川西 紫電二一型(紫電改)/Kawanishi N1K2-J Shiden-kai

Shiden-kai flown by Captain Naoshi Kanno of the 343rd Naval Air Group, 1945 Matsuyama Japan









松山における第343海軍航空隊戦闘第301飛行隊長菅野直大尉搭乗の紫電改である。勇猛果敢で知られる大尉であったが、武運つたなく、昭和20年8月1日屋久島上空にて機銃が筒内爆発を起こし、戦場を離脱、未帰還となった。

随分昔、1/72専門だった頃の作品である。胴体、主尾翼はアオシマをそのまま使用。カウリングはハセガワだが、インテイクの形状など、かなり手を加えた。小物は両社から適当に選択したが、キャノピはどっちだったっけ?
この頃の作風は、動翼のリブは再現せず、つるんつるん。ディティールは最小限で、本作では脚カバーを0.2mmプラバンで自作した程度。ブレーキパイプやシートベルトもない。ただし、細い部品は金属化してるので、度重なる引越しにも耐えてくれる。

市販の暗緑色は、おもちゃっぽくて嫌い。レシピは忘れたが、青とグレイを多めに調合。マーキングは手描きで機番やペラの帯は自作のインレタ(マックスラボ)。版下は手描きで2倍に描いて50%縮小。ウェザリングは、下地に#8銀を塗り、ガリガリと剥がす。その他、面相筆でリベットを描き込んだり、パステルを使ったりと、テクはこの頃から進歩がない。(2007.8.3初出)


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