ベル P-400 エアラコブラ 1/72 アルマホビー 製作記

2024.4.11初出




最終更新日




■ はじめに

 F4U-5Nの完成が見えてきたところで、新たなキットに着手する。お題はアルマホビーのベルP-400。P-39の英軍向けモデルだ。キットはアルマからの頂き物。疾風での「縁」があるのでね(疾風製作記参照)。ありがとう、グジェゴシ代表。折角の贈呈品だから、作らねば失礼にあたる。というわけで。

 製作コンセプトは、基本素組みで、コルセアとサンダーの箸休めに、ゆるゆるまったり作る。マーキングは、キット指定から選ぶ。とはいえ、完全素組みでは面白くないので、ワンポイント手を加え、ささやかに個性を主張したい。

 今回、図面は作成しない。キットのアウトラインがいいときは、図面を描く必要がない、というスタンスなので(例外あるけど)。3DPは、ベルト付きシートくらいかな。


■ キット評 

 一言でいえば、同社通例の、非常に高水準のキットだ。仮組みして実機写真と見比べると、アウトラインのイメージばっちり、実機そのもの。小物の出来もいい。コクピットは細かく再現される。表面モールドも、極めて私好み。パネルラインは太過ぎず細過ぎず、かつ深くてハッキリだし、余計なリベットがないのもいい(私はエデュアルドのアレが嫌いなのだ)。

 さらに、美点として強調したいのは、主翼の部品分割だ。キットは、単純な上下分割で、それなのに後縁が非常にシャープ。よくあるように、エルロンを上下一体として下面のエルロン境で分割されると、そこがキレイに工作できず、余計な手間がかかって困るのだ。厚くなったエルロンにはヒケも出来るしな。タミヤには、早くその分割方法を止めてもらいたいものだ(あと翼端別パーツもね)。

 あと、P-400では機首の機銃口付近が3Dパーツとなっている。この合わせが驚異的に良い。代表は「同じデータだから」というが、単純に同じデータなら、プリント時の痩せ、太りでこうはピッタリ合わないはず。慎重な調整がされているものと推測する。

 以上、貰ったからという訳ではないが褒めちぎったところで、私の好みでは「できればこうしてほしかった」も書いておこう。同社のいつものスタイルで、凸に盛り上がるキャノピのフレームが、ややごつい。私は、ハセガワのような表面がフラットで凹スジボリが好み。いつもお願いしてるのだが、なかなか実現しない。ひょっとして、ポーランドの金型事情でハセガワ的表現が難しいのかな?

 それと、別パーツとなっているエレベーターとラダーは、接着シロが少なく、強度的に弱い。粗忽な私は、製作中に破損してしまうだろう。ここは無理せず一体パーツでよいと思う。また、エレベーターとラダーのリブ表現が、ちょいオーバー。一方、同じ羽布貼りのエルロンではリブがなく、バランスを欠く。ここは、どちらも疾風のような表現でよいと思う。

 ということで、あれこれ書いたが、結論は「買い」だ。(って、お前はアルマの回し者か→はい、その通り)


■ 製作開始

 ではいよいよ製作。まず、キャノピから始める。というのは、ここが「ワンポイント」だからだ。凸のフレームを削り落とし、新たにフレームをスジボリする。これで私好みの仕上がりになるはずだ。

 完全にモールドを削り落としてからスジボリすると、フレームの位置決めが厄介。モールドのあるうちに、フレームの隅をスジボリすれば、位置は決まる。ただし、それだとフレームの幅が太くなる。そこで、片側のみスジボリしてからフレームを削り落とし、もう片側はそのスジボリをガイドにすれば、問題解決だ。以下画像で。



