P-38J ライトニング 図面

2015.9.17





■ はじめに 

 2014年初夏、ハセガワ1/48に着手したものの、1年以上経って絶賛放置中。そこで図面ページとして再編集する。内容は、製作記から模型製作関連部分を除いたもの。そのうち、前期アゴなし型の図面も掲載したいところ。


2022/2追記 

 タミヤ1/48着手に伴い、J型側上下面図を全面的に見直してver.2とする。主な改訂箇所は、下記のとおり。それ以外の記述は、基本的にver.1作成時のものなので(一部書き換え)、下記とは矛盾する場合もあり要注意。引き続き正面図、断面図も修正予定。

  • AirCorps Libraryより入手した製造図面を反映。ただし製造図はかなり抜けが多く、反映できたのは一部のみ。

  • 製造図を基に主翼外翼(sta182と218の間)上下面のリベットラインを従前のver1から修正。ただし製造図も全て揃ってるわけでなく、あとはマニュアルや現存機写真から推測。したがって、今回のが正解かどうかは自信なし。

  • その他のリベットラインの位置、角度を修正。主な箇所は、エルロンおよびタブ、ブームの翼下付近、中央胴体下側後方付近など。

  • タミヤ図面に従い、主翼および水平尾翼の後縁のフリンジは、コードの寸法に含めずその外側に押し出す。ただし、垂直尾翼はフリンジ後端で全長を表すだろうからそのまま。

  • 以下は、図面の変更点ではないが、従前の記事に記載してなかった点。主翼のステーションは、翼基準面ではなく、水平面に沿った寸法になっている。まあ、ブーム中心線を表記するのには、その方が都合がよいだろう。

  • 主翼およびエルロンのリブは地面に垂直。ただし、J型以降の外翼前縁のタンク部分は翼基準線に垂直。これらは製造図から読み取れる。

  • 翼下の着陸灯については、F型では両舷にある(記録写真でも確認できる)が、J型では左翼下面のみ。D&Sにその旨記述がある。なお、翼下着陸灯ありの場合、図で紫線で示す四角パネルはない。(その場合のリベットラインはF-5図面を参照)。




■ 側面図





  • 本図面も、ソースは実機写真および公式マニュアル類のみ。既存図面等は使っていない。

  • 本機の場合、ブームが邪魔になって、中央胴体の側面形が真横から把握できないという問題がある。幸い、全長、全幅、胴体基準線からの高さ等の基本的寸法がマニュアルにあり、これをベースに、やや斜め上、斜め下など各方向からの写真をつなぎ合わせ、まあそれなりの精度になってると思う。

  • マニュアルに記載された尾翼まわりの寸法(その写しはD&S、世傑等にある)は、そのどこかが間違っていて、寸法どうりに作図すると全く写真と整合しない。ただ、どこがどう間違っているかが不明。図面では、あれこれ熟慮した上で最も蓋然性の高そうなところで作図(※下に詳述)。

  • リベットライン、パネルラインは読めたものを図示。ブーム中程〜後方のストリンガーの配置は、既存図面は皆いい加減。本図は、レストア中の実機の外板を外した状態の写真から読み取り、さらにクローズアップ写真のリベットラインと突き合わせてチェックしているので、そこそこの正確度である。

  • 中央胴体の翼断面(黒線)は、胴体と翼との接合ラインで切った断面として図示している。一方、図面左下の翼断面図は、胴体中心線における仮想翼型として図示。この取付角は2°。

  • 翼端の取付角も2°で、ねじり下げはない。ただし、翼型が中心と翼端で大きく変化しており(NACA23016→NACA4412)、この結果、写真ではねじり下げがあるように錯覚される。

  • 垂直尾翼と水平尾翼が一体となった「尾部」は、試作型XP-38からP-38になったときに取付角度が1.25°変更になった。このため、垂直尾翼のヒンジライン、横リブ、アクセスパネルなどは一様に水平・垂直から1.25°傾いている。水平尾翼取付角は0°。

