リパブリック P-47D レイザーバック 製作記 その4
2023.7.13初出
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そして待望のインレタが届く。期待して封を開けるが・・・「がーん、色味が思っていたのと違う」。ともかくクリアデカールに転写してからモデルに貼るが、下地が銀のせいもあるのか、かなり彩度が高く安っぽい仕上がり。見本だといい感じの濁り具合なんだけどなあ。 |
ブルーを塗り直して、カウルにインレタを貼る。スピナは従前のブルー。 |
カウルのアップ。写真だとまだ落ち着いて見えるが、実物はもっと浮いている。うーん、かなり残念。 |
これ以上、実機に近い色は、インレタの指定色にはない。よって、再々発注はない。とりあえず、残っている作業を進め、完成を目指す。最終的にどうするかは、思案中。案1:このまま完成。案2:予備インレタに面相筆で調色したブルーを塗り重ねる。案3:ブルーを使っていないノーズアート(BIG SQUAWかSmokepoleかあるいは他のか)に変更する。 案3の場合は、レター、シリアル、パイナップルのインレタは貼り換え、機首は再プリントして新規作り起こしとなる。各案どれも一長一短。頭を冷やしてしばらく考えよう。なお、カッティングマシンで青のマスクシートを切る案は、図柄が細かすぎて無理筋なので却下。
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レンダー画像だけ残しておく。本文はM型製作記へ。 |
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下図左は、飛行機が左へ、ブレードが下から上に進んだときに当たる風を表したもの。飛行機の速度がv、ブレード先端の回転方向の速度がwとすると、実際にブレードに当たる風は、この2つが合成された緑のベクトルになり、tanθ1=v/w、すなわち θ1=arctan(v/w)である。回転方向の速度は中心からの距離に比例するから、50%スパンなら速度は1/2になる。 |
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各スパンにおける角度は、θ=arctan{ (v/w)/S } となり(Sはスパンの%)。各断面におけるブレードの取付角が、この角度に合致していれば、適切な迎え角を加えてプロペラは最適に揚力を発揮するので、実際のプロペラのピッチはこの計算式に合うように作られているはずだ。だから、各スパンでのθをエクセルで計算してやれば、正しいピッチのプロペラができるわけだ。 しかし、ここで問題がある。速度vと回転速度wの比が分からないと上記計算ができない。そこで、先端の角度を適当に設定してみる。仮に40°とすれば、v/w=tan40°=0.84となり、それを上記計算式に入れる。すると、3/4スパンで48°、1/2スパンで59°、1/4スパンで73°となる。先端と根元(1/4スパン)では33°のねじれがつく。 ここまで出来れば、あとはfusionの出番。ブレードの角度を表す「ねじれ面」を作る。といっても簡単で、スパン方向に20%刻みで平面を設定し、それぞれに計算値の角度で直線を描き、サーフェスモードのロフトでつなぐ。それが下図だ。 |
一番上が100%スパン(つまり先端)、一番下が20%スパンである。黒の線分の長さは同じ。 |
この「ねじれ」は、一様でなく、先端ではねじれの変化率が小さく、根元に近づくにつれて変化率が大きくなる。また、ねじれの大きさ(先端と根元の角度差)は、先端の角度θ1によって変化し、θ1=25°あたりで最大、それより大きいか小さいと小さくなっていく。 そして、このねじれ面に合うようにフォームモードでブレードを作れば、計算式にあったピッチのブレードが出来上がることになる(下図)。ちなみにこれは、ハミルトンスタンダードのパドルブレード。F4U-5やP-47D-25などが装着したもの。 |
ブレードは、各断面の前後縁がねじれ平面に一致するように造形する。それぞれの断面は翼断面形である。 |
4枚複製してスピナにとりつける。ブレード全体を回転させているので先端の角度は40°ではない。 |
もう一つ仮定がある。ブレードの基準になる「ねじれ面」は、機軸に垂直かつブレード付け根の中心を通る軸を中心にねじれさせる。理屈上こうする必然性はなく、実機がどうだかは知らない。また、この軸が各翼断面の何%コードに位置するかも、テキトー。概ね50%程度。ただ、こうやって設計したブレードは、とくに違和感はない。 この40°の妥当性について考えてみる。プロペラは、おそらく最大速度に近いあたりで効率最大になるように設計されているだろう(ていうか、そういう前提で推論している)。仮にそれが v=600km/hとすると、θ=40°では w=715km/hとなる。このとき、プロペラ先端の速度:√(v^2+w^2)は933km/hだ。 M型の最大速度は761km/hで、wが同じならペラ先端の速度は969km/hでθは47°。高度10000mの音速は1084km/hなので(ネット調べ)、ギリギリ音速は超えていない。でも、これだけピッチがついていると、先端でも発生した揚力の7割しか推進力にならない。ブレード中央だと4割だ。 で、先端の角度が大きくなればさらに推進力の割合が下がる。一方、角度が小さくなると、相対的にwが大きくなって、先端がさらに音速に近づく。 |
