ブラックバーン バッカニア S.2C 1/48 エアフィックス その3

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最終更新日 




■ サフ 12/22追加

 ページも新たに「塗装編」開始じゃ。まず、マスクしてサフ。



風防はいつもどおりセロテープでマスク。スジボリをケガキ針でなぞってから、息を止め慎重にデザインナイフで切る。

アルミ貼り部分もセロテープ。同様にスジボリに沿ってナイフで切る。脱線しないように、カッティングシート細切りのガイド。

広くて浅い脚庫は湿らせたティッシュ。固定するためマスキングゾルを塗る。

1回目のサフを吹いたところ。ここで現れた不具合を修正して本番のサフを吹く。


 海軍型の内翼前縁は塗装され、ベアメタルは上面の一部のみ。アルミの上に塗装することになるので、ここには先にミッチャクロンを吹いておく。

 サフを吹いたら、予想通り不具合箇所多数。丁寧に処理していく。これを疎かにすると、完成度ががくんと落ちるから、この工程は大事。それが終わったら、塗装の下地としてのサフを吹く。


■ 塗装考証、調色

 塗装は全面エクストラダークシーグレイと決めている。問題はマーキング。いつもならシリアルなどはインレタにするが、この水色にマッチする色がマックスラボにない!

 キットの指定マーキングは嫌なので、別売りデカール一択となる。運よくハナンツにCtA(Cut then Add)デカール CTA-049があって購入済みだ。1970年秋、空母アークロイヤル搭載の809NAS所属 XV343 機番R033である。当機の写真は手元にないが、まあデカールの考証を信じることにしよう。



CTA-049。全部HMSアークロイヤル搭載機だ。ハナンツで4100円+送料1500円=5600円。高いけど仕方ない。

このデカールは、コーションデータ類もちゃんとセットされているのが良いところ。値段相応ではある。


 EDSGはグロスで作る。グロスのシーブルーもそうだが、気持ち暗めにするとモデルがキリッと締まってカッコよい、と私は思う。さらに空と海の青の反映を加味したい。GX2黒とGX2白で、C333ビン生よりわずかに暗いグレイを作り、そこにGX5青を少量(5%程度かな)加える。青すぎも下品なので、気持ち程度。

 ラウンデルも塗装する。BS381C/110ラウンデルブルーは、これまではC322フタロシアニンブルーにしていたが、EDSGの隣だと少し暗い方がよい。そこで、C322と自作シーブルーを2:1。もう少しフタロが多くてもいいかも。ラウンデルの赤(ポストオフィスレッドBS381C/538←たぶん)はC327サンダーバーズ赤のビン生とする。今回のラウンデルは過去作より暗め。

 シリアルや機番も、出来るところは塗装したい。ペールラウンデルブルーBS381C/172は、デカールに色味を合わせる。この色、実は結構赤みがあり、あるサイトではマンセル値 2.7PB 7.2/4.8 とされる。PBというのは青紫でその前の2.7でやや青寄り(0から10で表す。0なら青に近く10なら紫に近い青紫となる)。

 つうことで、GX5とC47クリアーレッドを3:1で青紫を作り、これと白を1:10程度。GX3赤を使うと濁ってデカールの色にならないのだ。ちなみにCtAデカールの色味は、実際の色によく合っている。キットのデカールは紫が強すぎ。


■ 本番塗装

 下地も済んだ、色も出来た。さあ塗るぞ。今日の天気は・・



ラウンデルは突合せで塗る。マステでマスク。位置等はキットインストに従う。

EDSGを吹く。外は雨だが、私の場合全く問題ない。


 雨もあるし、T字尾翼や翼下タンクなど塗装面が荒れやすい形状もありで、極薄に希釈し、モデルをドライヤーで温めながら吹いていく(詳細はシーハリアー製作記その3「雨と塗装」参照)。吹いて乾かしを3層で、やっと下地が隠れるくらい。ここで一旦ラプロス#6000で磨く。EDSGを暗くし過ぎたかな?と思い、少し明るく調合し直して(それでもビン生よりは暗い)、さらに2層吹く。そしてまたラプロス。


