BAE シーハリアー FA.2 製作記 その4
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母親の実家を家じまい。私自身はそこに住んだことはないが、たまに行く田舎暮らしが気に入っていた。それももうできない。 三男坊が転勤で車通勤必須となる。一方で私自身は介護で実家に通う必要がなくなり、いいタイミングなので、車を譲る。車のある生活ともお別れ。まあ、大抵の買い物、飲食は徒歩/チャリ圏内なので、不便ではないのだが。 愛用の靴が古くなって買い替えようと思ったら、店でもネットでも売ってない。履き心地がいいのと、誰も履いてないのが気に入って、5足くらい履き続けたのだが。仕方なく同じブランドの別モデルを買う。以前の方が履き心地はよい。
さて、塗装で出来ないマーキングは、基本インレタ(=dry decals)。今回は白、黄、ピンクを作る。が、インレタにも依り難いものがあり、そこはクラブ会員のT氏より、キネティックFA.2のカルト製デカールを融通していただく(大感謝)。 じゃあ、全部キネのデカールでもいいじゃないか、といえばそれまでだが、インレタは透明ニス部の段差・シルバリングが皆無だし、文字のサイズ・書体や部隊マークを自分好み(=実機どおり)に出来るというメリットがある(ちなみにキネは書体が細い)。 |
![]() 部隊マークの黒は、マシンカットのマスクシートで塗装。白と黄はインレタ。引っ掛けたのか、気付いたらNの下が欠けている。 |
![]() 予備のインレタ(必ず作っておく)で補修。ちなみに、欠けた部分のみクリアデカールに転写して貼り付ける。 |
![]() この辺の白も全てインレタ。 |
![]() 黄色とピンクはインレタ。上から極薄のMSGを吹いてトーンを落とす。白三角はインレタを失敗してデカール(助かる)。 |
![]() 白と黄色はインレタ。とくに上面はニスが無いのが効果大だ。 |
![]() インテイクの中の歩行禁止マーキングが英軍っぽいよね。これはデカール。塗装は無理。 |
![]() 角度表示はデカール。ここにインレタを貼るのは難しく、やるなら一旦クリアデカールに転写となる。ならば最初からデカールで。 |
![]() つうことで、マーキング終了。翼端部のテープは養生のため。 |
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ピンクのような中間色は、インレタの色を塗装に合わせるのが困難。今回も微妙に彩度が高く、そこは上から迷彩色のMSGを薄く吹く。デカールのピンクはさらに明るく彩度が高いので、残念ながらインテイク内部のみに使う。で、今にして思えば、自作のピンクはちょい暗く彩度が低過ぎたかな。 マーキングが終了したら、フラットクリア(ガイアのフラットクリアにフラットベースを少々加えたもの)を全体に吹く。
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![]() ピトー管ははんだ細工。0.5mm真鍮線に0.2mm真鍮板をはんだ付け。このように並べてはんだを乗せてバーナーで炙る。 |
![]() 4つ作って、いいの2つを採用。 |
![]() ランディングライトを工作。0.1mmアルミ板をポンチで抜き、光硬化瞬間を盛る。 |
![]() アンチコライトはクリアランナーの削り出し。緑フタを塗ってピカピカにしてからクリアレッドを塗る。 |
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![]() デカール替えの再販。最近店頭で見かけた人も多いのでは? マーキングは全面EDSGかライトグレイかの二択。 |
![]() 仮組みしたところ。うーん・・・ |
![]() 機首が細い。高さ幅とも1mm不足。風防&キャノピの側面形、平面形がイマイチ似てない。 |
![]() 背中の盛り上がり部分が狭く、断面が角ばっている。 |
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つうことで、ワタシ的には期待外れ。残念。エアで外形がイマイチだったら、残るものがないでしょ。がっつり手を入れて、外形を追求してもいいのだが、今のFA.2でお腹いっぱいで、そこまで元気が出ない。よって、キットはクラブメンバーに譲っちゃう。今年の展示会のテーマ機だし。 しかし、これがタミヤのF-35と同じ値段というのは釈然としないな。ブツブツ・・
さて、シーハリアのキャノピフレームには「フチ」のシール材はない。金属フレームとプレキシガラスが接している。しかし内側にある破砕コードとその取付枠みたいなのがガラス越しに見えて、あたかもフレームにフチがついているように見える。これを再現しよう。本来なら内側につけるべきだが、クリアパーツの厚みがあって難しい。そこで外側にEDSGを塗ったベタデカールの細切りを貼り付け、フチっぽく見せる。 |
