キューベルワーゲン VW82
Pkw.K1 Kubelwagen Type 82




 マルセイユ機のアクセサリーに、タミヤのキューベルを作る。設定は勿論アフリカ軍団。パテ盛りしてバルーン・タイヤと思ったが、写真を良く見るとホイルの形状が違い、断念。そういえばタミヤからもホビーショー参考出品されている。手持ち資料を見ても、アフリカにノーマル・タイヤ仕様が結構あり、中には空軍ナンバーも。

 さあ、メッサーの合い間にサクサク作って、塗装とウェザリングを楽しもう。






 ドイツ軍が最初に北アフリカに姿を見せたときには、まだノーマル・タイヤにグレーか応急迷彩の車体。
 バルーンタイヤが写真に現れるのは、42年夏エルアラメインの頃から。ちょうどマルセイユがFを駆って最後の輝きを見せた時期と重なる。初期にはグレー塗装だが、後には工場段階でダークイエロー塗装されたものも見られる。

 キューベルとはバケツ、ワーゲンは車。確かにブリキのバケツ車だ。







 キットの出来は、素晴らしいの一言。気になる点がなくはないが、それは重箱の隅というもの。ただし、タミヤのキットは1943年型なので、方向指示器、ホーン、ホイル・キャップなどが異なる。
 作品は、北アフリカ仕様とするため、イメージ優先で可能な範囲で前期型に改修している。ポイントは自作の幌。シンナーに漬けて軟らかくしたプラペーパーを使う。詳しくは製作記で。





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