ナースホルン タミヤ 1/48 製作記
2021.12.25初出
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![]() 中期ガイド穴なし履帯。 |
![]() お試しプリントして、確認のためサフを吹く。両端の穴が抜けてるところや、中央の凹みの深さがキットとの差別化ポイント。 |
![]() 予備履帯も設計。画像は穴ありガイドタイプ。もちろん穴なしタイプも設計する。 |
![]() 丸穴タイプの起動輪も少数見られる。以前設計したIII号G型用(38cm履帯)を40cmに変更する。 |
※ 修正箇所は、隣接シューとのクリアランスを小さく、両端の穴を小さく、中央部分のリブを薄く、中央部の穴を深く、など。
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![]() T字形のエッジは、トライツールのノミの刃を立てて、こそげるように削る。コーナーに軽くスジボリしておくと脱線しづらい。 |
![]() 転輪のパーティングラインは、ルーターで回して削る。軸は爪楊枝。 |
![]() プリントした履帯を装着。転輪、上部転輪はシャシーに接着済み。起動輪、誘導輪をはめた履帯を、転輪にかぶせる。 |
![]() フェンダーのスジボリはエッチングソー。バネも3Dパーツを使う。これはIV号E型で出力済み。 |
履帯のプリントは、私の環境では原寸サイズでOK(厳密には0.3mmほど過大)。97戦車は短くなったのに何故だろう?
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![]() 砲手シートのステイが折れたので金属線に置き換え。グリルから反対側が透けて見えるので、プラバンで蓋。 |
![]() 先頭の上部転輪のところで、履帯とフェンダーの間が狭い。切り離して、0.5mm位置を下げて再接着する。 |
![]() パーツの隙間はサフで埋める。 |
![]() シンナーでサフを拭き取って、組み立て終了。 |
履帯とフェンダーとの隙間問題は、3Dプリントパーツに履き替えたせいかも(キットパーツより厚みがあるのかな)。上部転輪接着後だけど、ペンチで強引にねじ切って再接着。基部はそのまま。上画像で転輪と基部との位置関係を比較すると、先頭の転輪が下がってるのがお分かりいただけよう。
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![]() 全体にサフを吹き、戦闘室装甲板には透け防止の銀を吹く。 |
![]() レッドブラウン+黒で下地。シリコンバリアをカップ1/3ほど吹く。 |
![]() フェンダーフラップ上部のロッドが板状になってるのが目立つ(赤)。 |
![]() 切り取って伸ばしランナーに置き換え(赤)。両端はそのまま。3D予備履帯は留め具つき(青)。 |
次に、調色。ダークイエロー(DY)は、C39と白が2:1くらい。さらに仕上げに白を加えて、上面中心に軽く上吹き。レッドブラウンはC41+C39、ダークグリーンC70+C39。いずれもC39が3割くらい。 いきなり本番は、ハードルが高いので、まず紙を装甲板の形に切って練習する。ある程度イメージできたところで、イザ本番。ベースのDYを吹き、0.2mmエアブラシを極限まで絞ってDG、RBを細吹き。吹きこぼしをDYで修正し、再びDG、RB。これを数サイクルやって、まだ全然ダメだなあ。というか、いくらやっても向上しないので、適当なところで止める。 |
![]() ダークイエロー+艶消し白で、基本塗装終了。 |
![]() レッドブラウン、ダークグリーンの網状迷彩を施す。ヘタレや。 |
いやあ、センスないなあ。ボケ足が広いし、近くで見ると吹きこぼしが目立つ。それに、線が単調で、太い細いのメリハリがない。蛇行パターンも整備兵が描きなぐったような勢いが欲しい。頭ではわかっているが、技術とセンスが追い付かない。相変わらず、エアブラシの細吹きが下手。 気を取り直して、細部塗装。転輪のゴムはマスクしてエアブラシ。自作3Dパーツだと、塗装境の段差をハッキリ造形していて筆塗りも楽だけど、キットは曖昧なので、この方が結局早い。エアブラシの届かないところは筆塗り。使用色は自作タイヤブラック(明度はブラックグレイ相当)。次に履帯をダークアース+レッドブラウン1:1で筆塗り。 |
![]() サークルカッターでマステを切って貼っていく。隙間は紙で。 |
![]() エアブラシで自作タイヤブラックを吹いたところ。吹き残しは筆で塗る。 |
![]() 細部塗装終了。ワイヤロープは自作焼鉄色+DY。 |
![]() 車体後方のロッドは、先日買ったC526茶色(日本戦車色)で。 |
そろそろ九七中戦車も塗装するか。
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![]() 黒のトーンを下げるため、マスクしてタイヤブラックを筆塗り。周囲のニスを切り落として貼る。 |
ウェザリングは、いつものとおり。以下、備忘メモ。ウェザマスの木甲板を洗剤水で濃いめに溶いて足回りに塗りたくる。乾燥後に濡らした綿棒や筆などで拭き取り、定着にフラットクリアを吹く。これでトーンが落ちるので、埃感の追加にサンド系を全体に薄くエアブラシ。次にシリコンバリア落とし。塗料撹拌棒の先などでカリカリ。水溶きウェザマスのサビ、アカサビなどでウォッシュ。ハゲチョロから錆汁が流れたという想定で、サビ感多め。履帯、砲口、ワイヤロープに鉛筆粉。今回、エッジの暗色シェーディングはなし。砲口にダークグレイを吹く程度。最後に軽くサンド系水溶きウェザマスのウォッシュで仕上げ。
自作3Dの履帯は、エッジや両端の穴の抜けがシャープで効果大。ご活用くだされ。戦闘室は、見てのとおり実車の薄い装甲が表現され、なおかつフチだけ薄いのがハゲチョロで目立たない。これもお奨めのディテールアップ工作だ。さあて、フンメルも楽しみ。早く出ないかな。 |
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