リパブリック P−47N サンダーボルト
Republic P-47N-1-RE Thunderbolt

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P-47N-1-RE(s/n 44-88211) flown by 2nd Lt. Oscar F. Perdomo of the 464th FS, 507th FG, Ie shima , July 1945.












モデルは、1945年7月、伊江島における507FG、464FS所属オスカー・パードモ少尉搭乗のP-47N-1-RE (s/n 44-88211)"Li'l Meaties' MEAT CHOPPER"である。

終戦2日前の45年8月13日、507FGは53機のP−47Nによるソウル方面への戦闘掃討作戦を実施した。中尉に昇進した彼は、現地改修で翼下にロケットランチャーを装着しN-2-REと改称された本機で参加。このとき京城基地の第22、85飛行戦隊と交戦となり、中尉は4機の疾風と1機の93中練を撃墜し、WWU最後のエースとなった。

第二次大戦における最後の大規模空戦となったこの日、米軍側は20機の撃墜を記録しているが、日本側記録では22戦隊6機、85戦隊5機、計11機の損失となっている。一方、米軍側損失は1機で、パイロットは日本軍の捕虜となった。

507FGは1944年10月開隊。45年7月1日から伊江島を基地に作戦行動を開始。7月2日九州へのエスコートミッション、同月10日奄美大島の高射砲陣地攻撃、8月13日ソウルへの戦闘掃討などを行った。パードモ中尉はその後も空軍に在籍、1958年に最終階級少佐で退官した。



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