BAE シーハリアー FA.2 製作記 その3
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ということで、新たに絞り直す。曇りの原因は不明だが、もしかすると加熱時の火力が強かったのかな。今度は前回より弱めの弱火で。 |
![]() 使用するのは前回同様0.4mm透明プラバン。絞って厚さ1.2mm。回転ノコでざっと切り出す。5、6個絞っていいのを採用。 |
![]() 擦り合わせには、削る部分をマーカーで着色しておく。こうすると削り過ぎることなく、効率的に作業できる。 |
![]() 胴体との合わせを調整し、内外を800番のペーパーで磨き、凸凹を均す。 |
![]() スジボリは0.8mm間隔のダブル針。左右対称にするには、正面窓の中央にガイドのテープを貼ってから彫る。片方ずつはダメ。 |
![]() 新規パーツ出来上がり。コーナーのスジボリはエッチングテンプレート。奥が旧パーツ。透明度の差は歴然。 |
![]() 計器盤も最終仕上げ。大きなメーターにはデカールを貼り、各メーターにフューチャーをたらす。黒黄縞も同デカール。 |
![]() グレアシールドと一体の計器盤をコクピットに接着し、風防も胴体に接着する。これは溶剤系を使用。 |
![]() 風防の後端は、フチが薄く見えるように階段状に彫る。 |
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胴体と風防は、どちらも3Dの木型で、共通のデータを使っている。だから、合わせがよいのは当たり前なわけだが、それでも実際にピッタリ合うと嬉しいもの。手作りの木型ではこうはならない。というのも、同じデータとはいえ、ヒートプレスしたプラの厚さが違うのと、脱型後の「戻り」(プラの弾力で下端が0.3mmほど開く)があったりで、微小な誤差が出る。 そのため風防は0.2mmピッチで幅の異なる木型を用意し、何種類か絞り、最終的にピッタリ合うのを採用する。こういうことができるのが3Dの強み。ともあれ、最終的にこの1個を得るために絞った風防は20個くらい。歩留まり5%だよ。スライドキャノピも同様に絞ったけど、こちらは接着しないので、切り出し整形は後ほど。 その他補足。カセットコンロの火力は弱火。20秒で縮み始める程度に、ゆっくり加熱。計器盤のデカールはタミヤのシーハリアーから。プラパーツは使い物にならないが、これで元が取れたよ。グレアシールドは白30%のセミグロス黒。EDSGでドライブラシ。風防のフチは、まず内側のエッジを斜め45度に削る。その斜めの面の中央に三角刀で細い溝を彫ると、それが段差になる。あとはノミなどでフチを薄くしていく。
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![]() 前側ノズルの最終形。以前掲載の画像もこれに差し替える。 |
![]() こちら後ろ側ノズル。 |
さらに、72用のパーツも作る。キットによって、取り付け穴の直径や深さが違うので、単純に1/48を縮小するだけでは具合が悪い。クラブ会員に測ってもらい、ハセGR.3とエアGR.1/3については、これら数値が分かったので、それぞれ専用パーツを作る。それ以外のキット、例えばエアのシーハリアーやソード各型などは、数値が不明なので、各自尺度コマンドで調整するか、パーツを削るなどして対応されたし。 ノズル本体の大きさをそのままに1/72にスケールダウンすると、後方ノズルはハセ、エア両社とも取り付け穴に入らない。仕方ないので、フチを取る。前方ノズルはフチありでちょうど穴に入る。両社の違いは穴の深さ(=下から見た時のノズルの幅)。パーツの基部で延長する。
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![]() 翼端灯はクリアランナー。ややこしい形なので、揃えるために0.2mmプラバンでテンプレートを作る。 |
![]() ダブル針でスジボリすれば出来上がり。ちなみに、ランナーはライターで炙って大きくしてから削る。 |
![]() ワイパーのフェアリングもややこしい形だ。プラバンを炙って曲げてから削り出す。エッジを明確にするのがポイント。 |
![]() その他の突起類もプラバン工作。 |
