P-36 P-40シリーズ 図面
2016.12.13初出
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塗&マは、AVGフライングタイガースの機番68にするつもり。インアクション(新)などによれば、P-40〜は米陸軍向けの呼称で、H81A〜がAGV含む輸出版、うちRAF向けはトマホーク〜となる。P-40(注)=トマホーク I=H81-A1で翼機銃が片側1丁ずつ。同様に、P-40B=トマホーク IIA=H81-A2で翼機銃が片側2丁になる。また、P-40C=トマホーク IIB=H81-A3で、セルフシーリングタンクおよびドロップタンク装備可となったのがP-40Bとの違い。細部は相手先により違いがある。ピトー管は米軍が矢じり形に対し輸出型はクランク状、また左舷エルロンタブは米が可動、輸出型は固定、RAFはアンテナ柱あり、など細部に違いがある。 注:P-40はサフィックスなし。他モデルと区別するときはP-40-CUと呼称する場合もあり。CUはサブタイプ名ではなくP-47D-21-REなどの「RE」と同じく製造工場を表すもの。従ってP-40B-CU、P-40C-CUという表記もできる。また、P-40-CUのモデル名はH81、P-40Bは同様H-81Bであるが、実質的には上記のとおり。
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Total Length (inches)
D&S | WA | IA(1) | IA(2) | EMI | FD | |
P-36 | 342 | - | - | - | - | 346.12 |
P-40B/C | 381 | - | 380.56 | 380 | - | 381.6 |
P-40D/E | 374 | 380.5 | 380.72 | 374 | 380.75(*) | 380.72 |
P-40F-1 | 380.72 | - | - | - | - | 380.47 |
P-40F-5/L | 399.72 | - | 401.72 | 400 | - | 400.47 |
P-40M/N | 399.72 | - | 401.72 | 400 | 399.72 | 400.72 |
D&S : Details & Scales, WA : Walk Around, IA(1) : In Action 1026, IA(2) : In Action 1205, EMI : Erection And Maintenance Instructions, FD : Factory Drawings from AirCorps Library (*) : P-40K |
では表右端の製造図ベースの数値、というか私が正しいと信じる数値の根拠。まず、最も確実なのが短胴型ウォーホークD/E型で、全体概要図、カウル組立図、胴体組立図などの数字がピタッと整合している。防火壁(=sta 0)からスピナ先端までが118-3/8"、防火壁からラダー後端までが262-11/32"で、合計380-23/32"≒380.72"≒9,670mmである。K型も、垂直安定板前方が増積されただけで全長は同じ。 長胴型ウォーホークのM/N型は胴体組立図から短胴型よりジャスト20"延長されていることが確実(ラダーヒンジのsta値その他複数の図面による)。となると、全長は400-27/32"なのである。ところが、製造図の全体概要図には全長399-27/32"と誤記されていて、マニュアルはこれを単純に写したものと思われる。この図、胴体長など個々の長さとその合計が一致しないので、間違いは明らか。それにしても、D&Sなどの374"はかなりの誤差だけど、どっからこんな値が出てきたんだろう? 次に、マーリンエンジン装備F/L型について。手元の製造図にはこれらの全体概要図は含まれていない。ただし、カウルの寸法入り図面はあり、これによるとD/E型のカウルより1/4"短いことがはっきり分かる。旧作L型製作記には同じと書いたけど間違いだったね。まあ1/48で0.2mm以下だから・・・むにゃむにゃ。スピナと防火壁以降の胴体長は同じだから、マーリン型の全長は短胴、長胴ともそれぞれ0.25"短いはずである。 続いてP-36(あるいはH-75、いずれも同じ)。これは製造図に全体概要図があり、スピナ含みの全長が記載されている。ただし、現存機の側面写真と重ね合せると若干ズレている。まあ、スピナも全長に含まれるので、当機の場合はそれが原因かもしれない。防火壁以降の後部胴体については、寸法入り胴体構造図があり、P-40D/Eと同じ長さであることが確認できる。また、P-36とP-40Bの写真を重ねると防火壁以降のキャノピ、後部胴体はピッタリ重なるので、P-40Bの後部胴体長もP-40D/Eと同じとなる。 最後にP-40Bの全長。実は"AirCorps Library.com"の製造図にはB/C型の図面は一切含まれていない。が、スピナ後端が-92-13/16"という情報があり、それに合わせるとスピナ先端は概ね-119.3"となる。