ホークH81-A2(エアフィックス 1/48)製作記
2016.12.13初出
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キット画像は遠近法を補正済み。スマホでズームなので画像が不鮮明だな。 |
次に断面形。ラジエータ部はキットのような「U」でなく「V」に近いのが正。キットはギブソンのネック、実機はフェンダー、というと分かる人には分かるかな。さらに顎インテイク上端の「くびれ」が足りない。それ以外は、後部胴体の断面形は問題なし、胴体幅もOK。主尾翼の形状、翼型は良好である。 |
テープを貼った顎の断面形、口角部のくびれ(の無さ)に注目。断面はカマボコ形で、マーリンホークなら正解なんだけど。 |
断面図と比較すればこんな感じ。ただし赤ラインはあくまでイメージ。 |
キットのラジエータが正しい断面形になっていない。これも削って修正する必要あり。本体への接着は後で。 |
防火壁の断面形は良好。裾の絞りがやや不足か。画像ないけどコクピット後方の#5フレームもOK。 |
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機首短縮のため、排気管後方で前後にカットし、切断面を1mm削る。上側カウルは後端部で1mm詰める。 |
パーツをしごいて曲げる。赤矢印は曲がりを戻す方向、青は曲げる方向。下端部の黒着色部はカットする。(画像見辛いけど) |
切り刻んだカウルを接着する。顎断面縮小→外周長が減少→顎パーツ下端をカットなのだ。リップも1mm後退させる。 |
バルクヘッドで曲げ矯正の戻りを防ぐ。これは1mmプラバンを断面図から胴体パーツの厚さを差し引いた形に切り出したもの。 |
修正前の右舷。 |
修正後の左舷。口角のくびれに注意。リップにつながる上顎パーツの「土手」も要修正。くびれに伴い内側に寄せる。 |
キットの後方固定窓は接着面が外から丸見え。プラバン絞り出しに置き換えるため、このようにカット。 |
内側の胴体外板は窓接着後にはめ込むようにする。胴体側面ライトはクリアランナーにして透明部の直径を拡大。 |
尾部はこのように後端が1mm短い。 |
端部に1mmプラバンを接着して延長。 |
ところで、スピナを外した機首がカピバラに見えるのは私だけ?
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天使と出銭虎は、さる方よりデータを頂いたもの。毎度感謝。F高校漫画研究会の血が騒ぎ、天使の頬と前髪、バストとヒップのラインを、ちょいちょいっとアレンジして可愛さとセクシーさを2割増量。まつ毛と右手小指、胸のポチッは妄想で。虎は無修正。 |
そのハイライトを正確に描くため、今回こんな図を描いてみる。断面図をベースに面の傾きが同じ位置をつないだもの。このコンター線と明暗の階調を揃えると説得力のある絵になる・・はず。ならないのは、センスの問題だな(嘆息)。 |
今回は、機首のバルクヘッドとその位置決めガイドをまず作り、そこに3分割のカウルを接着。このときの誤差はバルクヘッドとカウルパーツの接着面に逃がす。次に右舷カウルを左舷胴体に仮止めした状態で、全体の歪みに注意して後部胴体とカウルを接着する。誤差はカウルと胴体の接着面に逃がす。個々の接着箇所の全てをピッタリと段差、隙間なくしようとすると、逆に全体に歪みが生じる。ふむ、これって仕事や人間関係など他の物事にもあてはまるような・・・ |
右舷胴体も修正終了。コクピット後方部分も内側のステーを左舷側に仮止めしてから切り離した上部を接着する。 |
バルクヘッドの位置決めガイド。 |
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褐色味のグレイがレジン。プラバンでリブ(白)、追加の機器はキットとハセP-40から。スロットルレバーは自作。 |
キットパーツの床板、隔壁をつけるとこんな感じ。アイリスの縦通材とキットを比較すると圧縮具合が分かる。 |
計器盤はキット。こちらはなかなかよいモールドなので、これを使う予定。航法灯の内側に凹ませたアルミ板をテープ止め。 |
塗装、水ウェザマスのウォッシング。色がまた悩ましい。 |