キットのキャノピ。画像はネットで拾ったもの。フレームの表現に注目。

フレームをガイドにエッチングソーでスジボリ。後半上部は機体中心線に合わせるため左右ともスジボリ。

スジボリを一旦セロテープに写し取って、その形にカッティングシートを切り、それをガイドとしてダブル針でケガく。

コンパウンドで磨いて出来上がり。正面窓下方の防弾板は、邪魔なので削り落とし、あとでプラバンで再生する。


 補足。スジボリを写し取るには、セロテープを貼って、ケガキ針でスジボリをなぞる。それを黒いカッティングシートの上に貼ると、ラインがクッキリ見える。これ今回の新たな発見。これまでは、マステに細ペンで描いていた。これだと正確さ、精密さに欠けるのだよね。

 胴体およびドアとの境のフレームは、上記方式ではなく、ダブル針の片側をパーツのエッジに引っ掛けて彫る。以下個人的メモ。胴体境:0.8mm、ドア境:0.6mm、正面上:0.4mm、正面左右および天頂:0.3mm。


■ ドア問題

 製作開始時点で決めておくべきことが一つある。それはドア。キットは左右の乗降ドアが別パーツとなっている。これを開けるか閉じるかで、組み立ての手順が変わってくるのだ(←少なくとも私は)。当キットの合わせは非常によいが、それでも左右とも閉じて作ると、難易度は非常に高くなる(ハズ)。

 つまり、普通にコクピットを挟んで胴体左右を接着し、キャノピを乗せ、ドアを外からはめると、たぶんドアと胴体とキャノピの3つを段差無くキレイに接着するのが難しくなる。(やってみると杞憂かもしれんが。でも、うっかりドアを中に押し込んだら、どうやって外に戻す?)

 そこで、左舷は閉じ、右舷は開くことにする。これなら、左舷ドアを押し込んでも、中から押し出してやればいい。片方開くことで、モデルに動きが出て、見栄えもいいだろう。人様の作品もこのパターンが多い。考えることは一緒だね。ただ、もし左右とも閉じて作って、かつ段差ゼロの作品があったら、その作者は「凄腕」。一見地味だが、実は超高難易度工作をキメてることを覚えておこう。

 ついでに、左右閉じるなら私はこう作る、という方法を思いついたのでご紹介。ドアの窓部分を切り離し、先にキャノピパーツに接着する。ドアの下半分は先に胴体に接着/段差修正する。あとは普通の飛行機キットのように、胴体にキャノピを乗せ、合わせ目を処理する。このとき、ドアの窓の境ギリギリでカットすると、切断面が窓越しに見えてしまうから、0.5mmほど離してカットする。内側に切断線が見えてしまうが、キャノピ越しならあまり目立たないだろう。

 方法その2:コクピットパーツを胴体左右接着後に下から後はめ出来るように加工しておき、胴体左右、キャノピ、左右ドアを接着。合わせの調整、段差消しの後、コクピットを組み込む。ただし、後はめ可能かどうかは未確認。少なくとも前脚収容部と一体に組んでしまうと無理だろう。床、後方フレーム、後方デッキを別にしておいて、後ろからはめればいけるかも。

 方法その3:片側(両側でもいいけど)のドアの窓をくり抜いて「窓開け」状態にする、って手もあるな。


 製作はもうちょい進んでいるが、初回ここまで。


■ コクピット 4/27追加

 キャノピの目処が立ったところで、通常の飛行機モデルの初手、コクピットを製作する。まず、機体内部色の考察。ものの本には、「エアラコブラのコクピットはベルグリーンで塗られた」とあるけど、肝心のその色調が分からない。いつも頼りにしているIPMSストックホルムのページでは、ミディアムグリーンに近いとか。

 この色は、コクピットだけでなく、脚柱や脚カバー内側にも塗られたそうな。そこで、当時のカラー写真を眺め、「えいやっ」とC340フィールドグリーンFS34097のビン生に決める。→その後発見したカラー写真だと、もっとオリーブドラブに近いかも。ま、いいや。

