M4A3E2 シャーマン ジャンボ 1/48 タミヤ その2
2023.6.6初出
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まず、鋳造表現。サフを毛の短い筆で叩きつける。このあと、防盾後半にも施す。 |
試しにEZ8の砲塔と比較。一回り大きい。内容積は同じに装甲を厚くしたのだな。 |
サフを吹く。テンション上がる。 |
後方から。 |
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フェンダー内側に0.2mmプラバンのリブを追加。シャーマンの定番工作だね。ジャンボの場合、ギアカバーとの隙間に入る。 |
装甲板のエッジにタミヤパテを盛って45°に削る。 |
キットパーツの使えるものは使う。フックはM5で3D設計したけどな。 |
荷物棚は薄く削る。吊り下げリングと尾灯もキット。尾灯ガードと一部の車外工具、手掛けは3Dの予定。 |
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予備履帯。ディテールはよく分からないのでテキトー。シューの積み方はいろいろあるみたい。 |
ディクレクタ。記録写真を見ると、ジャンボの多くはこのタイプを装着している。 |
あとはブローニングM2。機銃本体はM8で、アンモボックスはEZ8で設計済みだが、機銃架が違う。これにはバリエーションがあり、現在調査中。
さてM2。機銃架の詳細については、よく分からず。当時の記録写真で見るに、大別して2種類あるようだ。1つはタミヤEZ8のキットのタイプ。銃本体と接続するピンの部分が大きい円盤状になっている。もう1つはその円盤がないタイプ。スコードロン社のM4ウォークアラウンドにあるのがこれ。このタイプは機銃を受けるフォーク部分の形状がS字カーブとなっている。 タミヤと同じタイプは、キットパーツを使えばいいかな、ということで後者のタイプを設計する。銃弾箱はEZ8製作時に設計したもの。機銃本体にトリガーなど若干の追加を行う。M8の項にも書いたが、銃身と尾筒部に分けて出力し、伸ばしランナーの結合ピンを刺して溶剤系での接着を推奨。 |
機銃架はこのような形状(だと思う)。クレイドル(揺り籠:尾筒部を載せる台)もM8搭載のものとは異なる。 |
プリントして銀を吹く。 |
当時のジャンボがこのタイプを使用したかどうかは、確信なし。
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ディクレクタの抜けがイイ感じ。両サイドの五角形の板はプラバンで。←これ何のため? |
その他に車載工具などを接着する。青いパーツが3DP。スコップや斧などはM3で設計したものを再利用。 |
ハッチにペリスコープガードを接着。これは溶剤系で。 |
作業中にダックビルなどを破損しないように、スチレンボードで保護壁を作る。 |
シャベル、バール、ツルハシ、斧はM3/M5のページのファイルリストからDLされたし。
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修正後の砲塔。改めてサフで鋳造表現。M2の銃身クランプは、3DPでは強度的に無理。基部のみとする。 |
そして再度全体にサフを吹く。次は塗装だ。 |
さて、ブローニングM2。その後記録写真を見ていると、ジャンボはEZ8のキットに入っているのタイプの機銃架を装着している。ということで、このタイプも設計。ネットで調べると、M23マウントと呼ばれるみたい。右側のドラムだけでなく、クレイドル(尾筒部を載せる台)の形も変わる。従前設計したやつの名称はM31マウントかな? |
M23マウント。ドラムの中にゼンマイ状のバネが入っていて、仰角動作を補助するらしい。 |
再掲。M31マウント(たぶん)。 |
実は、お持ち帰りファイルは、先月更新済み。両方の機銃架が入っているので、適宜ON/OFFされたし。
暗色立ち上げとかモジュナントカはしない。あれは初心者にはそれなりに有効だが、中上級者には意味がないと思っているので。同じことを基本色を塗ってから色調を変えた色でやればいいし、その方がいいと思う。 |
下地塗装終了。 |
足回りはこんな具合。そろそろ車体上部を接着するか。 |
そもそも、遷移レイヤーとは、長時間露光の初期層と通常層の間に徐々に露光時間を短くする層を設けて、通常層との境目での脱落を防止するもの。だから一部の根元の細いサポートが生成されなくなったわけだ。 そこで改善策としては、@遷移レイヤー数を0ではなく3くらいにする、Aサポートの根元をラッパ状に太くする、Bフィルム交換(現状は購入時のまま)、が考えられる。あと、この時期、レジンを温めておくのもいいらしい。 しかし、@はその分ラフト厚が増すし、AはChituboxがうまく対応してくれないし(やり方知らないだけか)、Fusionで作るときは面倒くさい。Bは購入時のフィルムでも造形自体には問題ないから、まだ交換には早いかな。 ちなみに、エレゴーのサポートに送った質問は、回答なし。ゴルァ。 |
Chituboxにて手動でサポートをつけたところ。根元がラッパ状と、そうでないのとが勝手に出来上がる。なぜこうなる? |
どこをいじったら出来るの? |
プリンタの赤いカバーには、遮光のため内側にアルミホイルを貼る。そして、家庭用ごみ袋をプリンタにすっぽり被せ、印刷中および保管中の臭いを遮断する。サターンはマーズと違って、印刷室(というのか知らんが)の空気を排出せず、機器室(というのか)の空気のみ排出するので、臭いを部屋中にまき散らさなくなった。以前使っていた排気用ダクトは、もう使っていない。 |
アルミ板のバット蓋。 |
洗浄アルコールのタッパーとヘラを収納。印刷終了時にこの高さまで自動で上げてくれると嬉しいのだが・・ |
前述のようにサポートが脱落したりして、生成物のゴミがレジン内に出来たときは、ツール→タンククリーンのボタンを押す。15秒ほど全面露光して、ゴミも一緒に固めてくれる。知る前はいちいち網で濾してたよ。
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細部を塗り分ける。車体には土地色のドライブラシと基本OD+土地色のスポンジチッピングを少々。 |
ウォッシング。ウェザマスのサンド、マッド、木甲板を水で溶いてテキトーに混ぜて塗りたくり、乾いてから拭き取る。 |
履帯にはさらにサビを混ぜたものでウォッシュ。濃いめに塗って、拭き残す。 |
ウェザマス定着のため、フラットクリアを全体に吹く。このようにサンド系のトーンが落ちるが想定済み。 |
砲塔のみ白星を記入する。マスクはマシンカット。 |
フラットクリアに次いで黒10%混の白を吹き、マーキング終了。生の白でないので、ウェザリングせずとも周囲に馴染む。 |
その他、車体後部の油汚れに黒系のエアブラシとススのウォッシュ。ハッチのスジボリにも水溶きのススを流す。車体後部と足回りにタミヤのライトブラウンを薄くエアブラシして埃感を追加。細部塗装の使用色メモ。M2はガンメタ(自作チャコグレ+銀少量)をエアブラシして細部を筆塗り。工具類の木部は茶色、鉄部は土地色。キューポラのガラスは白混の半艶黒。
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ジャンボ 砲塔 Blender ●DL ジャンボ ギアカバー Blender ●DL ジャンボ 正面装甲板 ●DL [9/26更新] ジャンボ VVSSボギー ●DL [9/8更新] ジャンボ T48履帯 ●DL [9/26更新] M4 誘導輪(プレストスポーク) ●DL [8/28更新] |
M4 転輪(5本スポーク) ●DL [8/28更新] M4 転輪(プレストスポーク) ●DL [8/28更新] M4 転輪(スムーズ) ●DL [8/28更新] M4用 ブローニングM2 ●DL [11/8更新] |
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