![]() 補強板の浮き出しモールドは、これまたややこしい形だ。こういうのは、カッティングマシンしか勝たん。 |
![]() ボーテックスジェネレータを整形してサフを吹く。うむ、まずまずの出来じゃな。 |
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キットパーツは、悪くないが、5つあるバルジが3つしか再現されず、偏芯しているべき下面バルジはセンターにある。また、4つ並んだマズルの排熱穴は抜きの都合で再現されないが、これ手作業ではきれいに揃わない。省略されている4時8時方向のバルジは、峰にパネルラインがあって、「こんなの彫れるかバーロー」。だから3Dなのだ。 まず図面を作る。手持ちのAV-8A製造図に、このガンポッドの側面図、断面図があるので、これをトレースする。胴体との位置関係も示されており、銃口の中心が、胴体基準線から下に39.145"、横に19.38"離れている。ガンポッドの基本形状は前半3/4まで左右対称で、その対称面は垂直から15°傾いている。 これらを図化したら、Fusionに取り込んで設計する。別途、胴体断面図(これもベースは製造図だ)から胴体を作り、ガンポッドと胴体との位置を正しく合わせてから、ガンポッドを切り取る。キットの胴体形状は図面的に正確だから、これでキットとの合わせもバッチリなはずだ。 |
![]() フォームモードで基本形を作る。最初のうちは左右対称で、最後の最後に後ろ1/4をカーブさせる。内部のくり抜きも別途フォームで。 |
![]() 大まかなディテールを加え、胴体(赤部分)で切り取る。この段階で、お試しプリントして形状を修正していく。 |
![]() 出来上がり完成形。形が決まったら、パネルラインやリベット、ファスナを追加する。 |
![]() マズル後方の排熱穴は、左右対称でなく、左右同形である。これ要注意。ちなみにこの図は、15°傾いた状態で真下から見たもの。 |
![]() プリントして胴体に接着する。フチは伸ばしランナー。ジェットノズルもプリントして仮組み。 |
![]() リベットや補強板など、ちょっとオーバー気味に造形する。バルジ上のパネルラインもばっちりだ(写真ではよく分からんが)。 |
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3D設計ができたら、そのレンダー画像をInkscapeに取り込んでガンポッドの図面を描き、従前の図面に追加する。胴体側面図には、15°傾いたガンポッドの座標空間で描いたガンポッドの側面、平面、正面図を加える。胴体左舷および下面図には、傾いた状態の図(つまり機体に取り付けられたもの真横、真下から見た状態)を加える。 その他補足。フォームで作ったボディーにソリッドのバルジを結合して、おまけにフィレットまで入れるのは、フュージョン君的にはかなり無理筋。だから、その表面にスケッチを投影してパスを作り、そのパスでパイプを作ったり、リベットを並べたりすると、彼の機嫌を損ねて履歴管理機能が上手く働かない。タイムラインを遡って修正すると、以後のパイプやパターンでエラーが出る。面倒くさいが、その都度修正・新規やり直しが必要となる。 リベットラインは、参照した現存機によってバリエーションがある。3Dモデルはそれらを適当に複合させたもの。ま、雰囲気ってことで。胴体との合わせは、バッチリな「はず」だが、やはり削り合わせは必要となる。モデルは接合面に0.1mmのマージンを設けてある。ガンポッドはFRS.1のみならず、他の第一世代ハリアーに共通。ご利用されたし。
このほかに違いがあれば、ぜひ連絡願う。
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![]() 切り出して、スジボリして、磨いて、ディテールを加え、セロテープでマスクしたところ。 |
![]() フチは段差上に削る。実機は分厚いのだが、模型的に手抜きに見えるので。 |
![]() ノミにプラバンを瞬間で接着する。 |
![]() こんな具合に削る。脱線もなく、簡単に手早く彫れる。おすすめ。 |
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![]() 補助インテイクの突起を伸ばしランナーで工作。こういうのは、長めに切って、貼ってから余分をカットする。 |