 続いて工作。キットそのままストレート。とてもよく出来ている。照準器、操縦桿、座席は後で取り付ける。



コクピット出来上がり。内部色はぺぺっと筆塗り。計器盤はキットデカールの貼りっぱなし。

コクピットと前脚収容部とオモリが一体となる。鉄球もキットに含まれる。素晴らしい。



■ 胴体組み立て

 コクピットを組み込んで、胴体左右を接着する。パーツの合わせは非常に良いので、全くノーケアで組み上がる。コツは、接着せずに臓物を組み込み、左右を合わせてから流し込み系セメントを流す。先に瞬間などで片側胴体に接着すると、合わせが良すぎて、かえってぴったりとならない。

 コクピット後部のデッキは、このとき一緒に組み込むことになっているが、取付ガイドを切り落とすと、あとで下からはめ込むことが可能となる。窓掃除のため、あとはめにする。



胴体左右接着。ヒケないように上面のみ瞬間を流して接着。その他は流し込み系で。デッキは後付けする。

一体の水平尾翼と3DPのガンカバーも接着。


 水平安定板とエレベーターは別パーツ。これは0.3mmの真鍮線を左右2箇所ずつ打って、瞬間でしっかり接着する。それを避けるなら、塗装まで別パーツのままにしておいて、最後に接着するしかないかな。ガンカバーの合わせは驚異的に良い。ごく少量の瞬間で接着する。


■ キャノピ接着

 キャノピと左舷ドアを接着する。この接着はノーケアという訳にはいかない。十分にすり合わせて調整する。窓枠を削り落としてキャノピの幅が狭くなったためか、胴体接着部に段差が出来る。そこで、胴体を少し狭めるように、胴体内側をコクピットのバルクヘッドに接着する。キャノピとドアは溶剤系でゆっくり調整しながら接着。ドアは、内側を内部色で塗装しておく。胴体前方には隙間と段差が出来る。これはプラ材と瞬間で埋める。



キャノピとドアを接着し、それらと胴体をツライチに削り合わせる。そこで気付く。ドアの窓枠が少々太い。無視するか・・

やはり気になるので、ドアの窓枠を削り落として、新たにスジボリすることに。

スジボリには、カッティングシートをマシンでカットしたガイドを使う。

スジボリ終了。少々ガタガタしてるのは技術の限界。気にしないことにする。


 アルマのキットは、キャノピが鬼門だな。


■ 実機に関する蘊蓄

 マニュアルを読んでいると、いろいろ分かって面白い。主翼翼型は、付け根NACA0015、翼端NACA23008。付け根は上下対称翼である。キットもよく再現されている。取付角は2°。ねじり下げの記述はなく、たぶんなし。ただし、そうであっても翼型の変化によって、見た目には若干のねじり下げがあるように見えるはずだ。上反角は、30%コードにおいて上面が4°。翼基準面だと6°程度になるはずで、極めて一般的な値。前縁後退角は4°35'9"。

 エルロンのタブは、内側がトリムタブ、外側はサーボタブ(エルロンと反対に曲がり、操舵力を軽減する。バランスタブとも)。このサーボタブを装備した型式は、エレクション&メンテナンスマニュアルに限定列挙されており、その中にP-400は含まれない。なお、一部資料は、左右でタブの数が異なるものがあるが、それはない。両側2つか両側1つのどちらか。

 水平安定板、垂直安定板の断面は、参考文献-4の補修マニュアルに図がある。図中にスケールがあって、それで測ると、水平安定板は内寄りのヒンジの断面で厚さ3.6インチ程度。1/72なら1.3mmで意外と薄い。キットの厚さは正しい。垂直安定板は下側のヒンジの断面で厚さ5インチ程度。1/72なら1.8mm。こちらもキットは正しい厚さ。先端はP-47ほどではないが、尖り気味。同時代の米陸軍機には、他にも尾翼先端が尖っている機体がある(P-40、P-47)。流行ってたのかな?