■ マーキング塗装 12/25追加

 ラウンデルと翼下のシリアルを塗装する。その前に、考証追記。ラウンデルは胴体、翼上下とも36インチ。青白赤の比率は3:2:1。翼下シリアルも高さ36インチ。

 では、作業。今日も雨。なんでいつも雨の日に塗装してるんだろう? でも大丈夫だけどな(前回更新記事に書いたとおり「秘訣」があるのでね)。以下画像で。



ラウンデルはEDSGと突き合わせで塗るべくマスクしてある。マスクをはがして下のサフが出たところ。

青から吹いていく。各色を吹く前には、にじみ防止にクリアを吹いておくのは、いつものとおり。

続いて白。青とは突き合わせ。マーキングは迷彩色よりは濃いめに希釈する。

赤のためのマスクが終了したところ。赤は白の上に塗る。

ラウンデル終了。マスクをはがす。

機首はこんな具合。エッジのバリみたいのはクリアを上吹きしてから研ぐ。

シリアルはマシンカット。正しい位置にするため、先にマステの位置決めガイドを貼って、それに合わせる。

シリアル終了。クリアを吹いてラプロスで研ぐ。


 機首の機番「033」と尾翼の「ROYAL NAVY」もマシンカットで塗装するつもり。これからカットデータ作るか。小さい文字なので、たぶん微調整が必要だろう。


■ 続、マーキング塗装 1/5追加

 年末年始はどこへも行かず、諸事(大掃除と子守と酒飲み)の合間にひたすらモケイ。

 まずは「033」と「ROYAL NAVY」の塗装。どちらも実機写真をベースにサイズを割り出す。033は高さ24インチ。ROYALは11インチで、ちょっと半端だけど、写真がそうなのでそれに従う。ちなみに、デカールのROYAL NAVYは、CtAもキットも2回りほど小さいぞ。



機首の機番をシルエットポートレートで切り、貼り付ける。このサイズだと歪みの問題は全くない。

ROYAL NAVYは高さ5.8mm。このサイズだと、さすがに微妙な誤差が気になるのだが、ここで問題が・・・(後述)。

ペールブルーを吹いてマスキングをはがす。境界の段差処理はまだ。

こちらも同様。よーく見ると歪みがあるが、まあ許容範囲・・ということにしておこう。



■ シルエットポートレート、微調整出来ない問題

 先代のクラフトロボは、文字などの歪みをデータで補正することができた。つまり、例えばある部分が細くなるなら、データでそこを太くすれば、出来上がりは正しい太さになるわけ。同じことをシルエットでもやろうとしたら、これが出来ない。

 なぜ出来ないか。シルエットは、カット方向とカットの順番が毎回ランダムに変わり、それが予測不能なのだ。歪みはカットの方向に依存するから、データを補正しても、逆方向にカットされたら、歪みはさらに大きくなるわけ。同じデータをコピーして並べると、それぞれが文字ごとにランダムに方向が異なる。全く予測不能。

 ということで、上画像は補正できないままカットしたというわけ。とくに、Yの縦棒が横にズレるのが目立ち、ここだけは、縦棒の周囲をカットして位置を合わせて貼付ける。あとは、多数切って出来のいい部分だけ切ってつないだり。


■ 細部の塗装

 続いて細部を塗り分けていく。まずウェポンベイ。塗色はライトエアクラフトグレイで間違いないだろう。そのフタは取り外し式にするので、EDSGに塗る。機体への取り付けは両面テープ。ほんとはネオジム磁石にしたかったけどな。仕込むの忘れたのじゃよ。



脚庫同様C325 FS26440で塗装し、ウェザマスでウォッシュ。キットパーツの配管をGX3赤で塗って取り付ける。

このフタ(実機は回転式で、180度回転して閉じたときの「覆い」というのが正解かな)が、事後変形でピッタリ閉まらない。

仕方ないので、手でしごいてある程度歪みを直してから削り合わせ、戻り防止に裏に真鍮線を接着する。

フラップ、エルロン前方の黄色をマスクして塗装。正確な塗色が不明。写真の印象でC318レドームと黄色を半々にする。

アクセスドアのラッチをスジボリ忘れ。グレイのカッティングシート貼る。このあとEDSGで塗装する。

翼端の航法灯は、マスクせずそのままEDSG塗装し、その後にナイフ等で塗料をこそげ取る。


 補足。フタあるいは覆いの歪みは、インジェクション成形の宿命。こういう長物は、金型から外すときに型に引っ張られて湾曲してしまうのだとか。燃料タンクを左右合わせると、必ず前後端に隙間が出来るよね。あれと同じ。(←ファインのS氏に聞いたのだ)

 そのほか、主翼のアンテナを白20%の黒、エアブレーキ基部の機体内部をC325 FS26440、ジェットノズルを自作ダークシルバー(C8+黒)、その後方の無塗装部は自作ガンメタ(C8+黒)で塗装。


■ ボージェネの補修

 作業中に、うっかり引っ掛けて、1枚折ってしまう。相変わらず粗忽者だよ。0.2mmプラバンを切り出して補修する。初回製作時のジグを残しておいてヨカッタよ。ていうか、予感してたんだよね。



プラバンを超サラサラタイプで接着。接着面の塗装はナイフでこそげて剥がしておく。これ大事。

面相筆でタッチアップ。矢印が補修したやつね。



■ 塗装の補修

 「033」と「ROYAL NAVY」は、クリアをたっぷり吹いてラプロスで段差を落とす。ラウンデルもまだ段差が残っているので、ここにもクリア吹いてラプロス磨き。さらに全体もラプロスで柚子肌を均す。が、調子に乗って磨き過ぎ、下地が出てしまう。再度EDSGを上吹きする。