![]() インテイクの前のガードを0.2mm真鍮線で。 |
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その他、ラダートリムタブの操作ロッドとか、アウトリガー前方のフェンスとか、ちまちまと追加。もう一度、スジボリの脱線やキズなどを修正し、サフを吹き、いよいよ機体塗装だ。
まずは、寸法。文献(ウォーペイント本)によると3者の諸元はこうなっている。確かにケストレルはハリアーより小さい。全体に一回り小さいのかな? |
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次に写真。例によりナニがアレはご容赦を。位置を揃えてあるので、スライドショーが面白いよ。 |
![]() P.1127。鮮明なので、細部がよく分かる。GIMPで遠近法補正済み。 |
![]() 同じくP.1127。真横なので、位置関係がよく分かる。遠近法補正はしていない。 |
![]() ケストレル。これもほぼ真横なので、歪みが少ない。遠近法補正はしていない。 |
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機首の基本形状は同じ。風防正面窓の幅が広くなりガラスが湾曲、機首先端の形状が異なるのみ。主翼後端より後方の胴体もハリアーと同じだ。垂直尾翼は、前方インテイクを除けば同じ。スタビレータも同じ。主翼や胴体背中のパネルラインもハリアーと同じ。これらは、写真をよく見ればすぐ分かる。大きく違うのは、インテイク、ジェットノズルとそのフェアリングだ。主翼は、基本形状は同じで、違いはアウトリガーより外側の翼がないこと。 |
![]() 外形、寸法はそれなりに考証してある。前縁の赤点線はバリエーション。細部は描き足りない部分、考証の甘い部分もある。また、時期や機体によるバリエーションも反映してない。悪しからず。 |
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比較のため、ハリアーGR.1の図面も掲載。 |
![]() シーハリアーの図面に、写真と製造図から機首と尾翼の外形を描き加えたもの。したがって、外形はばっちりだ。細部の考証は甘いので悪しからず。 |
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細かく見れば、ケストレルにはエアブレーキはなく、主脚カバーの大きさと開き方が違う(前脚カバーも?)。主翼の燃料ベントがなく、フラップとエルロンは接する。
で、ケストレルとハリアーでは、後ろノズルの穴の位置が同じ(かほぼ同じ)に見える。ということは、エンジン前後ノズル間の距離が異なるのだろう、というわけ。ただし後ろノズルは写真にハッキリと写ってないので確証はない。
機首の基本形は同じ。後部胴体と垂直尾翼も同じ。胴体が短くなり、主脚と後方ノズルの位置関係が異なる。前脚位置も少し前かな。インテイクの形が異なり、境界層板がある。胴体中央部では、ノズルとそのフェアリングはケストレルとよく似ている。初期の機体は後方ノズルの遮熱板のところが全く異なる。主翼部分の胴体背中の盛り上がりがない。スタブは小さく、下反角がない。 主翼の形はまったく違う。後退角は小さくなり、後縁の後退角がゼロ(かほぼゼロ。真下の写真がないので厳密なところは不明)。主翼前縁は機体により、翼端が前方に折れ曲がるのと、ハリアーのように後方に湾曲するものとある。アウトリガーの先端が突出しているものもある。スパン(=アウトリガーの位置)はケストレルよりやや広い。結果として翼面積も大きい。下反角は同じかな。 |
![]() 主翼、スタブは、写真の見た目で「えいやっ」と作図。前縁の赤点線はバリエーション。主翼の60%コード付近に桁があるように見える写真がある。で、この桁位置はハリアーも共通のような気が・・ |
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![]() P.1127のフレーム図。先頭が#8で最後が#33。19の次は20だ。 |
![]() ハリアーGR.1のフレーム図。同じく先頭が#8で最後が#33。19の次は19Aだ。 |