E&Mマニュアルの記述。エルロンのリブ配置も分かるね。タブはラミネートされたフェノール樹脂製だって。

垂直安定板の図。リブの配置も分かる。実機写真を見ても、先端は尖り気味。



■ 主翼接着 5/5追加

 キャノピと左ドアを接着、整形し、窓の内側を掃除したら、コクピット後方のデッキを取り付け、主翼を接着する。主翼の合わせは大変良い。胴体を狭めたせいかもしれないが、フィレットとの隙間が0.2mm程度できる。そこで、まず翼下面と左翼上面とを先に接着し、それを胴体に接着してから、接合ピンを切り落とした右翼上面を接着する。これで隙間ピッタリ。接着剤はいずれも流し込み系。下面の胴体との隙間には、パテがわりの瞬間。



デッキを接着。先にはめ込み、要所に白フタを流す。サラサラ系は思わぬところに流れるので、ちょっと怖い。

1mmプラバンの補強桁を接着しておく。上反角を保持し上下の潰れを防ぐ。脚庫の筒抜け防止にもなる。

主翼を接着。垂直安定板とラダーも接着。早くも士の字。

話は前後するが、キャノピは磨いてある(写真撮ってなかったのじゃ)。内側には汚れ防止のスポンジ。

キットのファスナの凹穴は、#3たまぐりを打って〇モールドに。スジボリは、ケガキ針とエッチングソーを使い分けて深く彫る。

ラダーは、2カ所(矢印)に0.3mm真鍮線のピンを打って接着。リブのモールドは削り落とす。垂直尾翼前縁を尖らせる。

エレベータもピンを2カ所。薄いので上面にピンが見えないように、少し下に打つ。同様に、リブのモールドは削り落とす。

P-400のエルロンのタブは、左右とも1つだけ。外側のモールドは瞬間で埋める。


 重箱の隅。主翼フィレットの主翼との境、尾翼フィレットの垂直/水平尾翼との境にもリベット(というか取り付けネジ)がある。キットでは抜きの都合で省略されているので、たまぐりで追加する。


■ 実機に関する蘊蓄2

 英軍に供与された機体は、胴体の乗降ドアの後方に青い編隊灯がある。当初から米軍向けに製造された機体にはない。では、米軍使用のP-400にあるかどうか。写真ではよく分からないが、私には「あり」に見える。と、書きつつ、作品は未工作。

 実機写真では、防弾ガラスが無いように見える。しかし、マニュアルにはちゃんと明記されている。イラストやフライトマニュアルのコクピット内部の写真を見る限り、正面ガラスを兼ねた湾曲した防弾ガラスに思えるがどうだろう? また、パイロット後方にもカマボコ形の防弾ガラスが取り付けられる。1/48以上なら、再現するといいかも。



これがその編隊灯。色は青。RAF601Sqn所属(レターUF)のエアラコブラMk.Iである。排気管が他型と違う。

マニュアルの防弾板および防弾ガラスの図。これはP-400のもの。


 面白いことに、主翼、フラップ、水平安定板、エレベータは、型式により面積が異なる。例を挙げれば、フラップは、P-400などは26.2sqftで、NとQでは24.94sqft。エレベータは、P-400で16.14sqftなのが、NとQで16.89sqft。平面形としても変化してるのだろうが、このあたりは確認するのも困難。模型においても、そっとしておくのが吉。

 一方で、全長は全ての型式で30'2"。添付の図は機銃先端からラダー後端までとなっており、型式によって機銃の長さが違うことは無視されている。スパンは34'0"、水平尾翼スパンは13'。これらは変化なし。

 プロペラに関するメモ。P-400やP-39Dは、エアロプロダクツ製10ft4in。Lはカーチスエレクトリック製直径不明。Mはエアロプロダクツ製11ft1in。Nは、エアロプロダクツ製10ft4in。Nの途中からエアロプロダクツ製11ft7in。Q-21、25は4枚ブレード。出典はwiki。