また、複数の現存機体の遠方真横からの写真があり、防火壁から尾翼までを製造図の寸法にあわせると、防火壁からスピナ先端までは概ね119"となる。ということで、拙図においてはこの数値を採用する。防火壁以降の長さは262.34"で、これを足して全長381.6"となる。ちなみにD&Sやインアクションの数値も381"付近だ。(2020.12訂正) 実は、P-36風防の製造図があり、風防先端および後端のsta値、胴体基準線からの高さが記載されている。ところが、これが上述の防火壁〜尾翼合わせの写真と整合しない。逆に、この風防位置が正しいものと仮定して写真を合わせると、P-40Bの全長は383"となり3"長くなる。防火壁合わせが正しいのは確か。でも、なぜ風防の数値が違っているのは謎。また風防前面傾斜角はこの製造図によると 37.5゚、ただしこれも写真と整合しない。
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といいつつ、自分は何が何ミリ違うと重箱の隅をつついいる。じゃあどうして?というと、ひとつは図面を描く以上、できるだけ正確にしたいから。拙図を基にキットを開発してほしいと願う身にとって、無責任ではいられない。書くと間違いが指摘され、それが正確度向上につながる。もうひとつは、細部の追及自体に「飛行機考古学」的な面白さがあること。製造図や写真を分析して実機の真の姿を解明し、図面として再現、同好の士と意見交換というのは、知的好奇心をそそる遊びなのだ。で、考古学上の発見があると、黙っていられない性分なんだろうな。♪俺の話を聞け〜ってか。普通の(まっとうなともいう)モデラーが模型作りを楽しむ分には意味のない情報だから、軽く聞き流してもらえれば幸い。 つまるところ、文字情報(当頁を含め)に惑わされず、自分の目で判断されたし、といいたいわけ。それから、文字情報は間違ってることが多々あるので要注意。当頁でも訂正は日常茶飯事だし(陳謝)。文献やサイトの記述も鵜呑みは危ない(ついでにいうと図面もね。←文字じゃないけど)。写真は絶対嘘をつかない。だが、先入観で目が曇ってると真実は見えない。人間の目(というか脳)は見たいものが見えるようにできてるからねえ・・・(猛省)
その他、パネルラインのミスが少々。図面では分かりづらいところは、カウルの排気管が通るスリットで、キットは横から見て水平に一直線だが、実機は斜め上から見て一直線で、真横からだと前方がやや垂れ下がる。小さいことだが機首の印象に与える影響は大きい。 |
![]() ラジエータカウルは3つのドラムとの隙間が最小になるような形をしている。 |
![]() D型以降(F/Lは除く)もドラムが同じだから、基本的に同じ断面形。カウルフラップも共通と思ってるのだが・・・(画像は反転) |
P&WツインワスプR-1830装備型 P-36A 胴体機銃 .50×1、.30×1、翼機銃なし 178機生産(以下同) P-36C 翼に.30×2が追加となる 32機 P-36G 翼が.30×4となる ノルウェイ発注H75A-8を米陸で受領 30機 H75A-1 胴体7.5mm×2、翼7.5mm×2 仏発注、降伏後はRAFが受領、モホークI 100機 H75A-2 胴体7.5mm×2、翼7.5mm×2 仏発注、降伏後はRAFが受領、モホークIIと呼称 100機、48機目以降は翼機銃4丁 H75A-3 胴体7.5mm×2、翼7.5mm×4 仏発注、降伏後はRAFが受領、モホークIII 135機 H75A-6 胴体7.5mm×2、翼7.5mm×4 ノルウェイ発注 独捕獲機のうち8機はフィンランドに供与 24機 ライトサイクロンR-1820装備型 H75A-4 胴体7.5mm×2、翼7.5mm×4 仏発注、降伏後はRAFが受領、モホークIV 284機 H75A-7 胴体7.5mm×2、翼7.5mm×4 蘭発注、降伏により蘭領東インドへ 20機 H75A-9 胴体7.5mm×2、翼7.5mm×4 モホークIVとしてインドへ 10機 (注)D&SではH75A-6と7は武装不明と記載。記録写真よりいずれも翼4と判断される。 (※)https://web.archive.org/web/20150924021036/http://www.gc2-4.com/NSGAcouv.htm https://web.archive.org/web/20150924021030/http://www.gc2-4.com/NMACcouv.htm 補足する。米陸に最初に配備されたP-36Aは、胴体機銃が.50(右舷)と.30(左舷)。翼機銃なし。真珠湾攻撃に遭遇したのはこのタイプ。エンジン換装されたB型は1機のみ。続くP-36Cは、翼に.30×2を追加。A、C型とも排気管フェアリングなしの機体が見られる。単に外しただけか、Cの生産途中から導入でAにはレトロフィットなのか不明。スピナは凸形。P-36Gはノルウェイ発注H75A-8で、同国降伏により米陸に引き取られ訓練部隊に送られた。輸出型H75Aの特徴である胴体機銃パネルのスリットあり。米陸使用機は以上のみ。 