ブラックバーン バッカニア S.2C 1/48 エアフィックス その2
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![]() まずはちょいちょいっと設計。NACAダクトは1つ作って尺度やスケッチを変更して量産。4か所のツメがミソ。 |
![]() エンジンインテイクのところにあるダクト。抜きの都合でこんな形になってしまっている。 |
![]() 穴をあける。ピッタリサイズでなくとも大丈夫。 |
![]() 3Dパーツをはめ込み、瞬間で隙間を塞いで整形。4か所のツメがあるから中に落ち込まない。 |
![]() 胴体下面の2つも目立つ。あと胴体上面に、もう一つNACAダクト。 |
![]() 前脚庫横の右舷にあるアウトレット。キットでは存在自体が無視されている。 |
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3DPに置き換えたNACAダクト、スリットは、全部で14個。これだけあると、手づくりでは大変だ。これらは需要があるだろうから、お持ち帰りいただく。ページ末尾からどうぞ。
そこで、柔らかくなった端っこを、木型の奥の端に引っ掛けて「ぐいっ」と手前に伸ばしてから、型に巻き付ける。この二段階アクションが難しいのだよ。まあしかし、何度か失敗するうちにコツもつかめてくる。最後は粘り勝ちだね。風防は、このサイズなので、比べれば楽勝。 |
![]() 沢山絞って、使えるのは1つ2つ。 |
![]() 切り出して、表裏をざっと削って凸凹を均したところ。キットに合わせて木型を設計しているから、サイズはピッタリ。 |
![]() キャノピを開けるとこんな具合だ。ちなみに、本作はオープンをデフォとする予定。 |
![]() Ω断面もちゃんと再現される。このあとキャノピにはハカマを取り付ける。 |
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ともあれ、ここで一旦隼は封印し、今後しばらくこっちに集中することにする。現在モデリンクの残務処理中。これが済んだら再開だ。(←と、とりあえず宣言だけしておく) さて、モデリンク会場や激作展などで、3Dプリント関連の情報を仕入れたり、商品生産中にあれこれ考えたりしたので、記しておく。
具体にどうするか。Chituboxでいえば、リフト前の待機時間とリトラクト後の待機時間、これらを適切な時間(3Dマニアの知人は2〜3秒)に増やす。ただし、トータルの印刷時間に直結するので、そこは全体との兼ね合いで。私は前0.5秒、後1.0秒。これでもピンホールは減ったような気がする。
反りの最大の要因は、二次硬化時におけるラフトの表と裏の紫外線照射量の差と順番だと思う。レジンは光量が多い側に縮む。ラフトの表だけに当てると表側が凹に曲がる。それを打ち消すため裏に光を当てるのは効果的だが、当てすぎると裏が凹になる。順番もあるみたい。先に当てた面に収縮が強く出るかな。ELEGOO Mercuryのような二次硬化機の購入も考えたのだが、これだとラフト表裏の光量差の改善には無力な気がするので、躊躇している。 とりあえずの対策は、ラフトの裏と表に3秒サイクルくらいで交互にブラックライトを当てることくらいかなあ。でも、表側には造形物があるから、照射の時間配分も単純に半々ではないだろうが・・。で、室内に放置し、時々向きを変え、時間をかけてじっくり硬化させる。いい方法ご存じの方、ご教示何卒お願いする。
まあ、私の場合は模型部屋に置いているので、最初にドライヤーで温めれば、あとは機械の作動熱とレジンの硬化熱で大丈夫だけど。
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![]() ジャストサイズの3DPに貼って、サイズや形状を確認。 |
![]() まず正面窓をケガキ針で。それをガイドに側方窓の上辺をダブル針で。下辺と後辺は自作トースカン(零戦32型製作記参照)。 |
![]() コーナーは、別途テンプレートをマシンカットする。右は大まかな形を写し取ったマステ。 |
![]() 風防のスジボリ出来上がり。このあとの磨き、セロテープでのマスキングのため、しっかり深く彫る。 |
![]() スライドフードは、下辺に0.5mmプラバンのハカマを瞬間で接着する。 |
![]() ラプロスとコンパウンドで、ざっと磨いたところ。このあと、さらに磨きをかける。 |
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スライドフード中央にあるフレームは、実はガラスの内側にフレームがあるだけで、ガラス自体は前後一体だ。ちなみに、これはBACホークも同じ。だからフレームのスジボリはしない。フード前端のフレームは、風防を胴体に接着してから、擦り合わせをしたのちスジボリする。 ハカマは接着する前に断面を三角形に削っておく。後方はフード本体に溶け込んでいくので、薄く削る。接着面はマッキーで黒く塗っておく。接着するときは、カッティングシートのガイドを貼り、ハカマをそのエッジに沿わせ、ピンセットでつまみながら少しずつ瞬間で止めていく。こうすれば、位置も決まり、ガラス部分に接着剤がはみ出さない。接着後にペーパーで整形。ガイドはガラス部の保護にもなる。