補足。キットはコクピットの縁が厚く、そのままレジンパーツを接着すると縁の厚さが2mmにもなってしまう。キットの縁を薄く削り(後のリベット作業を考えある程度の厚みは残す)、レジンパーツは上の一区画を切り取ってそこはプラバンで再現。スロットルレバーは延ばしランナーの先に瞬間をつけてプラ粉に突っ込む。この方式が一番簡単。 コクピット内部の塗装色は、AVG機がそもそもはRAF向けだったことを考えると、RAFグレイグリーンを模した塗色の可能性も大。確証が得られずとりあえず米インテリアグリーンで塗る。真相ご存知の方、ぜひ胴体左右接着前にお知らせ願う。
レターが細くて角ばってるのが112Sqnの特徴。当機はFの縦棒が長い。右舷は同隊他機から推測してGA-Fか。GAのスペースが苦しいけど、他機では書体を細くしている。シリアルの周囲は四角い暗色で、DG/DAの温帯陸上迷彩の塗り残しかも。ただ正規のシリアルのサイズでないので現地で描いたのかな。下面色は写真の印象は明るめでエイザーブルーとする。もしかすると米製RAF機独特の例の妙に白っぽいライトグレイかも。RAFトマホークはマストアンテナが特徴。アンテナ線は主翼端から張る。クランク状ピトー管とGM2光像式照準器、左舷エルロン固定タブもポイント。 |
112Sqnは、1917年ソッピース・パップ装備にて開隊した伝統ある部隊。連合軍P-40で最初に鮫口を描いたことで「ザ・シャーク・スコードロン」の愛称を持つ。WW2はグラディエータ(製作記参照)、ハリケーンの後、1941年7月からトマホーク、12月からはキティーホークにて北アフリカで戦い、イタリア侵攻中の1944年6月にマスタングMk.IIIに改変するまでP-40を使い続けた。戦後はヴァンパイア、カナデア・セイバー、ハンターを使用。どれも鮫口付きだけど、機体形状ゆえか獰猛というよりカワイイ感じ(とくにセイバーはおマヌケ。sabre 112sqnで検索してね)。 デューク少尉(イラスト時)は、27機の撃墜を記録しMTOでの連合軍トップエースとなる。ちなみに枢軸軍トップはご存知「あの人」だ(Bf109F参照。いや、だから名前を言ってはいけないのではなく・・)。戦後はテストパイロットとなり1953年にはハンターにて最高速度の世界記録保持者となった。トマホークの前は92Sqnでスピット(Mk.V?)を操縦。乗り換えた感想を聞いてみたいところだ。英国人の控え目な表現で「速度と操縦性は・・(肩をすくめ)忍耐を学んだよ。でも機体の頑丈さには何度か救われたね」なんて言ったかどうだか。←妄想しすぎ
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脚収容部は0.3mmプラバン細工。溶剤系で接着して翌日切削加工する。後日、リブ本数の間違いに気付く(泣。 |
B型における側壁の詳細は不明でE型を参考にする。本当は側壁が一部湾曲してるのだけど、スルー。 |
いつものようにカーボンファイバーでがっちり補強。 |
下部フェアリングが滑らかな曲線になるよう彫刻刀で削って修正。上修正後、下修正前。 |
型式おさらい。NはLと同様の重量軽減を主目的とする。英連邦軍ではキティーホークIV。N-1はM以前と同じキャノピで、違いは4丁機銃と機体内部の軽量化。N-5からキャノピとシートが変更され、またタイヤが30"から27"に小型化、機銃が6丁に戻る(D&Sでは-15からとされるが、記録写真で-5で6丁装備が確認できる。ただし現地改修の可能性もあり)。下面航法灯が3色灯に変更(詳細は次回平面図で)。
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木型ほぼ出来上がりの図。窓の形を鉛筆で描くと形のミスに気付きやすくなる。 |
0.4mmプラバンで絞る。今回は前後の面が必要ないから、下に引かずに巻くように被せる。出来上がり0.8mm厚くらい。 |
あれ?後ろの木型は何だ?(←正面窓は上広がり。これで分かっちゃった人はビョーキを自覚するべし)