輸出型は胴体機銃スリットの他、ピトー管、アンテナ関係、照準器などの装備品が米陸型と違う。フランス発注は、H75A-1、-2、-3がP&Wツインワスプ、-4がライトサイクロンで、それぞれ翼武装が異なる。-1、-2は胴体機銃スリットなし。仏降伏によりその一部はRAFに渡り、モホークと名付けられた。スピナは凸形が多数で、後期?には砲弾形もあり。H75A-5以降はノルウェイ、オランダ、イランの発注で数も少ない。-6の一部がフィンランドに渡った。フィン機にサイクロン型もあるが、来歴不明。 では側面図。条件の非常に良い現存実機写真があり、側面形はバッチリ。またエンジンカウルとアクセサリカウルは製造図があり、それも参考にする。カウル開口部奥上部の正面から見えないところに、過給機エアインテイクがある。カウル下面のドアはオイルクーラーの補助インテイク。
また、水平安定板後端ラインが異なる(下右画像)。ヒンジ位置は同じで、エレベータが前方に広い。ラダー同様にヒンジを支持する湾曲ステーが2つある(上面のみ)。 |
![]() 実機写真からするとラインはこんなもんか。けっこうギリである。 |
![]() エレベータ前縁ラインとともにフィレット後端の形も異なる(アタリマエ)。マスバランスより外側の分割ラインは同じ。 |
次回、断面図、正面図、下面図の予定。サイクロン型は予定なし。悪しからず。
それと、RAFトマホーク、フライングタイガースH81A-2の左舷エルロンタブは固定式。一方で米陸型は可動式となっている。既存図面はみな可動式になってるね。C型後期には尾脚が長くなり、脚カバーに切り欠きがある。しかし、こんなことに気づくなんて、かなり病気が悪化しているようだ。 |
![]() アリソンの排気管は等間隔ではない。 |
![]() 輸出型H81Aのエルロンタブは左右とも固定式。 |
P-40B側面図の排気管を修正。平面図は後ほど。あ、野馬の図面も直さなくちゃいけないのか。ううう・・・
側面空撮写真は遠近法の誤差を補正してトレースしており、側面図のアウトラインは、そう外してないはず。多くの既存図面のカウルは角張り過ぎだね。あれじゃあ、ポリカルポフI-16だっつうの。
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![]() 絞り込みのラインはP-36に似せて描く。当該エンジン、最大直径はシリンダーの前寄りで後半は絞られている。 |
![]() ライトサイクロンR-1820エンジンの直径は1,378mm。上下にはエアダクトの空間がある。機銃はシリンダーの間を通る(はず)。 |
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![]() 側面形でツインワスプ型と比較。ワイルドキャットほどはエンジン違いによる全長の差がない。 |
![]() さらに平面形。アクセサリカウルもP-36より広角にしないとスムーズにカウルにつながらない。 |
ご参考まで、ベースの補正済み側面写真も載せちゃおう。出典は文献-39。主翼下方のシルエットの段差は、脚フェアリングなので、早とちりせぬよう(←したのか?)。さらにFM-2とも重ねてみる。こういうのは、図面ならではの楽しみ。同じエンジンでもカウルのタッパはかなり違う。 |
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![]() 正面図の拡大。防弾ガラスは金属製のフレームに収まる。吊り下げ金具は煩雑になるので省略。 |
次回、固定脚ホーク図面の予定。いや図面でなくて想像図か・・・ マーリンホークはしばらくお待ちを。
図面の前に、固定客もとい固定脚ホークの概要についておさらい。出典はD&S他。このうちMはよく分からない部分が多く、外形的には同じと思われるN、Oを図面化する。 ・H75M 胴体.50×2、翼.30×4 中国発注 30機 中国で追加生産(途中挫折とか) ・H75N 胴体.50×2、翼.30×2 タイ発注 機数不明 翼下に23mm銃を懸架したものあり(この場合.30は撤去か?) ・H75O 胴体.50×2、翼.30×2 アルゼンチン発注、29機、当国で追加20機生産 その他、H75H、Qはいずれも2機のみ生産。Hは脚フェアリング形状が異なり、曲面風防。なお、H75Qを引込脚とする資料もある。
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平面ガラスで構成される風防は、次のようにして形状を決める。側面窓の前、後、下の辺を延長した三角形(水色)を考える。正面窓の傾斜角は曲面ガラスタイプと同角度であることが実機写真から分かる。三角形の頂点が各図面において矛盾しないように45゚の補助線を引いて確認。風防後方フレームの形は、スライドフードと同じだから三角形の2点は固定され、前方の1点を動かして、正面窓の形状が実機写真らしく見える位置を探る。その結果が下図だ。これで「作れない図面」にはなってないはず。 側面窓は、かなり前狭まりになっているため、裾のフェアリングの平面形も他型とは異なる。固定脚型は、ノックダウン生産を企図しており、製造の容易な平面ガラスとしているのだろう。 |
