リパブリック P−43A ランサー/Republic P-43A Lancer

製作記へ
The 55th Pursuit Group, 1941 California

 サンダーボルトの前身、P−43ランサー。こうして見てもよく似ている。排気タービンだって既に装備している。機首の機銃さえ無ければ、気の早い人はサンダーボルトと勘違いしそうだ。
 機体サイズは、同じくP&W R−1830エンジン搭載のF4Fワイルドキャットと同等クラス。そういえばこちらもヘルキャットの相似形。ただしF4Fが実戦に多数投入されたのに対し、P−43は最前線では使われなかった。

 モデルは1941年カリフォルニアにおける第55PG(Pursuit Group)のP−43Aで、西海岸の防空任務にあたった。当航空隊は1942年にはP−38ライトニングに機種 改変しヨーロッパへ向かった。
 そのほかP−43は、レンドリース法により中国空軍 に送られ、ターボチャージャーを活かした高高度爆撃機護衛任務に充てられ、また写真偵察型数機がオーストラリア空軍に送られ、ニューギニア方面で使用され た。

 モデルはスクラッチビルド。胴体はバルサの原形をレジンに置き換えたもの。レジンの表面処理に手間を食うが、割と手軽に形になる。キャノピーはエンビ。翼はハセガワP−47を加工。小物をあちこちから調達、加工する。きちんとした図面さえ起こせば、あとはなんとかなる。


製作記へ

HOME