再掲。緑がvとwの合成速度で、プロペラの対気速度ということになる。 |
なお、w=715km/hは、13ftのプロペラでは毎分960回転となる。これは上記仮定で計算した値である。実際の機体のプロペラの回転数は知らない。(どなたかご存じ?) ちなみに、P-47の着陸速度は、マニュアルによると98mph。大谷翔平のストレートとほぼ同じだ。このときのθを計算すると、回転速度wが同じなら13°となる。ただ、回転数も抑えているだろうし(w→小、θ→大)、さらに迎え角を数度足してやれば、地上で見る機体のペラのピッチに概ね合致するかな。 離陸時は13°+迎え角でフルパワーなのだろう。離陸時と最大速度時のピッチの差は、計算では47-13=35°となる。飛行中のプロペラはこれだけピッチが変わるのだ。 ※ 本件続編あり。P-47M製作記参照。
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初期レイザーバックに一般的な直径12'2"カーチスエレクトリック「トゥースピック」ブレード。ブレード名称は714-1C2。 |
714-1C2よりやや幅広なトゥースピック。一部のレイザーバックが装着。名称はC2721200。チップの黄色のフチに細線が入る。 |
後縁が広がったタイプ。AO Smith製でブレード名称はSPA-3。直径は12'2"。これもチップに細線。 |
後期のレイザーバックからDバブルトップが装着した直径13'カーチスエレクトリック・パドルブレード。名称は836-2C2。 |
MおよびNが装着した13'パドルブレード。カフスの丈が短くなり裾が広がる。名称は836-14C2。 |
D-22/25/27が装着した、13'1-7/8"ハミルトンスタンダード・パドルブレード。名称は6501。 |
使用上の注意と備忘メモ。爪楊枝2種は1つのファイルに入っている。設計上の違いは広い方は細い方をコード方向に7%拡大しただけ。ただし、7%という数字には根拠はない。この程度だと、画像を見比べても違いがほとんど分からないよね。でも実機写真もそうだから、そのあたりなのだろう。 AOスミスはこの爪楊枝(広)の後縁を引っ張ってびよーんと伸ばしたもの。パドルブレード2種も、1つのファイルに入っている。基本のブレードは共通。ハミルトンは別個に1ファイル。ハブはF4U-5Nで設計したもの。 プリントは、ブレードとハブを別として、ブレードは根元を下にする。そのようにサポートを付ける。ハブは後ろを下。これもサポートつきだが、タイムラインを遡ってペラを回転する前の状態でstl出力するべし。ハブとペラは0.5mm金属線を介し、ハブ後方の穴から瞬間を流して接着する。 ペラ先端や前後端は確信犯で少々ぽってり厚めに設計している。これ以上薄いとレジンの性質状、欠けやすくなる。また、形状も、とくに先端などビミョーに思い通りになってない。これはフォームモデリングの頂点の数を抑えているから。多くなると形状調整が面倒なのよ。で、形がイマイチなところは、サンドペーパーで対処する算段なのだ。
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一般的なトゥースピック。これも写真によって、違った形に見えたりするんだよなあ。 |
幅広のトゥースピック。通常型と比べて幅広なのかも写真では分からない。(だから3DPもほとんど差を付けないのだ) |
AOスミス。前縁のカーブはトゥースピックに似ていると思う。後縁もトゥースピックに薄板を継ぎ足したかのよう。 |
D型のパドルブレード。カフスの外端(ペラ本体との境)は斜めになっている。 |
M/Nのパドルブレード。カフスの丈と裾を比較されたし。外端は同じく斜め。 |
ハミルトン。ところで、コルセア4以降と同じだと思うが、直径が1/8"違うのは何故?? ま、実寸で3mmだけどな。 |
アップ後、改めて画像を見ると、ノーマル爪楊枝と幅広爪楊枝とでは、前者の先端が尖っているのに対し、後者はスクエア。ちなみに、製作中のメリールー(あるいはBIG SQUAW)は2番目の幅広トゥースピック。
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機銃スリーブは、さかつうの0.8mmステンレスパイプ。バズーカは3DP。自作焼鉄色+グレイで塗装。エッジがシャープだ。 |
増槽は、タミP-51から。あとで汚してやろう。ちなみに機軸より前下がりに装着される。これ要注意だぞ。 |
3DPのプロペラを出力して組み立て。キットペラ(左)と比べると、ブレードが幅広になっているのが分かるかな? |
こちらはM型。ダイブフラップは、マシンカットのカッティングシートをそのまま貼っちゃう。表面をサンディング。 |
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バズーカ。サイズはキットを「参考」にする。機体への取り付けは0.5mm金属線で。その穴はあけてある。 |
出力はこんな具合。接着面を平らに削り、伸ばしランナーのピンを介して溶剤系で接着すると、接着剤のはみ出しで汚れない。 |
カバーのない尾脚と尾輪。フォークは3DPではもたないので、金属を使う算段。 |
使う予定はないが、おまけで150ガロン増槽も。サイズ形状はタミP-38を「参考」にする。ピン穴がラックの中央になる。 |