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次こそはマーリンホークの予定。
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1 | 新版 世界の傑作機 No.39 P-40 ウォーホーク | - | 文林堂 |
2 | 旧版 世界の傑作機 P-40 ウォーホーク | - | 文林堂 |
3 | オスプレイ軍用機シリーズ21 太平洋戦線のウォーホークエース | 978-4-49922-779-7 | 大日本絵画 |
4 | Curtiss P-40 In Action aircraft no.26 | 0-89747-025-7 | Squadron/Signal Publications |
5 | P-40 Warhawk In Action aircraft no.205 | 0-89747-537-2 | Squadron/Signal Publications |
6 | Walk Around P-40 Warhawk Walk Around Number 8 | 0-89747-361-2 | Squadron/Signal Publications |
7 | D&S Vol.61 P-40 WARHAWK PART 1 Y1P-36 through P-40C | 1-888974-14-1 | Squadron/Signal Publications |
8 | D&S Vol.62 P-40 WARHAWK PART 2 P-40D through XP-40Q | 1-888974-15-X | Squadron/Signal Publications |
9 | P-40 Warhawk In Color Photos from World War II | 0-87938-928-1 | Motorbooks International |
10 | Eagle Files 4 Tigers Over China The Aircraft of the A.V.G. | 0-966076-7-4 | Eagle Editions |
11 | Flying Tigers American Volunteer Group | 3-912749-03-04 | DTU |
12 | Miniatury Lotnicze 22 112 Sqn "Shark Squadron" 1942-1945 | 83-89088-75-4 | Kagero Studio |
13 | Miniatury Lotnicze 28 AVG "Flying Tigers" 1941-1943 | 83-89088-28-2 | Kagero Studio |
14 | Monografie 36 Curtiss P-40 vol.1 | 978-83-60445-27-3 | Kagero Studio |
15 | Monografie Lotnicze 61 Curtiss P-36 Hawk cz.1 | 83-7237-036-2 | AJ-Press |
16 | Monografie Lotnicze 62 Curtiss P-36 Hawk cz.2 | 83-7237-037-0 | AJ-Press |
17 | Monografie Lotnicze 63 Curtiss P-36 Hawk cz.3 | 83-7237-038-9 | AJ-Press |
18 | Monografie Lotnicze 64 Curtiss P-40 cz.1 | 83-7237-039-7 | AJ-Press |
19 | Monografie Lotnicze 65 Curtiss P-40 cz.2 | 83-7237-040-0 | AJ-Press |
20 | Monografie Lotnicze 66 Curtiss P-40 cz.3 | 83-7237-041-9 | AJ-Press |
21 | Aircraft of the Aces 35 P-40 Warhawk Aces of the CBI | 1-84176-079-X | Osprey Publishing |
22 | Aircraft of the Aces 38 Tomahawk and Kittyhawk Aces of the RAF and Commonwealth | 1-84176-083-8 | Osprey Publishing |
23 | Aircraft of the Aces 41 American Volunteer Groups Colours and Markings | 1-84176-224-5 | Osprey Publishing |
24 | Aircraft of the Aces 43 P-40 Warhawk Aces of the MTO | 1-84176-288-1 | Osprey Publishing |