さておき、イラストはRAFのモホークIV BJ546/OQ-O、モデル名でいえばH75-A4だ。1942年3月、ビルマ西岸アキャブにおける第5Sqn所属機。67Sqnから派遣のニュージーランド人C.V.Gargh軍曹搭乗。P-36エース本p75に左舷全身写真あり。同本塗装図は方向舵の迷彩がイレギュラーだが、写真の汚れと判断。Aカウルに牧羊犬?の頭部のイラスト。スピナの色は不確か。規定ならスカイか?無塗装か? 当機は別パイロットの搭乗で同年5月に失われる。風防上にリアビューミラー、GM2照準器装備。 描画テク的には空冷エンジンでぐっと広がった機首の表現がポイント。これが、なかなか難しい。防火壁での折れ曲がりを感じてもらえれば嬉しいんだけど。カウルとAカウルの広い面がのっぺりとするので、フィクションでチッピングや汚れを追加。機体全体も写真の雰囲気でくたびれ風味にするけど、写真の汚れかも。塗装は米国製ナンチャッテ温帯陸上迷彩カラーだろうから、1枚目イラストのフライングタイガース機と同じ色調にする。 RAF第5スコードロンは1917年に開設し、1920年から1947年までの間は終始CBI戦域にて活動した。1942年、ホーカー・ハートからモホークに改変し、ビルマでブレニム爆撃機の援護を務めた。その後、ハリケーン、サンダーボルト、テンペストIIに転換。戦後はヴァンパイア、ヴェノム、ミーティア、ジャベリン、ライトニングなどを使用し、トーネードF3では湾岸戦争に加わった。 |
N正面図は作成予定なし。引き続きD/E/Kくらいは描きたいな。さらに、 疾風に続く日本機図面検証シリーズ第二弾を準備中。あの陸軍機だ。乞うご期待。 しかし、ますますモケイが・・
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左舷には給油口の穴。これがまさに意外な落とし穴。穴の周囲にクラックが入って失敗。これはテイク2。 |
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顎の中身は、キットパーツがベース。断面形を削って合わせ、必要部分を塗装しておく。 |
ラジエータ後方フェアリングは取付位置を主翼と十分に調整する。胴体側も開口部の幅を調整。フレットも削って形状修正。 |
スピナを接着し、1.5mm真鍮棒の軸をつける。胴体先端にはキットの軸受けパーツ。ちょうど1.5mmの穴があいている。 |
後ろ側はバルクヘッド部に1.5mmの穴をあけたプラバンを白フタで接着。軸がズレないよう、慎重に位置決め。 |
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キットの着陸灯位置は不正確。図面を元に正しい位置に穴をあける。アルミ板の反射鏡も取り付ける。ガラスはCDケース。 |
翼接着。後縁がかなり厚く、定規に貼った180番ペーパーで削る。前縁は翼型図をゲージに削る。翼端を薄く削ぎ上げるのを忘れずに。 |
胴体と削り合せ、仮組みしてみる。合わせは、まあエアスタンダードってところ。 |
下面側はこんな具合。胴体下部フェアリングもカーブ状に削る。補強のランナーが見えるかな? |
機首上面インテイクの形が気になるなあ。
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カウル上面カーブを盛ったり削ったり。影の見え方で肩のエッジのラインを確認する。インテイクは削り取る。 |
インテイクはキットのランナーの一番太いところを使う。キットの機銃フェアリングを乗せてみる。やや薄くて寄り目。 |
フェアリングの外側に0.3mmプラバンを貼ると眼元キリリ。鮫口はWINDS展示会用スペシャルマーキング。 |
後方窓のスジボリはロボでテンプレートを切る。 |
自作図面を傍らに、スジボリも同時並行で進める。今回、久しぶりにラインチゼル0.1mmを使う。直進性が悪いので、まずケガキ針かエッチングソーで軽くスジをつけておくのがミソ。パテあるいは瞬間とプラの互層にはNG。そういう箇所はエッチングソーが確実。 |
ラダーも取り付け全体形が見えてきたぞ。鮫口が入るとテンション上がるなあ。 |
同機の写真は細部がはっきりせず、シリアルはオスプレMTOエース本による。他に41-14512もあるとか。胴体横の星条旗のサイズは甘い。胴体ラウンデルは35インチサイズ。尾翼シリアルは、MTOのP-40でよく見られる極太フォントにする。ただし書体、位置、サイズは甘い。同本イラストの59FS機は左翼下に星条旗があり、まあ一つの可能性として描いてみる。真偽は不明。 58FSは1941年1月、P-39にて開設。暫く本土に留まり、P-40Fに改変して1942年11月からチュニジア方面で実戦参加し、1944年2月まで地中海戦域で活動した。その間、同隊はゲリラ戦法に由来して「ゴリラ」と呼ばれたという。コクラン司令の好んだ戦法なのだろうか。同年4月、インドに移動し、中国、ビルマ各地でP-47、P-38を使用して終戦まで戦った。戦後は、本土防空隊としてP-51、F-84、F-86、F-94、F-89、F-4E、F-15を使い、現在はF-35ライトニングIIを使用している。 |