補足説明。バズーカは、後端に発射装置の小部品がつくが、詳細不明なので省略。よく見えない場所だし。中央斜めの部材は、機体取付時に下端のネジを外して上に持ち上げ、振れ止めとして機能するようであるが、機体側取付がどうなっているかなどの詳細が不明。 尾脚については、上の2本の部材は補強で、実際には存在しない。補強は、機体に取り付けると、ほとんど見えない。上端に0.3mmプラバンを貼って、溶剤系でバブルトップの胴体天井(平らになっている)にペタッと接着する算段。レイザーバックの固定は各自考えられたし。金属で自作したフォークは、タイヤ側面にペタッと接着できるよう、受けを作ってある。受けのないタイヤもファイルに入っている。出力には、タイムラインを最後まで進めるべし。 予定としては、N型車輪、N型フィン、N型コクピットも設計するつもり。N型ファンの方、乞うご期待。
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ピトー管できあがり。0.5mm真鍮線と真鍮帯金の半田細工。SM206クロームシルバー筆塗り。 |
このように帯金を角棒ヤスリで削ってはんだ付け。その後にカットする。 |
バックミラーはキットパーツ。プロペラと尾脚は、3Dパーツは設計・出力済みだが、とりあえずキットパーツで完成させる。ドロップタンクは、振れ止めを少々削って、位置と角度を調整。
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インレタの色さえ合っていれば、これで終了なんだけどなあ。残念。写真で見ても違いが気になるし、実物はもっと違って見える。インレタの準備もほぼ出来たから、発注して「衣装替え」を始めよう。しかし、青のインレタは鬼門だな。P-47Mのシリアルもしかり、サンテクスのF-5のミッションマークもしかり。
いつも言うけど、このスタイルは翼に隠れた胴体の情報が失われるから、側面図としては翼「なし」があるべき姿だと思う。出版関係者にはそろそろ気付いてほしいな。今回それは別図で示しているので翼ありなのだ。同じデータを使ってレイザーバックの翼あり側面図も描く。 |
パイロンから外側で強くねじられることが、翼側面図を見ても分かる。巷の図面は、このあたりまるで不正確だぞ。機銃は水平に並んでいると俗にいわれるが、厳密には水平ではない。折角の翼パネルラインがパイロンで隠れるので、右舷はパイロンなしで。 主翼側面図は、3D設計の側面画像をトレース。ロフトの都合で実機にないパネルラインがあるが、かえって翼断面が分かってよいのでは。後縁は出力の都合で0.3mmの厚みがある。図面でその部分は補正。 |
下敷きとなった3Dレンダー画像。側面の正投影でパースなし。 |
塗装考証。同機は、Miss Mary Louと比べ、かなり退色が進んでいる。73FSからの移管機か、背中の白帯と機番を消した跡がはっきり見える。上面写真より、翼端のANA501トゥルーブルーは「なし」。もしかするとMiss−もなしかも。パイナップルは同じ4つだが、ビミョーに位置と間隔が異なり、要改修となる。手持ち写真にバズーカ「あり」はないが、同じ隊ゆえ「あり」状態もあったことだろう。 |
横から。BIG SQUAWやレターEの位置・サイズ。パイナップルの位置が分かる。 |
これなど、相当退色が著しい。最初から当機の予定なら、この雰囲気を狙ったのだが。 |
貴重な上面写真。当機のブルーは、ODと明度差がある。その分退色が進んでいるからだろう。フラップは別機と交換か? |
再掲。幅広のトゥースピックブレードを装着(黄色の細線で分かる)。BIG SQUAWの細部はこの写真で。 |
インレタ版下のデータを使って、カラープロファイルを描く。手間のかかるグラデーションは省略。折角だからMiss Mary Louも描いて並べてみよう。銀が銀に見えないので、カウルのみ、薄く黒のグラデーションをかけてみる。他が平板なのにここだけ変かな? |
"Big Squaw" flown by Captain John Vogt of the 19th FS, 318th FG of the 7th AF based at Aslito (Isley) Field Saipan in 1944 |
"Miss Mary Lou" flown by Maj. Harry E. McAfee CO of the 19th FS, 318th FG of the 7th AF, Saipan in 1944 |
フォークト大尉は、のちに19FSの司令となり、1945年5月28日にはP-47Nで日本機5機を撃墜し、ace in a dayとなった。Vogt姓は、読みから分かるようにドイツ系。squawとは、女性、妻の意味だそう。想像だけど、サンダーボルトの大きな機体を「ビッグかあちゃん」と名付けたのではないかな。恋人か奥さんなら、名前を描くよね。
ウェザリングまで済んでいる機体塗装は、結構気に入っていて、そのまま残したいところだが、退色が本機の特徴なので、その表現を加えることにする。ただし、実機写真の完全再現までは狙わず、それっぽい雰囲気を出すに留める。OD以外の部分はマスキングする。キャノピもあって、結構面倒くさい。スライドキャノピが胴体と干渉して、若干浮いているので、この際、胴体を削って問題解消。 その退色表現にあたっては、元の塗装はなるべく残す方向。基本OD(C361+白20%)に更に白を加え、ブラシのノズルを絞って、退色部分に細く吹く。主翼は、「ののののの」と下地をムラに残して吹く。写真の印象ほど明度を上げない。次に、黒を加えた基本ODで、タッチアップ部分、フラップを上塗りし、パネルラインのシェーディングを施す。この暗色で、逆に他を退色に見せるという作戦。 |