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むむむ、正解はどこに? ということで、p.1127、ケストレル、ハリアーの写真を並べて比べ、フレーム図ともニラメッコ。私の結論は、確証はないが、ケストレルでは、後方ノズルの後方の27フレームの後ろにフレームを追加して9インチ延長。単純にプラグを挟むと、FA2のようなクビレが生じるが、なんか上手く処理したのだろう。 ハリアーでは、インテイクの断面拡大に伴い、コクピット後方バルクヘッドから33フレームの間で全面的に胴体が改設計されたと思われる。フレーム配置も異なる。しかし、フレームの数は同じなので、19Aという番号を新たにあてはめたのではないか(なぜ19という疑問は残る)。<この段落3/13訂正>
P.1127に改造するには、上記の他、後方ノズルの直後で胴体を1/72で3mm切り詰める。ただし、主脚庫は、後部胴体と一体。インテイクの形状はケストレルとも異なる。主翼取り付け位置は変わらないが、主翼は後退角が小さくなるように大改造。背中の盛り上がりもなくす。スタビレータを小さくしてなおかつ下反角をゼロにする。 P.1127、ケストレルにおいては、機首、インテイク、ノズルフェアリング後端の形、遮熱板、アンテナ・センサー類、ラダー上端、テイル、主翼前縁、ボーテックスジェネレータの有無、フラップ、アウトリガー、パイロンの有無は、バリエーションがある。 |
![]() ハリアーGR.1。赤線は、ノズル回転軸の位置を示す(以下同じ)。 |
![]() ケストレル。前方ノズルが少し前に移動。ノズルの形が違うので、比較が難しいが。コクピット、主翼、尾翼は同じ。 |
![]() P.1127。胴体が短縮。なお、これらは、最初の側面写真を含めて位置を揃えてあるので、スライドショーで比較できる。 |
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P.1127は6機生産された。それぞれの機体は、各部に違いがある。文献や写真からこれを整理する。それが下表だ。 |
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この表は、写真や文献で確認できたものを記載しているので、時期によってはこれと違う外形をしている可能性がある。とくにインテイクリップは各種の形をテストしていたので、時期によっても違いがあるはず。 もう一つ。シーハリアーの図面で、製造図面での仮想主翼前縁と実際の前縁の位置が違う、と書いた。おそらく、ケストレル(それも当初のドッグトゥースなし)の主翼前縁ラインがこのラインではないだろうか。
さて、スキームはミディアムシーグレイ単色と決めてある(他に選択の余地はないよね)。実機写真でイメージを固める。本機の場合、上面はクリーン。ロービジのF-14みたいにドロデロには汚れない。だから、クドめキツめのあざとい汚しにはしない。パネルライン沿いのシェーディングもしない。だって、実機がそうだもの。 とはいえ、使い込まれてくると、それなりに薄汚れてヤレた感じになってくる。この感じを狙ってみよう。あくまでパネルラインのシェーディングは「なし」でね。それと、英軍ハリアーは、補修によるのか、一部のパネルの色味が違う機体を見かける。これは採用しよう。上面に比べ、下面はかなり汚れている。この対比も面白い。 次に調色。写真のイメージで、ビン生より明るくする。C335ミディアムシーグレイ(少量の赤を加え、妙な緑味を消す)と、C35明灰白色を半々。これが基本迷彩色となる。レドームはC333エキストラダークシーグレイのビン生だ。 ヤレ感の表現として、零戦21型でやった下地残しのムラムラ塗装法を今回も踏襲する。サフ(黒サフ混で暗め)の上に、C35ビン生をムラを残しつつ薄く吹く。基本色程度の明度になったところで、基本色のMSGを「の」の字吹き(※)していく。下地が残り、90%くらいの発色で終了。 ※ 針先を絞り、限界まで表面に近づけ、細く手早く「のののののの・・・」と螺旋を描いていく。「の」の大きさは目標5mm。 |
![]() 基本の迷彩色を吹いたところ。ムラムラ感が分かるかな? |
![]() スポンジチッピングを追加する。使用色はC335ビン生。もう少し、色味の差があってもよかったかな。 |