  • 水平尾翼翼厚比は10%(製造図より)。一方で垂直尾翼翼厚比は約7%(基部付近の写真読み取り)で、かなり違いがある。

  • オリジナル記録写真でのチェックはほとんどしていないので、考証不十分なところも多々あるはず。お気づきの点はご指摘いただけると幸甚。



  • ※尾翼の寸法について

    マニュアルの寸法図は、垂直尾翼関係数値とブーム〜水平尾翼関係数値が整合せず、1/48で約1mm(実寸で4cm)ほど前者が高い方にずれる。別の言い方をすると、水平尾翼から垂直尾翼上端までの距離は、写真読み取りと比べて寸法図が実寸で4cm過大。作図においては、水平尾翼高さをマニュアル寸法にあわせ、それを基準に写真と合わせてトレース。その根拠は、yp-38のマニュアル寸法図は、垂直尾翼と水平尾翼の数値が写真にほぼ整合しており、これを尾部ユニット(垂直尾翼と水平尾翼)の付け根ライン(水平尾翼先端の少し前方にある)の上端を回転中心として1.25度回転させて作図すると、P-38の写真と概ね重なる。

    このあたりの経緯を私なりに勝手に推測する。原型YP-38の水平尾翼取り付け角は+1.25度。試験飛行の結果水平尾翼の取付角度を減ずる必要が生じたが、水平尾翼基部と垂直尾翼は一体で設計されているため、最も手間の少ない方法として尾部ユニット取付部のみ改設計して尾部ユニット全体を1.25度回転させた。こうして出来たのがP-38。P-38の寸法図もYP-38の図を元に修正したが、このとき、垂直尾翼関係の数字を足し間違ったのではないか。



■ 上面図





  • 胴体幅は公式マニュアルの数値に合わせる。機首の平面形は実機写真から。中央胴体後半はよく分かる写真等がなく、ある程度推測となる。ちなみに、モノはキャノピ後半が細め、ハセは太目。どっちが正しいかは不明。私の図面はその中間くらいかな。

  • ブームの平面形は実機写真から。

  • パネルライン、リベットラインは実機写真で読めるものを図示。主翼中央部の横に密なラインも、一応数を数えて図示してある。

  • 主翼、水平・垂直尾翼の後縁には、特徴的なフチがついている。このフチは薄板1枚の薄さ。

  • 主翼とブームとの境のパネルラインも悩ましいところ。真上、真下からの位置・形状が正確に分かる写真がなく、複数の斜め写真をつなぎ合わせて「概ねこんなもんか」程度の精度。主翼ステーションNo.とうまく整合しないけど、写真ではこうにしか見えない。

  • 外側水平尾翼のリベットラインは、実機写真で読めず、マニュアルの構造図による。横方向は機軸に直角、縦方向は取り付け基部に平行(機軸に斜め)。

  • その他にも未作業部分あり。逐次追加予定。



■ 下面図

 引き続き下面図を掲載する。前回更新以後、ご厚意により各種公式マニュアルを入手し、その情報を図面に反映させる。あわせて上面図も修正して差し替え、ver.1.2とする。大きなところは、水平尾翼外側と主翼端部のリベットライン。さて、J型からL型にかけて、細部に変更が加えられている。図ではこれらを1枚に集約して表す。どのサブタイプが該当するかについては、D&Sや世傑等の記述に従う。正面図、断面図は次回掲載予定。




  • J型の特徴をオレンジ色、L型の特徴を紫色で表す(一部重なるものもあるが)。水色は確度の低い線を表す。

  • 主翼前縁着陸灯はL型のみ。J型では左舷下面のリトラクタブル着陸灯となる。燃料ポンプブースター(紫の楕円)はL-5-LOから。ダイブ・リカバリー・フラップはJ-25から。

  • また、J-25以降はエルロンに油圧ブーストを導入、それに伴いエルロントリムタブが廃止になる。もしかすると、L型として図示している主翼下面パネルラインは、J-25からかも?

