正終了。凸モールドのファスナがあるので、作業もやりづらい。 |
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なかなか、塗装にたどり着けない。
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![]() 前席。背もたれはロフトで。ベルトはフォーム。布表現が下手だなあ。 |
![]() 後席は、Mk.Iのマニュアルにある写真を参考にする。ベルトがよく分からん。 |
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![]() シートは前回の余りの3DPを使う。使えるものは使うのだ。 |
![]() 機銃は0.6mm洋白パイプを斜めに削ったもの。プライマーで接着。 |
![]() キットのキャノピパーツを光硬化瞬間で接着する。合わせは良い。 |
![]() それでも合わせ目の段差隙間はあるから、ツライチに削る。 |
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![]() カウルを組み、3DPの排気管を内部に接着する。塗料を仮止めに使い、固化後に後ろから瞬間を流す。 |
![]() 3DPの排気管は、集合して後方につながる部分が未再現。キットパーツから当該部分を切り取る。 |
![]() 切り取ったパーツは、こんな具合に取り付ける。 |
![]() その上から集合部外側のパーツを接着する。画像は仮組み状態。 |
![]() 3DPのエンジンは、排気管とバッフルプレートが干渉するので、当該部分をニッパー等で切り取る(赤矢印)。エンジンは0.4mm真鍮線のロッド(青)を取りつけて塗装。 |
カウルに仮組み。バッフルプレートの色が不明。現存機にみられるタンで塗っておく。材質はアスベストだろうか? どなたかご存じ? |
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![]() こんな具合に設計。キットのカウルにジャストフィットさせるため、お試しプリントを3回ほど。 |
![]() 内側にもディテールを追加する。まあ、組み込むとほとんど見えないが。後縁の厚さはデータ上で0.25mm。 |
![]() キットパーツはこんな具合。エッジもぬるいし。これを1つずつ整形するのも大変だ。 |
![]() こちら3DP。エッジのクリスプ感が良き。ちなみに開く角度は15°としている。 |
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![]() コクピットにパイピング。鉛線を銀色に塗ったマステで留める。色はフィクション。 |
![]() シートベルトをフレームの横棒から垂らすように設計変更。帰結として横棒はベルトと一体化。3DPの操縦桿基部(銀色)を接着。 |
![]() 水平尾翼に0.2mmプラバンのフェンスを取り付ける。 |
![]() 主翼のV字ストラットの上部に穴あけ。 |
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![]() このとおり、風防と側面窓の間にV字形の隙間が。 |
![]() 操縦席後方の窓をセロテープでマスクして、枠モールドを少し削り、エッジをシャープにする。 |
![]() 窓を開けるので、コクピットのフチに溝を彫る。側面窓は、開くときこの隙間に落とし込むようになっているのだ。 |
![]() 主翼結合パーツを接着。ここにも落とし穴。下側の窓パーツとの間に隙間が出来る。前側接着部を切断し、間を削って高さを下げる。 |
![]() 主翼結合パーツを再接着し、側面と上面の窓を溶剤系で接着する。クリアパーツのフチは薄く削っておく。 |
![]() パーツx15は航法灯。ディテール不明なのと、クリアパーツ同士の接着が難しいのでオミットする。基部のモールドも削る。 |
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キットの主翼結合パーツは、鋼管フレームの「やぐら」の上に乗せて接着するようになっている。キットの合わせを信じてそのまま接着したのだが・・・。ここは、クリアパーツとの隙間が出来ぬよう、前側の接着部を削って高さを調整するべし。素組みの人も要注意だ。
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![]() 前縁スラットを接着する。このあと、真鍮線との接着部分をプラの小片で補強する。 |
![]() つうことで、塗装前にやっておくべき工作が全て終了。主尾翼はバラバラのまま、この状態で塗装する。 |
![]() 主尾翼を仮組みしてみる。ようやくライサンダーの形が見えてきた。 |
![]() フラップとエルロンは木工ボンドで接着する。後日追記、これ失敗。あとではがれてきて、瞬間を流す。 |
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次はいよいよ塗装だ。静岡まであと5週間。
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![]() 窓枠をスジボリ。ややこしい箇所は、マシンカットでテンプレートを作る。 |
![]() コンパウンドで磨く。スジボリがあちこちコケてるなあ。ヘタレやなあ。 |
![]() 削り落としていた正面の防弾板は、0.3mmプラバンで再生。 |
![]() セロテープでマスク。コケたスジボリは、機内色(C340)を厚塗り&サンディングで埋める。 |
![]() プロペラも作る。ブレードはキットパーツ。スピナは、整形が面倒で、お手軽に3DPで代替。 |
![]() 最後に、アクセスパネルのファスナやフィレットのリベットを針で打つ。 |
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並行で小物も作っていく。キットの脚カバーは厚さ1mmのただの板。フチを段差状に削るのが面倒で、これも3DPに置き換える。ならば脚も一緒に。前脚は細いので、キットの脆いプラではそのうち折れてしまうだろう。だから3DP置き換えは必須となる。 スピナは前後2分割で、合わせが悪い。瞬間を盛って精度のよい回転体に削り出すのは、かなり高難易度かつ面倒な作業。いやあ、3DPって、ホント楽ちんだなあ。 |
![]() 主脚。一体でプリントする。実機を再現するのではなく、キットパーツを再現し、「自分ならこう整形する」という形にする。 |
![]() 前脚。中心には「く」の字に折り曲げた真鍮線を通す設計。ホイルのディテールの「無さ」も忠実に再現。(w) |
![]() 脚カバーも同様。キットパーツはフチの段差がない。ナイフ、ヤスリで整形するより、3DPの方が早くてキレイ。 |
![]() エアラコブラ I のスピナは先端に穴が開いている。実機写真をトレースして、形状もバッチリ。 |
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補足。前脚は一体だと曲げた真鍮線が入らない(アタリマエ)。脚柱と車輪+フォーク+トルクリンクに2分割する。 組み立てが終了したので、塗装を始める。まず下地づくり。 |
![]() サフを吹き、下地の斑模様をつける。今回新兵器投入。AKインタラクティブのフレキシブル・エアブラシ・ステンシルだ。 |
![]() 薄めた黒や白で斑を吹き付ける。この程度の明度差じゃ弱いかな? |
![]() 動翼羽布はインレタを作るつもりだったが、カッティングシート方式に変更。前回のインレタのデータを使う。 |
![]() 筆でサフを厚塗りしてマスクを剥がし、ペーパーで整形。 |
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リブテープの幅は、インレタでは0.2mmだが、今回は0.25mmにしてみる。これでも何とかカット可能だ。ただし、カット線が斜めだとうまく切れない。垂直にすると、カッティングマシンが一次元制御(シートフィードのモーターのみ作動)となって精度が上がる。ちなみに、リジーのリブテープは0.3mm。 |