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![]() 修正⇒プリントのループを何度か経て基本形状の出来上がり。これからディテールを加えていく。 |
![]() キットパーツ。側面からの見た目は悪くない。しかし・・・ |
![]() 型抜きの都合で、正面からの見た目が残念。タイヤも、溝を再現するために断面形状が不正確。これは前脚。 |
![]() こちら後脚。凹部にある合わせ目は、消すのも大変だし。 |
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風防を接着したら、ボーテックス・ジェネレータの「田植え」。それが終われば、いよいよ基本塗装だ(若干のやり残しはあるが)。
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![]() キットのラダーにたまぐり打って、確認のサフを吹いたところ。パテが崩れて出来上がりが美しくない。 |
![]() ラダー新造。1mmプラバンを2枚貼り合わせてクサビ形に削る。作業しやすいように「持ち手」を残しておく。 |
![]() 持ち手を切り離し、真鍮線のピンを打ち、厚さと形状を慎重に削り合わせる。いいんでないかい。 |
![]() 作業性を考え、機体に接着する前にリベットを打つ。気分すっきり。上はキットパーツ。 |
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ドーサルスパインのファスナも忘れてたよ。
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![]() 前脚。脚柱はフォークごと一体。タイヤ、ホイル左右は別パーツ。タイヤには自重変形(主脚も同様)。 |
![]() 右舷主脚。見えているのは内舷側ということになる。こちらも脚柱はフォークごと一体。タイヤ、ホイル内外は別パーツ。 |
![]() そのままでは曲がるので、金属線で補強する。「く」の字に曲げてタイヤに刺し、下から脚柱に挿入して瞬間を流して固定する設計。 |
![]() 主脚は2本の金属線で補強。先にフォークの金属線を刺してから、脚柱の金属線を上から挿入し、瞬間を流す。 |
![]() 配管類は、できるだけ再現する。こちらは前脚。よく分からない部分は推測で。 |
![]() こちらは主脚。このあたりのパイピングは複雑。パイプを止めるボルトの表現は3Dならではだ。 |
![]() 主脚外舷のブレーキパイプは、本来ホイルに固定されるが、脚柱に一体として設計。 |
![]() 現存実機写真を見ると、ホイルの穴は抜けていて向こうが見えるように思える。 |
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補足。主脚のフォークは、わずかに下狭まりだが、そのとおりに設計すると積層痕が出てしまう。そこで設計上は平行にしておき、狭めてホイルに接着するようにしてある。前脚のフォークは、面の斜めの角度が主脚より大きくて積層痕が出にくいのと、出ても削りやすい場所なのでそのまま。タイヤの自重変形のやり方は、シーハリアー製作記その2参照。
そこで今回はソリッドモードのパイプをフォームモードに変換する。やり方は、以下のとおり。
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![]() ソリッドモードでパイプを作る。「フォームを作成(赤矢印のアイコン)」をクリックしてフォームモードに入る。 |
![]() 上述のとおり選択し、この状態でOKをクリックして、フォームモードのボディに変換する。 |
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補足。パイプの太さは、ソリッドにしてから「面のオフセット」で、後からでも簡単に変更可能。フォームモードを閉じた後、再びパイプの形を修正する際は、タイムラインのフォームのアイコン(紫色)を右クリック→「編集」でフォームモードにする。このとき、ソリッドモードで脚柱を表示させておくと、脚柱とパイプの位置関係が分かってよい。 この方式でフォームに変換できるのは「面」である。だからパイプはストローになるし、直方体は6つの独立した面となる。今回はパイプを変換したが、もちろんパイプ以外のオブジェクトも変換できる。
気になるのは主翼だ。当頁読者はご存じのように、P-47の主翼は、上がって下がるねじり下げや、桁フランジの上下非対称など、独特な形状をしている。これを是非再現してほしいのだ。 そこで同社公式FBに投稿してみたんだけど、なんか反応鈍いのだよねー。ということで、読者の皆様にお願い。当FB(あるいは他の投稿サイトでも)にどんどん投稿して、主翼問題に同社の関心を向けていただけると嬉しい。「えーそうなの、知らなかった」みたいなヤラセ投稿歓迎。