次に、ショートテイルF型。314FS/324FG P-40F-5-CU 41-14281は、1943年2月エジプトでのMacArthur Powers少尉機。右舷の写真がMTOエース本にあり、レターはY2☆0。少尉はRAF145SqnのスピットファイアVBで2.25機撃墜後にUSAAFに移籍した。機首のダイヤモンドはスコードロンマーク。同本では黄色だが、デザートピンクとの明度差から白としてみる。確証なし。別機写真で中に文字があるようにも見えるが読めない。残念。 314FSは、1942年夏、P-40部隊として開設し、10月にエジプトへ移動、当初はショートテイルF、後ロングテイルF/Lを使用し、パトロールとエスコートを主任務とする。イタリア上陸後は戦闘爆撃が主となり、1944年7月、P-47Dに機種転換、終戦までイタリアで戦った。途中休止を経て、現在はニューメキシコ州のF-16C部隊となっている。 |
前回掲載の325FG「灯台ルーイ」のイラストを訂正して差し替える。文献-9にある316FS移管後の同機と思われる写真に機番を塗り潰した跡があり、それに従い機番の位置を変える。自分の模型とだいぶ異なる姿になってきたな。模型「が」か。まあいいや。10年以上前の作品だし。
さて、水平尾翼。前縁はキットのよう尖っているのが正解(垂直尾翼もね)。うっかり丸めてしまわぬように。垂直安定板の後縁を延長した都合で、取付位置をそれに合わせて後退させ、フィレットの辻褄を合わせる。正しくは同様に安定板後縁を延長して、その分エレベータのコードを短縮すべきだが、そこまでしなくてもいいかなあと。(←ヲイ) |
水平尾翼は画像よりもう少し後退させる。フィレットとの段差は瞬間+プラ粉で。エレベータは真鍮線で取り付ける。 |
#1たまぐりでリベット。一部のダブル線はシングルに省略。キットのパネルライン(瞬間で埋めた跡)は位置がズレてる。 |
主翼もスジボリ。アクセスパネルはロボ君カットのテンプレートで。 |
リベット開始。パネル&リベットラインは既に図示してるからあんまり書くことないな。 |
風防とスライドフードもプラバンを絞る。ケミウッドで木型を作る。シンプルな形だが、それゆえキットに合わせるのが難しい。 |
絞り作業はこんな台を使っている。クランプの固定側に貼った荒目のサンドペーパーがミソ。 |
16FSは、1941年P-40飛行隊として開設。1942年3月、インドに派遣され、ハンプ(ヒマラヤ山脈)越えルートのインド側の防空を担い、掃討、爆撃、偵察、哨戒により北部ビルマの地上軍を支援した。42年6月に中国の昆明に移動し、今度はハンプの中国側を担当した。1944年にはP-51A、その後P-51Dを装備した。戦後は、P-47、F-80、F-86D、F-102、F-4を使用し、米本国と那覇、三沢、板付、築城、台湾、韓国など極東に配備された。現在はナリス空軍基地にてF-16を使用する。
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木型を修正して0.4mm板で絞り直す。ざっと切り出したところ。エッチングソーで前後に切り離す。 |
合わせも調整。図面を切った型紙で、高さ、傾斜角度、前後位置も厳密にチェックする。青は胴体ツライチ。赤は外にはみ出す。 |
引き続き、スジボリとリベットを粛々と進める。
ほぼ同じ塗装で機番49もあり、こちらの虎はやや前後に短い。ホイルは黄色。迷彩は一応オリーブドラブ/ニュートラルグレイとするが、同隊には上面二色の雲形迷彩機もあり、本機はそれをリペイントした可能性もある。左右の虎は上面ではつながっていない。顎は左右つながっており、イラストでは分かりづらいが下の前歯も4本生えているぞ。翼下面のU.S.ARMYの有無は不明。とりあえずなしにしておく。 |
11FSは、1942年1月(9月という資料もあり)にP-40飛行隊として開設。程なくアリューシャン列島に移動し、343FGの18FS(P-40)、54FS(P-38)、344FS(P-40)とともに、防空、掃討、爆撃機援護などを務めた。最後の戦闘作戦は1943年10月であったが、終戦まで同地に留まり、パトロール、偵察などを行った。1943年にはP-40に加えP-38も使用を始め、45年までに全機P-38となった。戦後は、F-89D、F-102、F-106などを使用し、主としてアラスカ地域の防空を担い、1968年に閉隊した。