塗装前の状態。キャノピ後方の胴体を少し削る。また、全体を#6000ラプロスで軽く磨いておく。 |
退色塗装終了。翼端もODになる。フラップのみマスキングして暗色。あとはフリーハンド。インレタも貼る。 |
塗装が終わったら、インレタを貼り、インレタ保護にセミグロスクリアを上吹き。さらに全体にフラットクリア+フラットベースを薄く上掛けして、全体を艶消しにする。その際、無塗装銀部分はマスクしておき、質感の違いを表現。翼付け根などのチッピングも、OD上吹きで消えるので、再度面相筆で描き加える。 作業中、誤って重たい照明スタンドをモデルの上に落としてしまう。これが垂直尾翼を直撃。先端が0.5mmほど凹んでしまう。瞬間を盛って削って再塗装して修復したいが、銀塗装部分なので、ちょっと二の足を踏む。あと尾脚が破損。これは3DPに交換するので、問題なし。
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キャノピ正面のバーを伸ばしランナーで。風防小窓の窓枠は、デカールをODに塗って切ったもの。パイナップルのヘタを面相筆で。 |
プロペラは、幅広タイプのトゥースピックを3DPで新造。コーションはAMDのマスタング用を流用。チップの黄色はインレタ。 |
3DPの尾脚基部はこんな具合になる。伸ばしランナーでロッドを追加。汚しがキタナイなあ。 |
着陸灯にはミラーフィニッシュを貼る。アンテナは0.2mm真鍮線。 |
脚柱とカバーをつなぐロッドが折れたので、新たにロッドのみ出力して取り付ける。うーん、色が合ってないな。 |
パイロンの振れ止めロッドを伸ばしランナーで追加。先端の円盤はさすがに無理。 |
アンテナ線は0.074mmのテグス。マッキーで着色。瞬間をつけた延ばしランナーで穴に押し込んで接着する。 |
山豊テグス ファイター渓匠0.2号。ネットで購入。 |
極細のナイロンテグス(いわゆる普通のテグス)は、細さと扱いやすさで、私の中ではこれがベスト。カーボン入りのやつは、細いけど硬くて、結ぶのに難儀する。手持ちが残りわずかとなって、以前大型釣具店で探したときは見つからず、もう生産中止かと思ってた。でも、ネット検索したらちゃんとあるのだね。早速購入。50mあれば一生使えるぞ。 このタイプのテグスのいい所は、ドライヤーなどで加熱すると縮むこと。弛んでも加熱でピンと張る。ただしその際に、モデル本体が熱で変形しないように注意されたし。
座席には肘掛けを追加する。実物の写真はなく、パーツカタログのイラストを参考にする。イラストは支持棒がもっと細いが、それだと折れたり曲がったりしやすいので、少々太くする。これは従前のファイルを差し替え。M型以前には肘掛を非表示にするべし。 フィンは、M型のものをベースに改修。先端とか粗削りだけど、そこは出力後に整形されたし。垂直尾翼に重なる部分を別ボディとしたので、お好みでどうぞ。「なし」にして段差をパテで埋める方が簡単かな。 主車輪ホイルは、フチのリブの有無のバリエーションがある。両方設計しようと思ったが、よく見るとリブだけでなくスポークも全然違う。WW2当時の写真で確認すると、すべてリブなし。ということで、設計はリブなしで。N型になってタイヤが太くなったと言われているが、私の想像はD型で太いタイヤが出現しており、その太いのがそのままN型に使われているのではないかと。ちなみに私のタイヤはその太い方。もっとも、これは尺度コマンドでどうとでも調整可能。 |
N型コクピット出来上がり。画像では見づらいが、ラダーペダルは田の字タイプを新造。 |
座席には肘掛けを追加。パーツカタログのイラストでは、座席本体は同じように見える。 |
N型フィン。M型はタミヤの垂直尾翼サイズに合わせたのと実機寸法の2種類を作ったが、Nは前者のみ。フィン自体は同じなので。 |
N型ホイル。下画像とはスポークの突起が異なるが、WW2では突起ありが多数。 |
リブなしのホイル |
リブありのホイル。左とはスポークを含めて全然違う。知らんかったなあ。 |
以上で予定の3Dパーツも全て終了。N型用パーツは、私自身は当面使う予定なし。あ、旧作のタイヤと座席、ついでにプロペラとエンジンギアケースを交換するのはあるかも。1.5倍すれば1/48にも対応可能。
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これがその写真。N型である。D型とはエンジンが違うので、ペラ位置が違っている可能性はある。スピナは同じかな。 |
徹底改修した外形は、出来上がると素組みとの違いはほとんど分からない。ま、いいさ。それが趣味ってもんだ。それよりも、今回は図面(=実機の究明)の方が、出来上がりの満足度が高い。主翼の特異なねじり下げは、これまで誰も明らかにしてなかったと思う。胴体平面形をはじめとする基本外形も、巷の図面には正しいものがない。 3Dパーツは、頑張って作ったので、ご活用くださると嬉しい。とくに、バブルトップのコクピットは、キットが間違っているので、是非とも。それとタイヤ。キットはブロックパターンが大まか過ぎる。ハミルトンペラのスピナは太いし。 さてでは、完成写真。とりあえずスマホで撮影。後で気付いたけど、右舷機銃が一本凹んでる。ピトー管は、途中までODが正解。後で直して、ちゃんとコンデジで撮り直そう。あと、Miss Mary Louの完成写真も、カミさんのスマホで撮ったものに交換する。 |