■ 塗装前の作業 5/21追加

 削り飛ばした風防前方の防弾板を取り付ける。一旦サフを吹き、表面のキズやスジボリの不具合などをチェック。そののち、動翼リブのインレタを貼る。



再掲。防弾板工作前の状態。キットのモールドを削り落している。

0.3mmプラバンで防弾板を追加。後付けにより、エッジもシャープになるし、隙間の処理も簡単。

リブテープはインレタ。F4U-5Nの黄色版の余りスペースを活用。

P-400のエルロンのリブは、こんな配置。


 キャノピをセロテープでマスクして、本番塗装の準備完了。


■ 調色

 この頃の英軍向け米国機は、みな米軍規格の近似色(たいがいはデュポン社製)で迷彩塗装された。それがどのような色調だったか、推測するのもまた模型の楽しみ。他機種では、ダークグリーンをオリーブドラブで代用、なんて例もざら。エアラコブラについては、英軍塗装のカラー写真が残っており、P-400も基本的に同じ塗料であったと考えられる。なお、機体内部は、米軍向けと同じだったろう。RAF向けだからといってエアクラフトグリーングレイでは塗られてないはずだ。



上面2色と赤、青は、英軍規格色に近い。一方下面のスカイは、ほとんど白といっていい明るさ。


 上写真が退色したところをイメージして調色する。ダークグリーンは、C17 RLM71ダークグリーンに白3割程度。ダークアースは、C22ダークアースと黄と白が5:2:3程度。スカイは、カラー写真は相当白に近いが、67FSなどのモノクロ写真ではそこまで明るくないような気がして、C311グレーFS36622(ベト迷の下面)とニュートラルグレイが2:1程度とする。インシグニアブルーは、自作シーブルーにC13を加え、前作P-47Dよりやや明るめにする。


■ 塗装

 リブのインレタの上にサフを薄く吹き、本番塗装。マーキングは、キットデカールを使用し、67FS/347FG所属「HELLSBELL」、ロバート・ファーガスン(Lt. Robert M. Ferguson)機にする。実機写真は手元になく、インストのカラー図が頼り。これによると、垂直安定板のフィンフラッシュは、ダークグリーンの上塗りで消されている。



最初に下面色を吹き、軽くシェーディングを施す。基本色に白または黒を加えた2色を使い、基本色でやり過ぎを補正。

マステで境界をマスクし、ダークアース。この段階でシェーディング。下面同様に明暗2色と基本色。

Mrペタリでマスク。迷彩パターンはインストに従う。

ダークグリーンを吹き、同様にシェーディング。右ドアも仮止めして同時に塗装する。

マスクを剥がし、境界を面相筆でぼかす。さらに極薄の暗灰色でシェーディングを追加したり、基本色で戻したり。

国籍マークと垂直尾翼のタッチアップのマスキング。キャノピはマスクを剥がしたのではなく、塗料のみ剥がしたもの。

インシグニアブルーとタッチアップのオリーブドラブを吹き、さらに翼端の白とウォークウェイのタイヤブラックを塗装。

下面はこんな具合。このあと、脚庫をセロテープでマスクしてジンクロを吹く。


 上面2色の境界は、ペタリのマスクを剥がした状態ではクッキリしている。そこで、2色を1:1に混ぜて、面相筆で境界に細い線を描く。塗るというよりは、シンナーで混ぜる感覚。遠目にはボカシに見える。実機も、ボカシはほとんどない。


■ 塗装考証

 なぜ、ここで塗装考証? 塗装の前にするんでないかい? との疑問はごもっとも。いやぁ、塗った後で気になったもので。

 さて、P-400とは、英軍向けに作られたものの低性能で引き取りを拒否された機体を、米軍で使用したもの。英軍向けにダークグリーン/ダークアース/スカイを模した迷彩塗装がなされた。この国籍マークがどうだったかが、どうにも気になって仕方がない。