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翼上面ストリンガーはかなり密だが、一応図面どおりの本数で。 |
下面。実は脚庫天井のリブが間違い。下面の配置で製作してる。今更もう直せないけど。 |
18Sqnは1943年10月からニューギニアに進出。当初P-40、後にF4U-1に転換。南西太平洋を転々とし、1944年11月にはガダルカナルに移動。ブーゲンビル島の戦いにおいて豪地上軍を航空支援した。1945年末解隊。 |
さてその新プロジェクト、ヒントはもうすぐ発売、あのジェット機だ。
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リベット打ちはこんな道具で。カッティングシート二枚重ねを細切りにしてガイドにする。 |
細かいスジボリなどが残ってるけど、主翼接着後に作業しよう。フィレットのファスナは#3。 |
胴体接着の下準備で計器盤を仕上げる。まず、キットデカールをポンチでくり抜く。 |
貼り付けてメーター部にフューチャーをたらす。目立ちすぎるメーターはダークグレイでトーンを落とすのがポイントか。 |
新プロジェクトは、もう少しお待ちを。
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要諦はいつもと同じで、スライドフードに仮止めして溶剤系(白フタ)で接着。内側はコンパウンドで磨いてある。 |
隙間に瞬間+プラ粉を盛って削る。様子を見るため黒く塗ってある。フレーム下端は胴体からはみ出す(赤矢)。 |
計器盤は下から接着。プラバンで防弾ガラスの取付爪をつけておく。コクピット後方フレームは上部を切り取って接着。 |
水平尾翼も接着。 |
ようやく主翼を接着できるかな。おっと、防弾ガラスを先につけないと、取付が難しくなるか。
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スジボリ。風防後端、後方窓中央は0.3mmのダブル針で。分かりづらいけど、風防下端と胴体の間にもスジボリ。 |
ルータ綿棒 with C(コンパウンド)で磨く。必要に応じ、適宜内側も。そのために面倒な手順を踏んでるのだ。 |
防弾ガラスはCDケース。セロテープでマスクして塗装。枠の表裏を一度に吹くため、両面テープで持ち手をつける。 |
後方窓の内側は、こんな風にして前から差し込む・・・はずが、風防が邪魔で入らない。(汗) |
仕方ない、バラすか。給油キャップ等を取り付け、塗装、ラプロス磨き、汚しまで。 |
所定の位置に接着。防弾ガラスには、支持ロッド、取り付け金具をデッチアップ。接着は溶剤系点付け。 |
後ろからはこんな感じ。風防パーツの厚みのため、かなりウソをつかないと納まらない。 |
防弾ガラス下側は、このように計器盤上部の爪に引っ掛ける。表から見えるガラス面には接着剤を付けない(アタリマエじゃ)。 |
補足。防弾ガラスは、CDケースを磨いて切り出してセロテープを貼って、フチから0.5mmの所で切る。スジボリはしない。セロテープはこういう「貼ってから切る」のには最適なのだ。今月の某誌のマスキング特集ではダメ出ししてるけど、分かってないねえ。気泡?そんなの関係ないのに。マスク境のみピッタリ貼れていれば、他は気泡もシワもOKで、だからバブルのキャノピもマスキングできるんだけど。 実機の防弾ガラスは、照準器の像の重複を避けるため少し右下がりに傾いて取り付けられるが、そんな余裕はなく、ぴったりガラスに沿わせる。案の定、コクピットの下からも手が入らないと、位置決めできない。主翼接着前でヨカッタ〜。また、実機にある風防ガラスの合わせ目は、下手に再現すると防弾ガラスと平行にならず、逆に精密感を殺ぐ恐れ。よって省略。照準器の反射板も省略(←こんなの無理)。後方窓の小穴の縁はダークグレイを塗って断面の厚みを隠す。 後方窓内部のため調色する。実機は、例の米製なんちゃってRAF風ペンキで塗装されている。オリジナルカラー写真のイメージでは、DGは純正より青味が強く、DEは赤味が強く暗い。そこで、DGにはシュトゥーカで使ったRLM70ブラックグリーン(ニュートラルグレイで明るく調合)に更に白を2割程度加える。DEは#22のビン生。いやこれ実にいい外し具合で(←褒めてるのか?)。