25 | Aircraft of the Aces 55 P-40 Warhawk Aces of the Pacific | 1-84176-536-8 | Osprey Publishing |
26 | Aircraft of the Aces 86 P-36 Hawk Aces of World War 2 | 978-1-84603-409-1 | Osprey Publishing |
27 | Aircraft of the Aces 117 Aces of the 325th Fighter Group | ISBN 978-1-78096-302-0 | Osprey Publishing |
28 | Aviation Elite 14 49th Fighter Group Aces of the Pacific | 1-84176-785-9 | Osprey Publishing |
29 | Aviation Elite 31 23rd Fighter Group 'Chennault's Sharks' | ISBN 978-1-84603-421-3 | Osprey Publishing |
30 | Aviation Elite 39 57th Fighter Group 'First in the Blue' | 978-1-84908-337-9 | Osprey Publishing |
31 | Osprey Duel 8 P-40 Warhawk vs Ki-43 Oscar | 978-1-84603-295-0 | Osprey Publishing |
32 | Osprey Duel 38 P-40 Warhawk vs Bf109 MTO 1942-44 | 978-1-84908-469-7 | Osprey Publishing |
33 | Checkertails The 325th Fighter Group in the Second World War | 0-89747-316-7 | Squadron/Signal |
34 | 49th Fighter Group | 0-89747-221-7 | Squadron/Signal |
35 | The Curtiss P-36 and P-40 in USAAC/USAAF service 1939 to 1945 | 0-9539040-5-9 | Guideline Publications |
36 | Red Series 5112 Curtiss Hawk-75 in French Service | 978-83-61421-07-8 | Mushroom Model Publications |
37 | Red Series 5104 Fighters Over France and the Low Countries | 83-916327-1-7 | Mushroom Model Publications |
38 | Les Ailes de Gloire No.6 Curtiss Hawk H75 | 2-914403-08-9 | Editions d'Along |
39 | Curtiss Hawk 75 | - | Ducavia |
40 | Suomen Ilmavoimien Historia 5 Curtiss Hawk 75 P-40M | 951-98751-9-0 | Kari Stenman Publishing |
41 | RAAF Camouflage & Markings 1939-45 Vol1 | - | Kookaburra Technical Publications |
42 | RAAF Camouflage & Markings 1939-45 Vol2 | 0-85880-037-3 | Kookaburra Technical Publications |
43 | The P-40 Warhawk, Mustang and Kittyhawk in Australian service | 0-9587978-1-1 | Aerospace Publications |
44 | Aircraft Pictorial No.5 P-40 Warhawk | 978-0-9817931-1-5 | Warships Publishing |
45 | Aviatic WWII Aircraft No.1 Curtiss P-40F Warhawk | - | Aviatic |
46 | Air Vanguard 8 Curtiss P-40 Long-nosed Tomahawks | 978-1-78096-909-1 | Osprey Publishing |
47 | Air Vanguard 11 Curtiss P-40 Snub-nosed Kittyhawks and Warhawks | 978-1-78096-912-1 | Osprey Publishing |