![]() スポンジチッピングの上に再度基本色を軽くのの字。ラプロスで極軽く磨く。その後、一部パネルを明度を変えて塗装。 |
![]() レドームも塗装。本体はC333のEDSG。後端のフチはタミヤのLP84。先端はLP84とC330ダークグリーンを半々。 |
![]() 基本塗装終了。このあとウォッシングやチッピングを加える。尾翼のセンサーはC318レドーム+LP77ライトブラウン、先端は白30%の半艶黒。引っ掛けて破損せぬよう、ボーテックスジェネレータはマステで養生。 |
![]() 補助インテイクの中は白。フチにMSGが残るというややこしい塗り分け。ちまちまとマスクする。 |
![]() 吹き付けてタッチアップ、ウォッシングまで。多少の不具合は目をつぶろう。 |
![]() 排気管回りを塗装。まず、自作焼鉄色をエアブラシ。前ノズルにはグレイを少し混ぜる(あまり変わらんな)。 |
![]() ウェザマス(スス、サンド)で濃いめにウォッシュ、銀をドライブラシなどなどで表情をつける。 |
![]() 3DPの脚回りを塗装。脚柱はC332ライトエアクラフトグレイ。ホイルは半艶白。ウェザマスで軽くスミイレ。 |
![]() 主脚。画像は後方から見たところ。あれ、ホイルのフチが欠けてるぞ。でも、スルーしようか。よく見えない場所だし。 |
![]() 下面の汚れをエアブラシ。C522土地色、C526茶色など。日本戦車色は、ウェザリングに最適なのだよ。 |
![]() 横から。ノズル付近が排気で汚れるのだ。脚ドアは、実機写真でもこんな感じに汚れが少ない。 |
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その他、垂直尾翼上端トリムの黒、尾部センサーの黒なども塗装。後者は筆塗り。前ノズルは、ハリアーIIの場合は迷彩色で塗装されているが、シーハリアーだと無塗装が大多数で、その場合は茶色い。
本機は、当時NAS801に所属、空母インヴィンシブルに搭載され、1981年5月1日ブロードウォーター少佐(Lt Cdr Broadwater)の操縦でアルゼンチン空軍のキャンベラ1機を撃破、また同月21日にはワード少佐(Lt Cdr Ward)の操縦により、ダガー1機(?)を撃墜し、戦後(1994年7月)FA.2に改修され、NAS899に移管された。(文献-33等による) |
![]() 部隊マークと機番、シリアル等はインレタを作る。図面に重ねて作るとサイズのミスが防げる。ついでに色塗りして塗装図にしちゃう。 |
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ラウンデルはブルー12インチ、ピンク6インチ。機番は9インチかな。ROYAL NAVYは7インチ、シリアルは4.5インチ。歩行禁止線は1インチ幅。
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![]() ラウンデルのブルーをマスキング。胴体は補助インテイクにかかるので、ややこしい。手前はピンク用の円で直径3.2mm。 |
![]() オルファのサークルカッターを改造して小さい円を切れるようにしている。うまく調整すれば直径2.5mmまで切れる。 |
![]() ラウンデル塗装終了。 |
![]() 赤線を先に塗装し、×をマスキング中の図。まず位置決め(右、上)、次に四隅を決め(下)、四角をはがして十字(左)。 |
![]() マスキング終了。×の線は先に細切りテープ(赤矢印)を貼ってこれをガイドとする。 |
![]() 塗装終了。塗ってみると、意図したより色味が近くて目立たない。残念。 |
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改造サークルカッター補足。本来刃を止める金具の外面にデザインナイフの刃を瞬間で接着するのがミソ。針の方は邪魔になるプラ部分を削り、刃と針をギリギリまで近づける。極小の円を切るサークルカッターは安いの高いの各種あるが、結局これが一番。刃と針が互いに平行で面に垂直なのが決め手だ。バンチコンパスとして売られているやつは、これが斜め。だからブレて上手く切れない。 ただしこの方式は刃先の位置決めがシビア。最適位置からズレるとうまく切れない。何度も試し切りして、最適位置を探るべし。針の真横がよい。あと、私の場合は刃先より針先を0.5〜1mm程度出し、その分マットに針を「ぐぐっ」と深く差し、刃先は軽く当たるようにして軽〜く回す。あくまで軸は垂直。そうするとブレずに安定して回る。このあたりは好みがあるかも。