![]() フレームにキネのデカールを貼り、フラットクリア。マスクをはがし、ベタデカール細切りを貼る。手前のが切り出す前のデカール。 |
![]() 後方のバルクヘッドは3DP。考証は甘い。雰囲気ってことで。 |
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![]() 3DP+洋白線のアクチュエータを取り付ける。 |
![]() 自立。それぞれの脚の角度、長さは、写真を見ながら慎重に調整する。 |
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ただし、それぞれの機体ごとに細部に違いがあり、MK.10Lのように末尾の記号で区別されるようだ。あまり細かいことを気にしないのであれば、上記機体にもお使いくだされ。 機体ごとの違いは曲者で、だからweb検索しても「シーハリアーが装備したMk.10」がよく分からない。それでも実機コクピット写真など参照し、ハーネスはQuinta Studioの3Dデカールの説明書も参考にして、結果、まずまずの正確度ではないかと思う。なお、ハリアーGR.1/3、ハリアーIIGR.7/9のシートはまた別物。 |
![]() コクピットに据え付けた状態で見える部分は、それなりに再現したつもり。見えないところは省略。 |
![]() ハーネスは別ボディ。これはこれで使えそうな。←何か企んでるな? |
![]() 塗装、ウォッシング終了。クッションとベルトの色味は現存機写真からこんなもんか。赤はベタデカール。 |
![]() コクピットに入れてみる。頂部のディテールもきちんと再現してるぞ。 |
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塗装メモ。本体はC333 EDSG、クッションはC330ダークグリーンとC13ニュートラルグレイ、ハーネスはC45セールカラーとC22ダークアース。いずれもフラットベースをたっぷり加える。
そこでまず、タンク付きの下面写真からタンクのサイズを割り出す。次に、このタンクのサイズに基づいて、側面写真でパイロンのサイズを決める。翼の取り付け位置は製造図にある。タンクやミサイルは、機軸に対して3°弱の俯角がつく。これは内外のパイロンとも同じ。 |
![]() 3D設計出来上がり。パイロンは左右の別がある。画像は左舷のもの(外側と内側が逆になってるが)。 |
![]() 折角なので、タンクにはリベットを加える。ここだけは実機どおりの数にする。 |
![]() 外側パイロンとサイドワインダーランチャーのクローズアップ。 |
![]() リベットがあるため、左右割にはできない。このように、立てて出力する。中はムク。 |
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図面にも、タンクとパイロンを描き加える予定。こちらはもうしばらくお待ちを。
実機写真を見ていると、パイロンやタンクは必ずしも機体塗装と一致してない。デカールやインレタのピンクは色味に難点がある。ということで、キネティックのハイビジ用のデカールを使う。タンクやランチャーは、暗色のものが見受けられる。変化があって面白いかなと、一部のパーツはダークシーグレイ(を想定したニュートラルグレイ)で塗ってみる。 |
![]() プリント、整形、塗装、デカール、クリア研ぎ出し、フラットクリアまで。取り付けピンの穴は、設計段階であけておく。 |
![]() タンクもプリント。キネのデカールを貼る。1つはニュートラルグレイで塗ってみる。→結果不採用。 |
![]() 取り付け終了。ミサイルランチャーはニュートラルグレイ、他は基本迷彩色だが、色味を微妙に変えてみる。 |
![]() ランチャー、パイロンのアップ。このパイロンだけコーションのデザインを変えてみる。 |
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ミサイルランチャーは、本モデルのものと、ファントムなどに一般的なものと2種類見られる。模型映えでこっちにする。先端の位置は両者で異なり、こっちの方が前に出ている。
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![]() ブレードアンテナ、GPSセンサー(白い丸)は3DP。アンチコライトは、下にミラーフィニッシュを貼り、木工ボンドで接着する。 |
![]() コクピット背面にディテール追加。これらも3DP。若干フィクションが入る。 |