マーキングをマスク。これは塗り分けのためではなく飛沫防止。マシンカットはこういう時に便利。

こちらも同様。上吹きしたら、マスクをはがし、再度柚子肌を磨き落とすが、下地を出さないようにクリアで保護してから磨く。


 ここまでが昨年末。続きは次回更新で。


■ エジェクションシート 1/7追加

 前回の続き。話は年末に遡る。

 年越しはマーチンベイカーMk.6。FB上のお祭り「
年越し&お年賀モデリング」に、こいつで参戦する。今年のお題は「6」か「馬」。なので、どちらもレギュレーションクリアだ。「6は分かるけど馬は?」って、あーた何をおっしゃる。メーカー名「ペガサスモデル(仮称)」がそうでしょ。



12月31日午前8時6分、お祭りのレギュレーションに則り開始宣言。

パラシュート上部の積層痕を処理。白20%黒とC13ニュートラルグレイを吹きドライブラシ。

フェイスカーテンハンドルは自作オレンジイエローで。予備パーツが沢山あるのはメーカーの特権。

クッションとベルトを筆塗り。布にはタバコライオン添加。ここまでやって、紅白を見ながら酒。

元旦は朝から酒くらって何もできず、2日は朝から姫s来襲で一日お相手。帰ってから残る細部を塗り分けてウェザマス・ウォッシュ。

トラ模様はハセのミラーフィニッシュでマスキング。これが案外難しい。塗装後にはがすのもまた大変。

ハンドル基部を赤く塗り、赤べたデカールを貼って一応の完成。やり残しは「展示台」の完成までにゆっくりやろう。

クローズアップ。ミラーフィニッシュは糊が強く、また伸びるのでやり直しが上手く出来ない。だから等間隔に巻くのがムズイのだ。


 補足。使用色は、ダークグリーン、ニュートラルグレイ、セールカラー、ダークアース、茶あたりを適当に混色。パラシュートのケースはC330 DGのビン生。クッションはグレイ多め。彩度が低いと布っぽい。色数が多く、タッチアップに残しておきたいから、卵のパックを塗料皿にする。これ便利だね。座席前方のトラ模様は面相筆で。


■ デカール

 エジェクションシートの合間にデカールを貼る。



809NASの部隊マークは、キットデカール(左)もCtA(右)もちょっと違う(←少なくとも手持ちの同隊機の写真とは)。

キットデカールの下を切り取ると、まあまあ似てくるかな。

貼り付ける。一回り程サイズが小さい。気にしないことにしよう。

三角マークは、CtAには4枚しか入ってない。よって必然的にキットデカールの使用となる。レスキューはCtA。

円のモールドに位置を合わせて貼るため、テープで位置の目安を貼っておく。

シリアルはCtA(XV343が正)。XV162は比較のために仮に貼ったキットデカール。色味が大分違う。


 デカールは以上で終了。残るコーションマーキングは自作インレタだ。版下は作成中。さてCtA、お高いデカールだったけど、結局使ったのは小さいシリアルとレスキュー矢印くらい。コスパ悪っ。まあ、ファントムやウェセックスやガネットは将来役に立ってくれるかもしれないから、それで良しとしよう。




■ 3DPファイル

 需要のありそうなものを、お持ち帰りファイルとしてアップする。キャノピやアルミ絞りの木型は止めておく。欲しい方はメールで。


エアブレーキ基部 ●DL

エアブレーキ本体 ●DL

NACAダクト ●DL <12/9更新>

前脚 ●DL

主脚(右) ●DL <12/1更新>

マーチンベイカーMk6 ●DL





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■ パネルライン修正図

 キットのインストをベースに、パネルラインの修正箇所を図示したもの。赤は消去するライン。青は追加するライン。

側面図 上面図  下面図


■ 参考文献

 とりあえず、モノグラフをリストアップ。スコードロンもオスプレイもなし。アメリカの出版社はかなり冷たいな。そんな中で、文献-2のモデルアート本は細部写真も充実しており、資料としてかなり有用。-3は公式マニュアル。他にフライトマニュアルなどもある。

1 新版 世界の傑作機 No.122 ブラックバーン・バッカニア 文林堂
2 艦船模型スペシャル別冊 ブラックバーン・バッカニア写真集 モデルアート社
3 Blackburn Buccaneer Aircraft Illustrated Parts Catalogue Command of the Defence Council
4 Modellers Datafile #5 The Blackburn Buccaneer SUM Publications
5 Warpaint Series No.2 Hawker Siddeley/Blackburn Buccaneer Hall Park Books
6 Aeroguide 5 HS Buccaneer S Mk2 Linewrights
7 Aeroguide 30 Blackburn Buccaneer S Mk2 & Mk2 Ad Hoc Publications
8 Buccaneer : The story of the last all-british strike aircraft PSL
9 RAF Buccaneer Ian Allan
10 Combat Machines No.5 Buccaneer Kye Publishing
11 Flying The Buccaner : Britain's Cold War Warrior Pen & Sword











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