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グンゼ輸入版の箱絵。 |
中身は銀色のプラ。日本語のインストと日本製デカールが付属。 |
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その前に、主脚取付部のバルジとエルロンタブを接着。 |
航法灯、翼下の着陸灯もスジボリして磨く。 |
士の字。製作開始から半年か。時間かかり過ぎ。もっとも2ヶ月放置だが。窓はタミヤテープで養生。 |
下面も接合部(赤〇)が凹む。翼とフィレットのパーツの接合部を外側に曲げて持ち上げる。 |
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0.5mmプラバンを2枚重ね。帯状に切って曲げて適当な棒に仮止め。その上に個々のフラップを接着。大きめに作って削って合わせる。 |
カウルフラップを顎に接着。脚フェアリングを修正。赤矢印は0.14mmプラバンを接着。青はスジボリのみ。 |
フィレット、脚付け根バルジ付近も、瞬間+プラ粉を盛って整形。カウルフラップの開き具合はこんな程度で。 |
フィレットと翼に段差をつけるため、カッティングシート(黒)を貼ってからフィレットに瞬間+プラ粉を盛る。 |
下側はノミで彫り込んで段差を表現。 |
整形が済んだら、スジボリしてたまぐり。フィレット等のファスナは#3、リベットは#1、カウルは#5。 |
動翼リブにインレタを貼る。P-51Aと同時に作ってある。だから同じ色。多少のズレはサフで修正可。 |
エルロンも。付け根部の小四角は0.14mmプラバンを貼ってある。 |
キャプションからすると、この2機は同隊AB各フライトのリーダー、E.Saville大尉(SAAF)とL.Usher中尉の可能性あり(どっちがどっちか不明。強引に解釈すればGA-LがSaville大尉か?)。奥に写るもう1機は112Sqn司令のG.Garton少佐機とされるが、レター、シリアルが陰で読めない。見える部分から強引に解釈(←またか)すれば、GV-E(またはD) FR470かな?? 3機とも、下面迷彩色はかなり暗い。ダーク・メダタレイニアン・ブルーなのか、例により米国製なんちゃってカラーか。ホイルキャップも下面色で縁は銀。また、レターはミディアム・シーグレイと思われるが、写真では青っぽく写っており、下面色に白を混ぜたかなんかの現地カラーの可能性もあり。スピナと口の中はダルレッド。右舷レターはこの時期の同隊の例でL-GAだろう。キティーホークの翼上面ラウンデルは、米インシグニアと比べてかなり内寄りに記入されることに注意。サイズは45インチで翼端から中心までは1/48で42mm程度。一方、下面は上面より外寄りで32インチ(黄縁なしの場合)で翼端から中心までは1/48で30mm程度。翼前縁の黄色にも注意。汚れハガレは少なく、デリバリー直後と思われる。 |
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形が決まれば工作。ヒートプレスしたパーツは微妙にユルいので、幅を0.5mm狭めるべく、プラバンのゲージにセロテープで固定してお湯に浸ける。これで、プラの弾力で爪がかみ合うようになる。後方に延びるレールは0.2mmプラバン。イモ付けでとれると嫌なので、0.2mmラインチゼルで溝を切り流し込み系で接着。ここは胴体側面から突き出てるが、胴体自体がテーパーしてるので大丈夫。あとは窓枠をスジボリして薄く削って磨く。 |
頂部の湾曲部分だけを沸騰した湯に浸ける。セロテープで持ち手をつけておく。 |
ツメは0.3mmプラバン。パチンとはまるのが理想だけど、そこまでいかず。辛うじて引っ掛かっているという程度。 |
ダブル針を駆使してスジボリ。0.6mmの枠の中にもう一本はさすがにきついな。ちなみに中央縦枠は0.4mm幅。 |
厚さ0.5mm。クラックを入れないよう細心の注意を払ってコンパウンドで磨く。磨きが甘いけど、怖くてもうムリ。 |
閉じた状態。それでも後方固定部分との段差は若干オーバースケール。 |
最後に、下辺部に延ばしランナー2本を接着。平行水平に2本は難易度高い。 |
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