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![]() 位置決めのテンプレートをマシンカットして貼り付ける。左側のシートはテンプレートの位置決め用。 |
![]() L字断面のボージェネの底板部分を切り出す。このようなガイド(カッティングシート2枚重ね)で長さを揃える。 |
![]() テンプレートをガイドに、タミヤセメント白フタのちょんづけで貼っていく。ガイドをはがして緑フタを流す。翌日ペーパーで整形。 |
![]() L字の縦棒は三角形。このようなガイドで斜辺の角度を揃える。斜めに1回切ると2枚の三角板ができる算段。 |
![]() 横棒と同じガイドで長さを揃える。プラバンのストリップは、カッターのめくれをペーパーで削っておき、それを斜面側にする。 |
![]() 緑フタちょん付けで仮接着。位置が決まったら、速乾タイプを面相筆で流す。 |
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底板、三角板は、余分に切り出しておく。ガイドで切っても大きさにビミョーな誤差が出る。大きい方から順番に貼っていく。 溶剤系接着剤は大きく分けて、一般(高粘度:タミヤ白フタ)、流し込み(タミヤ緑フタ)、速乾(タミヤ黄緑フタ)の3種類。今回のように接着面が小さい場合、接着力が一番高いのは「速乾」ということを教わる。流し込みは樹脂分が含まれるため、その分接着力が劣るとのこと。ということで、今回の縦棒には速乾(クレオス版)を使う。 ちなみに、白フタは私には粘度が高すぎるので、緑フタと半々にブレンドしている。ハケも緑フタの先細タイプを使用。残量が少なくなって、ハケが届かなくなったら、もうひとビン買ってきて丁度良い高さまで継ぎ足す。これが一番。 ところで、当機のボージェネって、気流平行ではなく、前縁直角に生えてるんだよね。面白いね。
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![]() オーバーカット設定なし。 |
![]() オーバーカット設定あり。 |
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しかし、今回改めて図面に起こしたら、あちこちで作品の不足や間違いを発見。うーん、どうしようか。目立つとこだけ直すかなあ・・ |
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![]() こちらキットパーツ。悪くはないが、抜き方向の都合で上面の計器がただの箱になっている。 |
![]() 計器類を3Dでちょちょっと置き換え。配線はお手軽に鉛線。 |
![]() 白30%セミグロ黒で塗装、ドライブラシして取り付け、風防を溶剤系セメントで接着する。 |
![]() マーチンベイカーMk6エジェクションシートは3D設計中。お試しプリントして乗せてみる。 |
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胴体に合うように木型を作っているから、合うのは当然といえば当然なのだが、それでも実際にピッタリ合うと嬉しい。
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![]() HUDも3DP。これは塗装後に後付けする。実機では、片持ちのフレームで不使用時には折りたたむようになっている。 |
![]() キャノピ後端を外側から薄く削る。 |
![]() 図面を描いてて見落としに気づいたエアアウトレットを3DPで追加。お持ち帰りファイルにも追加しておく。 |
![]() 水平尾翼を接着し、前後のフェアリングも取り付ける。初〜中期の海軍型なので、尻尾は尖っている。 |
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あとは、スジボリをちまちま追加したり、接着剤の枯れたところでボージェネを整形したり。
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![]() 機名がただのカーチスってなんなん? |
![]() 箱絵と指定塗装が違うし。その指示はこれだけ。「ツヤケシの黒」っていいな。機体色の指示は無し。こんなんで出来るん? |
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コクピットは当時最先端の流行である「止まり木」。車輪は焼き止めだ。作るの楽しみ。
写真により細部に違いがあるが、そこはテキトーに処理する。ハーネスの取り回しも、よく分からないところはあるが、多分これで合ってるだろう。お気づきの点があれば是非ご指摘お願いする。 設計にあたっては、シーハリアーのマーチンベイカーMk10のデータをベースに、流用できるもの(ベルトのバックルとかクッションとか)は流用し、3割ほど省力化。 |