第7空軍 第318FG 第19FS所属 ジョン・フォークト大尉搭乗「Big Squaw」 シリアル43-25329、サイパン島アスリート飛行場、1944年 |
この写真だと、垂直尾翼の凹んだところが分かってしまうな。 |
退色表現はこんな程度で。ライトグレイの色鉛筆によるチッピングを追加する。 |
改めて、サンダーボルトって、ド迫力でカッコイイなあ。当ページでも合計7機。スピの13機に次いで2位だ。 |
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コレクトカウル(1/72用) ●DL [7/31修正] R-2800エンジン ●DL [11/7更新] |
プロペラ トゥースピック ●DL [1/23更新] プロペラ AOスミス ●DL [1/23更新] プロペラ パドルブレード ●DL [1/23更新] プロペラ ハミルトン ●DL [1/23更新] |
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1 | 新版 世界の傑作機 No.154 P-47 サンダーボルト | 文林堂 |
2 | 新版 世界の傑作機 No.37 P-47 サンダーボルト | 文林堂 |
3 | 旧版 世界の傑作機 15集 1971年 P-47 サンダーボルト | 文林堂 |
4 | 旧版 世界の傑作機 No.112 1979年8月 P-47D | 文林堂 |
5 | エアロ・ディティール 14 リパブリックp-47サンダーボルト | 大日本絵画 |
6 | オスプレイ軍用機シリーズ 12 第8航空軍のp-47サンダーボルトエース | 大日本絵画 |
7 | オスプレイ軍用機シリーズ 25 太平洋戦線のP-51マスタングとp-47サンダーボルトエース | 大日本絵画 |
8 | 図解・軍用機シリ−ズ P-51ムスタング/p-47サンダ−ボルト ハンディ判 | 光人社 |
9 | Republic's P-47 Thunderbolt From Seversky to Victory | Widewing Publications |
10 | P-47 Thunderbolt in Action Aircraft No.18 | Squadron/Signal Publications |
11 | P-47 Thunderbolt in Action Aircraft No.67 | Squadron/Signal Publications |
12 | P-47 Thunderbolt in Action Aircraft No.208 | Squadron/Signal Publications |
13 | Walk Around 5511 P-47 Thunderbolt Walk Around Number 11 | Squadron/Signal Publications |
14 | D&S Vol.54 P-47 Thunderbolt | Squadron/Signal Publications |
15 | 6001 Aces of the Eighth | Squadron/Signal Publications |
16 | 6011 Aces of the Southwest Pacific | Squadron/Signal Publications |
17 | 6047 Strangers in a Strange Land | Squadron/Signal Publications |
18 | 6049 Bent And Battered Wings Volume 2: USAAF/USAF Damaged Aircraft 1935-1957 | Squadron/Signal Publications |
19 | 6052 Planes, Names & Dames vol.I 1940-1945 | Squadron/Signal Publications |
20 | 6058 Planes Names & Dames Vol.II 1946-1960 | Squadron/Signal Publications |
21 | 6061 Flying Scoreboards: Aircraft Mission and Kill Markings | Squadron/Signal Publications |
22 | 6076 The Republic P-47 Thunderbolt in the European Theater | Squadron/Signal Publications |
23 | 6079 The Republic P-47 Thunderbolt in the Pacific Theater | Squadron/Signal Publications |
24 | 6150 Air Force Colors Volume 1 1926-1942 | Squadron/Signal Publications |