さて、エアブレーキ。キットパーツも形はよい(AV-8Aのは大きいので、後端をカットする必要がある)。しかし、内側の凸リベットを再現するなら3DPがラクだ。胴体断面図、側面図、平面図が出来ているから、それをfusion360に取り込み、そのとおりに再現すれば、正確なものが出来る。 |
![]() 完成形。細部はデフォルメ。割れ、欠けを防ぐため、エッジはあえて厚くする(設計上は0.4mmで削って0.3mmにする)。 |
![]() 内面、外面それぞれフォームモードのロフトで作る。まずスケッチ。内面は複雑な断面形をしている。 |
![]() 内面、外面それぞれをロフトし、側端部をブリッジでつなぐ。前後はサーフェスモードのパッチで塞ぐ。 |
![]() 出来たボディを、平面形を押し出したボディと交差させると、基本形が出来上がる。 |
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補足。フォームモードのブリッジでは、つなぐ辺の数を揃える必要がある。あらかじめそれを考慮してロフトの際に面の数を指定するべし。つなげた直後はエッジが丸いので、「修正→折り目」でエッジを立てる。前後端は辺の数が違うのでフォームでは塞げない。そこはサーフェスモードで塞げばよい。 ロフトした形状は完璧に正確でなくともよい。そこは各点(辺、面)の位置を微調整して整える。一方で厳密に正確にしたい箇所(今回でいえば、外面の断面形と側面形)は、スケッチどおりドンピシャに再現させることも可能。これがフォームのロフトの最大のメリットだ。 平面形で交差する際、平面図をトレースしたスケッチを垂直方向に押し出すと、アーム部分の断面形が平行四辺形になってしまう。それを避けたいので、斜めに押し出したい。でも図面は水平面に描かれている。こういうときは、平面図のスケッチをサーフェスに投影し、その図形を斜めの面に再度投影。それを押し出せばよい。上画像で青いボディが斜めに押し出されているのがわかるかな?
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![]() 持ち手がないので、胴体への接着面のところにプラバンを仮接着する。 |
![]() 内面もたぶんミディアムシーグレイだと思う。ウェザマスでウォッシュし、グレイでドライブラシ。 |
![]() モデルにあてがい、汚し具合をチェック。その前方の白い二本線は白ベタデカール。不要デカールの余りを使う。 |
![]() 汚し塗装が済んだところに貼るので、貼る前に汚しておき、切り出して貼る。 |
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![]() 左舷の遮熱板。断面形のカーブは上の方が半径が小さい。これも実機どおりに再現できる。リベットは6本パックを作って並べる。 |
![]() ロフトするスケッチ。凹みの円弧は、お試しプリントして直径を決める。 |
![]() ノズルともども胴体に接着する。3DP側にプラペーパーを瞬間で固定し、胴体とは溶剤系でじっくり時間をかけて接着する。 |
![]() 前方ノズルも同様に接着。その上(実機においては下)のフィン(アンテナ?ベント?)も3DP。この付近チッピング多めで。 |
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さて、サイズをどうやって決めるか。キットパーツは参考になるが、下反角を修正している。翼正面図を描いてあるので、翼基準面の座標系(水平面から1.5°)で必要な部分(翼、主脚、アウトリガー)の正面図を描けば長さが求まる。求めた長さに合わせて写真を取り込み、それをベースに設計する。でも、最後は現物合わせ。←なんやそれ |
![]() メインの脚柱と上下のカバーは一体とする。タイヤとアクチュエータは別パーツで、金属線でつなぐ。脚柱にも金属線を通す。 |
![]() プリントして塗装。オレオは強度と見た目を兼ねメッキパイプにする。 |