![]() つうことで設計完了。前席と後席と全く同じはどうかと、ハーネスの表情を変える。その他の違いは分からないので同じ。 |
![]() 右舷側はこんな具合。ハーネスの垂れ下がり具合が左画像と異なるよ。 |
![]() 模型では意外と目立つ頂部のディテールも抜かりなく。ただし背面はよく分からないので手抜き(どうせ見えない )。矢印は後述。 |
![]() お試しプリント。最終版は、フェイスカーテンハンドルを細くし、細部を追加。 |
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補足。背面のフレーム後端にサポートをつける想定で、そのために帯状の足をつけてある(上画像赤矢印)。不要ならタイムラインを遡って削除されたし。フェイスカーテンハンドルは別プリントを推奨。その他は一体で。一応、ハーネスは別ボディとしてるので、自分でハーネスを取り付けるのも可能。 当シートは、ほかにミラージュIII、シュペールエタンダール、フィアットG91、クフィルなどが搭載している(wikiによる)。ご活用くだされ。
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![]() 風防のエアブロワーも3Dじゃ。幅は4mm。左舷に偏心している。風防と胴体のボディで切り取っているので、合わせはばっちり。 |
![]() キャノピのレール。見えている方が内側。コクピットのフチに内側から貼り付ける算段。下端の台形断面はサポートの足。 |
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![]() 風防と胴体の取り合い部分に瞬間+プラ粉を盛り、整形、スジボリ。ここは目立つ場所なので、丁寧に仕上げる。 |
![]() 翼端灯のフェアリングと下面のライト(アンチコ?)をプラ材で工作。段差はタミヤパテで。 |
![]() スリッパ形タンクはバッカニアの特徴の一つ。ぜひ装着したい。翼と擦り合わせるため、余計な中央部を切り取る。 |
![]() ロータリーツールで穴をあけてくり抜く。ちなみに空軍型とはフェアリングの形状が異なる。 |
![]() ピトー管基部、何かのセンサー(何これ?)ともども翼下に接着。隙間はタミヤパテ。 |
![]() キットは回転式ウェポンベイの後端に何のディテールもなくツルツル。3DPでなんちゃって再現。 |
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ウェポンベイ後端は、実機では壁が抜けており、ディテールはもっと奥行きがあって立体的。今更くり抜くのも大変なので、レリーフ状に再現する。
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![]() 版下データ。お試しなので、今まで作ったもののよせ集め。カーチスの箱絵再現用は新たに作り起こす。300dpiで出力。 |
![]() 実際にハガキ大にプリントされたデカール。ボーデロンの"ANNIE MO"は1/32,1/48,1/72。当たり前だが、白は印刷できない。 |
![]() 印刷された1/32と1/48のANNIE MOのクローズアップ。青と赤は濃いめに印刷される。 |
![]() こちらカーチス用。黄色は薄めになる。ちなみに鳥のマークは箱絵画像を加工したもの。69は以前作成の汎用米軍レターから。 |
![]() 白いプラスチックに転写したところ。明野マークは1/72。左のスコードロンバッジは高さ4mm。 |
![]() ANNIE MOはちょっとビミョーな出来かな。 |
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従来方法と比べてみよう。メリットは、@ インレタでは困難な多色刷りやグラデーションが可能。A アルプスプリンターのような網点にならない。デメリットは、@ インレタに比べればキレがやや劣る。A 白デカールは出来ない。モデルの地色によっては、ベースに白を塗装する必要がある。・・・と書いたところで、インクジェット用白デカール(注2)があることを発見。早速注文。届いたら試してみよう。 ということで、貼る場所と図柄によっては十分使える。クリアの耐性など、もう少し研究してみよう。なお、こういう使い方はデカールメーカーもコンビニも推奨していない。自己責任で。私が試したところでは、問題なく出来る。心配な人は家庭用プリンタを使うのもアリだろう。印刷の綺麗さの違いは知らんけどな。 ※注2 ハイキューパーツ(HiQ PARTS)家庭用インクジェットプリンターデカール用紙 白ベース A4サイズ 実はもうひとつ、タトゥーシール(またはフェイスシール。サッカーの応援なんかで顔に貼るやつね)を使った自作デカールを、別の方に教わっている。ブツは注文済み。届いたら試してみよう。 |