25 | 6151 Air Force Colors Vol.2 ETO & MTO 1942-1945 | Squadron/Signal Publications |
26 | 6152 Air Force Colors Volume 3 Pacific & Home Front,1942-1945 | Squadron/Signal Publications |
27 | 6171 49th Fighter Group | Squadron/Signal Publications |
28 | 6172 56th Fighter Group | Squadron/Signal Publications |
29 | 6175 Checkertails The 325th Fighter Group in the Second World War | Squadron/Signal Publications |
30 | Waffen Arsenal 30 Republic P-47.Thunderbolt | Squadron/Signal Publications |
31 | Aircam Aviation Series 2 Republic P-47 Thunderbolt | Osprey Publishing |
32 | Osprey Aircraft of the Aces 24 P-47 Thunderbolt Aces of the Eighth Air Force | Osprey Publishing |
33 | Osprey Aircraft of the Aces 26 Mustang and Thunderbolt Aces of the Pacific and CBI | Osprey Publishing |
34 | Osprey Aircraft of the Aces 30 P-47 Thunderbolt Aces of the Ninth and Fifteenth Air Forces | Osprey Publishing |
35 | Osprey Aircraft of the Aces 51 'Down to Earth' Strafing Aces of the Eighth Air Force | Osprey Publishing |
36 | Osprey Aircraft of the Aces 61 'Twelve to One' V Fighter Command Aces of the Pacific | Osprey Publishing |
37 | Osprey Aircraft of the Aces 93 RAF Mustang and Thunderbolt Aces | Osprey Publishing |
38 | Osprey Aircraft of the Aces 115 Aces of the 78th Fighter Group | Osprey Publishing |
39 | Osprey Aircraft of the Aces 117 Aces of the 325th Fighter Group | Osprey Publishing |
40 | Aviation Elite Units 2 56th Fighter Group | Osprey Publishing |
41 | Aviation Elite Units 7 354th Fighter Group | Osprey Publishing |
42 | Aviation Elite Units 8 352nd Fighter Group | Osprey Publishing |
43 | Aviation Elite Units 10 359th Fighter Group | Osprey Publishing |
44 | Aviation Elite Units 14 49th Fighter Group: Aces of the Pacific | Osprey Publishing |
45 | Aviation Elite Units 24 332nd Fighter Group - Tuskegee Airmen | Osprey Publishing |
46 | Aviation Elite Units 30 4th Fighter Group: Debden Eagles | Osprey Publishing |
47 | Aviation Elite Units 39 57th Fighter Group | Osprey Publishing |
48 | Osprey Combat Aircraft 92 P-47 Thunderbolt Units of the Twelfth Air Force | Osprey Publishing |
49 | Duel 11 P-47 vs Bf-109G-K: Europe 1943-45 | Osprey Publishing |
50 | Monographs 17 Republic P-47 Thunderbolt vol.1 | Kagero |
51 | Monographs 20 Republic P-47 Thunderbolt vol.2 | Kagero |
52 | Monographs 24 Republic P-47 Thunderbolt vol.3 | Kagero |