  • オレンジで示したJ型の主翼下面アクセスパネルの形状、位置、サイズは、参照できる現存機がないため、精度がかなり低い。

  • 風防正面ガラスが平面になるのは、J-10から。

  • 外翼主桁前方下面のリベットラインが悩ましい。マニュアルにある写真(同じものはエアロディティールにも掲載されている)では、横に密なラインが見られる。しかし、現存実機クローズアップ画像では確認できず、そのかわり上面と同様な縦ラインが見られる。本図は一応現存実機に従うが真実は不明。情報求む。

  • 「双胴の悪魔:P-38 文庫版航空戦史シリーズ34」(マーチン・ケイディン著/朝日ソノラマ)によると、J型の主翼前縁は、燃料タンクが追加されたものと、そうでないものの2種類があったとされる。そうであるなら、上述したマニュアル写真と現存機のリベットラインの違いは、これが原因かもしれない。

  • 主脚収容部の幅に注意。ハセガワキットは防火壁のくびれが再現されていないことに起因し収容部前方幅が広い。


■ P-38の主翼

 平面図に記載している翼断面図について補足説明。P-38の主翼は、スパン中央でNACA23016、翼端でNACA4412(エルロン外端位置で、平面形におけるカーブがないものとした際の仮想翼型)である。この中間がどんな翼型かが問題で、ざっと手持ち資料を探した中では記述は発見できず、想像するしかない。

 最もシンプルに考えると、中央から翼端にかけて翼型がリニア(線形)に変化、つまり、中央と翼端との同じコード位置(%)を直線で結んだものと想定。作図技術的には、既存資料でNACA23016とNACA4412の翼面座標位置が分かっているので、それをエクセルに入れて中間のスパンにおける翼面座標を計算し、それをグラフツールで描画してトレースする。


■ 正面図&断面図

 手元の公式マニュアルには、中央胴体&ブームの断面形を示す図面が全く無く、断面図は全て実機写真のパネルライン等の読み取り。幅と高さを平面図と側面図に合わせている。したがって精度は甘いという前提で見ていただきたい。

拡大図面

  • 主翼正面形は、翼型図から高さを測って図示。翼基準線(正面図紫線)で5度40分の上反角。前述したように下側ラインは上に凸な緩曲線。

  • 翼基準線は胴体基準線に重なる。近くの細い黒線は前縁ライン。

  • 水平尾翼、垂直尾翼の厚さは正面or背面からの写真の読み取り。水平尾翼に比べ垂直尾翼は薄い。

  • 正面図の風防後端フレームは正面からの条件のよい写真トレースで、まずまずの精度。中央胴体後半(断面図C、D)は条件の良くない写真から起こしており、精度はやや甘。

  • エンジンカウル(断面図2)は、ブーム真正面からの写真のトレース。

  • 防火壁(断面図3)は、組み立て中の写真のトレースだが、やや斜めなので精度甘し。

  • 脚庫後端(断面図4)、および尾部取り付け部(断面図8)は、組み立て中で各部を取り外して断面形状が現れた写真のトレースなので、イメージは合っているはず。

  • ラジエータ部(断面図4〜7)もそれなりに写真をトレースした結果。

  • 側面図はノンスケール。念のため。

  • プロペラ直径は9'6"。







■ ハセガワキットレビュー

 拙作図面と重ね合わせると、ハセガワのキットは、胴体・ブームの全長、幅、翼平面形など、基本的寸法が正確。また、胴体側面形も基本的に正確。全体の印象も良好で、外形マニア的な細かいチェックを入れなければ、素組みで何ら問題ない出来だ。ただし、主翼上面パーツは事後変形で上反角不足(←私のだけ?)。素組みの方も翼基準線(≒翼前縁)で5度40分の上反角をキッチリつけるべし。

 で、以下重箱の隅チェック。まず、中央部付近の翼厚が不足。P-38は厚翼で(翼厚比16%)そのため急降下性能がいまいち(低マッハ数で衝撃波発生)なのだが、そのあたりが表現不足。ただし、上から完成品を見る分には分からないから、修正はあまり報われる作業ではない。水平尾翼も厚さ不足。垂直尾翼は実機も薄く、これはOK。

 側面形では、中央胴体全体とブームの防火壁〜尾部の高さが若干過大。共に上側のラインは良好で、要するに下側に膨れているわけだ。また、中央胴体、ブームとも断面形がやや不満。キットの鼻先は2時10時方向に角ばっている。また最大幅員の位置がキットはパーツ分割線にあって、つまり横から見て水平なのだが、前下がりが正しい。ブーム断面も同様に2時10時方向に角ばって、一方で側面が平板。結果として、最大幅位置が高い。