 というのも、インストでは尾翼フィンフラッシュを塗り潰している。であれば、主翼も同じように塗り潰されたのでは? 例えば、AVGフライングタイガースのH81(P-40Bの輸出版)は、胴体・主翼のラウンデルとフィンフラッシュを迷彩色で塗り潰し、新たに青天白日マークを記入してるのだ。



拙作ホークH-81。ラウンデルはダークアースのみ、フィンフラッシュは加えてダークグリーンの2色で塗りつぶし。


 これは気になるよねぇー。で、検索すると主翼上面が写ったP-400の写真を発見。これだと、主翼の塗りつぶしはないように見える。では尾翼は?



ニューギニアの80FSのP-400。尾翼は塗り潰したようにも、元の迷彩のようにも見え、悩ましい。上面は、退色と汚れが著しい。

HELLSBELLと同じ67FSのP-400。尾翼は暗くてハッキリしない・・ 主翼下面インシグニアの位置、サイズも参考になる。

所属部隊不明のp-400 s/n BW157。米軍マークの英軍迷彩なのに、フィンフラッシュの塗り潰しがない。

「HELLSBELL」の写真も発見。残念ながら、尾翼の写真はない。けっこう退色風味だね。


 改めて写真で確認すると、インシグニアのサイズは、キットデカールで合っているようだ。胴体は30インチで間違いない。主翼は37インチと半端だが、写真の印象には合っている。記入位置もインスト指示でよい。

 以上の画像より、確信までは至らないが、英軍ラウンデルとフィンフラッシュは、記入されてなく真っ新な迷彩の上に米軍インシグニアを記入した、あるいは、ベル社の製造ラインで同じ塗料でキッチリ塗り直されたのではないかな。


■ 再塗装

 てなわけで、折角マスクして塗装したタッチアップを、迷彩色で塗り直す。ま、大した手戻りではない。



ここだけマスクしてダークアースとダークグリーンを吹く。

右舷も終了。このあとのデカールに備え、クリアを吹いておく。


 塗装はここまで。これ以降はデカール。インシグニアは、デカールの白星のみ切り出して貼る。こうすれば、退色したインシグニアブルーの色調を自分好みにできるわけ。




■ For foreigners who use machine translation

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■ 参考文献

 実績と人気を反映してか、数は多くない。とりあえず、モノグラフのみリストアップ。それ以外の「ごった煮」本はP-47やP-38あたりとほぼカブるので、そちらを参照されたし。3から6はオフィシャルマニュアル。

1 新版 世界の傑作機 No.36 ベルP-39エアラコブラ 文林堂
2 旧版 世界の傑作機 No.34 1973年2月 ベルP-39エアラコブラ 文林堂
3 Handbook of Erection and Maintenance P-39 Series Airplanes Bell Aircraft Corporation
4 Instructions for Repair of Airacobra I Airplanes Air MInistry
5 Parts Catalog P-400, P-39D, D-1, D-2 and K-1 Airplanes Army Air Forces
6 Pilot's Flight Operating Instructions P-39N-0 and P-39N-1 Army Air Forces
7 P-39 Airacobra in Action Aircraft No.43 Squadron/Signal Publications
8 D&S 63 P-39 Airacobra Squadron/Signal Publications
9 Aircraft of the Aces 36 P-39 Airacobra Aces of World War 2 Osprey Publishing
10 Duel 87 P-39/P-400 Airacobra vs A6M2/3 Zero-sen New Guinea 1942 Osprey Publishing
11 Bell P-39 Airacobra Crowood
12 Warbird Tech 17 Bell P-39/P-63 Airacobra & Kingcobra Specialty Press
13 Yellow series 6106 Bell P-39 Airacobra Mushroom Model Publications
14 Monografie Lotnicze 58 P-39 Airacobra cz1 Aj-Press
15 Monografie Lotnicze 59 P-63 Kingcobra, XFL-1, P-39 cz2 Aj-Press









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