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キャノピ破砕コードは、前にハリアーIIでやった3DP方式を踏襲。キネのデカールにも出来のいいのが入っているから、無理に3DPにする必要もないのだが、まあ一つのネタということで。 |
![]() 破砕コードは3DP。キャノピ木型の面にコードの平面形を投影しパイプを作成する。 |
![]() 白く塗ってフューチャーで内面に接着する。 |
![]() バックミラーも3DP。鏡面にはミラーフィニッシュ。 |
![]() HUDも3DP。0.2mmプラバンをメタルプライマーで接着する。レンズにはフューチャー。 |
![]() 風見鶏と尾翼のセンサーははんだ細工。 |
![]() ワイパーは伸ばしランナーと0.2mmプラバン。長めに切って溶剤系で組み立て、固まったら塗装し余分を切る。接着は木工ボンド。 |
![]() ピトー管やアンテナを接着。 |
![]() エアブレーキ、ブレードアンテナも取り付ける。アクチュエータには0.7mm洋白線。 |
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前脚の小ドアを引っかけて破損。ライトの輝きが今一つで気に入らないこともあり、再プリントして取り換える。前脚カバーは3DP。サイズは図面通りに作る。ところが、出来上がって接着したら、脚との位置関係がおかしい。カバーは地上で閉じることができるが、これでは脚柱に干渉して閉じないぞ。脚庫のサイズを間違えたかな(←キットそのままなんだけど)。今更修正は不可能なので、しれっとそのままスルーする。 |
![]() やり直しの前脚。塗ってライトを付けるだけだから、それほど手間ではない。ホイル別パーツでマスキングも不要だし。 |
![]() 前脚カバー。右が前。折角なのでリベットてんこ盛りにする。細部はやや手抜き。正しくは、ヒンジはそれぞれ形が違う。 |
![]() 塗装してインレタを貼り、機体に接着する。脚との位置関係がおかしいのは上述のとおり。 |
![]() ともあれ、これにて、「一応」完成となる。大体いつもこんな具合にとっ散らかった状態で作業している。 |
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補足。前脚カバーの設計法。基本形は胴体断面形でソリッドモードのロフト。タイヤの膨らみは、まさにタイヤ状のオブジェクトをつくり、合体して境目にフィレット。出来たオブジェクトをコピーして板厚分ずらして差分すると板状のオブジェクトになる。同じことを繰り返して内張りを作り、面のオフセットで一回り小さくする。
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これにて静岡HSとWINGS展示会のノルマは達成。長らく放置中のハリケーンを再開・・・したいところだが、その前に寄り道。旬の「あの」キットを短期決戦で製作する。私がキット開発に関与しているアレだ。といえばアイテムは、お分かりだよね。
で、腕のせいもあるんだろうけど、コンデジ画像はイマイチ不満。スマホで撮った方が、メリハリあって、チョットだけあざとくて、カッコよく撮れるんだよな。迷彩塗装は、それなりにグラデーションをつけているんだけど、コンデジだと平板。だから、スマホ撮影の暫定版も残しておく。 |
![]() シーハリアーFA.2 英海軍第899NAS所属 '717' s/n ZA175 RNASヨーヴィルトン 2003年10月 画角の都合で横長画面で。 |
![]() FA.2って、フンボルトペンギンみたいな機首がかわいいよね。半年前の画像からは、AIM-9が追加されている。 |
![]() シーハリアーは、後ろ姿も魅力的。しかし、苦労した胴体の凸リベットはよく見えない。ちなみにテイルブームの凸リべは3DP。 |
![]() このアングルもハリアーらしくて好き。モノグラムのアウトラインの正確さがハッキリわかるアングルだ。ボーテックス・ジェネレータは0.2mmプラバンを1つずつ植えたもの。 |
![]() フルスクラッチした機首とコクピット。キャノピ破砕コードのリアルさは3DPならでは。補助インテイクは手作り工作なので、アップはツラいな。 |
![]() 下面のパーツは、ほぼ全て3DPに置き換え。脚、アウトリガー、ノズル、遮熱板、ガンポッド、エアブレーキ、パイロン、ミサイル、タンク、フレア、アンテナ。 |
![]() 黒背景で一枚。個人的ベストショット。 |
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FA.2 コクピット ●DL <2/12更新> |