脚カバーがないので分かりづらいが、防火壁(脚庫)の直前でのくびれがない。

機首の断面形状。キットは2時10時が角ばっていて、3時9時が平板だ。



■ 実機写真

 上記に関連する実機写真。



エラの張り具合(ここはキットも正しく表現)とその後方のくびれ具合がよく分かる。ブームの断面形が分かるかな?。

下から。ハイライトの線でくびれやエラが分かる。主脚収容部前端の幅が狭い。キットと比べてみるべし。

主翼中央部での厚さ、機首断面形に注目。当該機はブームはアゴなし前期型だが風防は後期型(正面が平面ガラス)というヘンなレストア。

もいっちょ機首断面。前期型なので風防正面が曲面ガラスであることに注意。


 なお、アゴなし初期型は、防火壁のくびれがなくエンジンからブームに素直にラインがつながる。逆にいうと、インタークーラーを顎中央に収めた後期型では、オイルクーラーが左右に押し出されて、その結果エラが張り、一方で防火壁以降はそのままなので、そこにくびれができたわけ。


■ F-5A側、上、下面図 2022/8/22追加

 一応、こちらのページにも偵察型F-5Aの図面を載せておく。図面の解説は、F-5Aライトニング製作記に掲載する。P-38Gの図面は作成していないが、F-5Aの機首をP-38Jのそれに置き換えただけである。P-38F前期やE形になると、胴体下面航法灯、着陸灯やキャノピなどに違いがある。 http://soyuyo.main.jp/f5a/f5a.html











■ 参考文献

 文献-4エアコンバットのNo.3はボング伝記、5は現存機空撮、14〜16は南西太平洋米陸偵察部隊史という渋いところ。-43、44は、サン・テグジュペリと彼が所属した自由フランス軍が南フランスで使用した偵察型F-5の写真集。いつかこれも作りたいなあ。とくに前者はタイトルからしてサンテクスに特化している。ファンは絶対買うべし。関連して-37のオリジナル・オールカラー本には、遠景で小さいながらフランス軍ラウンデルの迷彩F-5のカラー写真あってこれは貴重。

 -38のMushroom本は、型式の解説とクローズアップ。ただし図面のリベットは不正確。-41のWidewing本はW.Bodie氏による大著。-45のVentura本は他にB-25やPV-1など。-46の13FC本は、山本長官撃墜記録あり。-47はF-5について充実。-49と50はメインはP-61で夜戦P-38M型がほんの少し。-51の美しい空撮は形状把握に貴重。-52はアゴではなく機首に鮫口を描いた珍しい塗装もある。

 さらに、図面作成の参考資料として「Structural Repair Instructions (F-4,F-5)」および「Erection and Maintenance Instructions (P-38L-1) 」など多数を参照している。