53 | Monographs 28 Republic P-47 Thunderbolt vol.4 | Kagero |
54 | Warpaint Special No.1 Republic P-47 Thunderbolt | Hall Park Books |
55 | American Eagles 3 P-47 Thunderbolt Units of the Eighth Air Force | Classic |
56 | Les Materiels de L'Armee de L'Air 4 P-47 Thunderbolt | Histoire & Collections |
57 | Thunderbolt: A Documentary History of the Republic P-47 | Charles Scribner's Sons |
58 | Warbird Tech 23 Republic P-47 Thunderbolt | Specialty Press |
59 | Warbird History P-47 Thunderbolt | Motorbooks International |
60 | Zemke's Wolfpack: The 56th Fighter Group In World War II | Motorbooks International |
61 | Republic P-47 Thunderbolt: The Operational Record | Motorbooks International |
62 | Beware The Thunderbolt!: The 56th Fighter Group in World War II | Schiffer Military History |
63 | USAAF Aircraft Markings and Camouflage 1941-47 | Schiffer Military History |
64 | Kearby's Thunderbolts: The 348th Fighter Group in World War II | Schiffer Military History |
65 | Any Place, Any Time, Any Where: The 1st Air Commandos in World War II | Schiffer Military History |
66 | Gabby: A Figter Pilot's Life | Schiffer Military History |
67 | The 79th Fighter Group: Over Tunisia, Sicily, and Italy in World War II | Schiffer Military History |
68 | The 356th Fighter Group in World War II: In Action over the Europe with the P-47 and P-51 | Schiffer Military History |
69 | Yellowjackets!: The 361st Fighter Group in World War II | Schiffer Military History |
70 | Battle Colors: Insignia and Aircraft Markings of the Eighth Air Force in World War II vol.1-3 | Schiffer Military History |
71 | Royal Air Force Thunderbolt | Air Research Publications |
72 | Checkertail Clan: 325th Fighing Group in Africa and Italy | Aero Publishers |
73 | Republic P-47 Thunderbolt: The Final Chapter | Phalanx Publishing |
74 | P-47 Thunderbolt: Famous Aircraft of the World | Periscopio |
75 | Fighter Command: American Fighters in Original WWII Color | Motorbooks International |
76 | The Ninth Air Force In Colour: UK and The Continent World War Two | Arms and Armour Press |
77 | WWII War Eagles: Global Air War in Original Color | Widewing Publications |
78 | WWII Pacific War Eagles: China/Pacific Aerial Conflict in Original Color | Widewing Publications |
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