1 新版 世界の傑作機 No.30 ロッキード P-38 ライトニング 文林堂
2 新版 世界の傑作機 No.131 ロッキード P-38 ライトニング 978-4-89319-172-4 文林堂
3 旧版 世界の傑作機 No.106 1979年2月 ロッキード P-38 ライトニング 文林堂
4 航空ファン別冊 エアコンバット No.3,5,14,15,16 文林堂
5 エアロディティール28 ロッキード P-38 ライトニング 4-499-22727-5 大日本絵画
6 モデルアート臨時増刊No.713 WWII アメリカ陸軍航空隊戦闘機の塗装ガイド(ヨーロッパ編) モデルアート社
7 In Action No.25 P-38 Lightning 0-89747-024-9 Squadron/Signal
8 In Action No.109 P-38 Lightning 0-89747-255-1 Squadron/Signal
9 In Action No.222 P-38 Lightning 978-089747-626-3 Squadron/Signal
10 Walk Around No.30 P-38 Lightning 0-89747-453-8 Squadron/Signal
11 D&S Vol.57 P-38 Lightning Part 1 XP-38 Through P-38H 1-888974-10-9 Squadron/Signal
12 D&S Vol.58 P-38 Lightning Part 2 P-38J Through P-38M 1-888974-11-7 Squadron/Signal
13 Aces of the Eighth 0-89747-055-9 Squadron/Signal
14 Aces of the Southwest Pacific 0-89747-063-X Squadron/Signal
15 Air Force Colors Volume 1 1926-1942 0-89747-091-5 Squadron/Signal
16 Air Force Colors Volume 2 ETO & MTO 1942-1945 0-89747-108-3 Squadron/Signal
17 Air Force Colors Volume 3 Pacific and Home Front 1942-1947 0-89747-376-0 Squadron/Signal
18 20th Fighter Group 0-89747-368-X Squadron/Signal
19 49th Fighter Group 0-89747-221-7 Squadron/Signal
20 Flying Scoreboards Aircraft Mission and Kill Markings 0-89747-305-1 Squadron/Signal
21 Planes, Names & Dames Vol.1 1940-1945 0-89747-241-1 Squadron/Signal
22 Aircraft Of The Aces 14 P-38 Lightning Aces of the CBI and Pacific 1-85532-633-7 Osprey
23 Aircraft Of The Aces 19 P-38 Lightning Aces of the ETO / MTO 1-85532-698-1 Osprey
24 Aircraft Of The Aces 51 'Down to Earth' Strafing Aces of the Eighth Air Force 1-84176-437-X Osprey
25 Aircraft Of The Aces 108 P-38 Lightning Aces of the 82nd Fighter Group 978-1-84908-743-8 Osprey
26 Aviation Elite Units 14 49th Fighter Group 1-84176-785-9 Osprey
27 Aviation Elite Units 23 475th Fighter Group 978-1-84603-043-7 Osprey
28 Aviation Elite Units 32 479th Fighter Group 978-1-84603-420-6 Osprey
29 Duel 26 P-38 Lightning vs Ki-61 Tony New Guinea 1943-44 978-1-84603-943-0 Osprey
30 Production Line to Frontline 3 P-38 Lightning 1-85532-749-X Osprey
31 Aircam Aviation 10 P-38 Lightning Osprey
32 Warbird Tech Volume 2 Lockheed P-38 Lightning 0-933424-65-5 Specialty Press
33 Monografie Lotnicze 68 Lockheed P-38 Lightning cz.1 83-7237-082-6 AJ-Press
34 Monografie Lotnicze 69 Lockheed P-38 Lightning cz.2 83-7237-091-5 AJ-Press
35 Monografie Lotnicze 70 Lockheed P-38 Lightning cz.3 83-7237-099-0 AJ-Press
36 Miniatury Lotnicze 16 475FG 1943-1945 83-89088-50-9 Kagero
37 P-38 Lightning in World War II Color 0-87938-868-4 Motorbooks International
38 Yellow Series 6109 Lockheed P-38 J-L Lightning 83-917178-2-8 Mushroom
39 American Eagles 2 P-38 Lighting Units of the Eighth and Ninth Air Forces 1-903223-17-2 Classic
40 Lockheed P-38 Lightning 1-86126-770-3 Crowood
41 The Lockheed P-38 Lightning 0-9629359-0-5 Widewing
42 P-38 Lightning At War Zenith Press
43 Poet and Pilot Antoine de Saint-Exupery 1-881616-23-1 Scalo
44 Les Ailes de Gloire No16 Les P-38 de la 33e Escadre 2-914403-22-4 Along
45 Classic Warbirds 8 Pacific Twins Ventura
46 13th Fighter Command In World War II 0-7643-2067-X Schiffer
47 The Eightballers Eyes of the Fifth Air Force 0-7643-0910-2 Schiffer
48 Yellowjackets! The 361st Fighter Group in World War II 0-7643-1466-1 Schiffer
49 Queen Of The Midnight Skies 978-0887404153 Schiffer
50 The 421st Night Fighter Squadron in World War II 0-7643-1306-1 Schiffer
51 Warbird Legends 0-7603-0967-1 MBI Publishing
52 Shark's Teeth Nose Art 0-87938-584-7 Motorbooks International
53 Fighter Command 0-87938-473-5 Motorbooks International
54 The Mighty Eighth In Color 0-933424-57-4 Specialty Press
55 The Nineth Air Force In Color 1-85409-272-3 Arms And Armour
56 War Eagles in Original Color 0-9629359-2-1 Widewing
57 Pacific War Eagles in Original Color 0-9629359-3-X Widewing
58 双胴の悪魔:P-38 文庫版航空戦史シリーズ34 朝日ソノラマ
59 Structural Repair Instructions (F-5,F-5)
60 Erection and Maintenance Instructions (P-38L-1)





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