■ はじめに
■ サンダーボルトの胴体平面形
画像−1 Warren M. Bodie著 "THUNDERBOLT" Widewing Publications 序文p.15 |
画像−2 |
画像−3 旧版 世界の傑作機 no.112 特集P-47D 文林堂 p.20 |
レイザーバック型では、キャノピ後方の胴体の背が細く絞り込まれている。
1つは前述のとおり胴体側面形で、ハセガワ1/48は上下高さが不足している。ここはタミヤが数値、形状イメージとも完璧である。 2つめは胴体の腹の部分、増加燃料タンクをぶら下げるあたりで、キットは横に丸くふくらんでいる。画像−4、5を見て頂きたい。ここは中央にターボチャージャーへの空気ダクトとその両脇に排気ダクトが通っているので、構造的に横にふくらむ要因はない。一方側面形で下にふくらんでいるのは、胴体着陸に備えたスキッドと増槽/爆弾ラックがダクトの下部に納められているのである。 改めて画像のパネルラインに着目すると、キットのように横に広がってなく、この部分が意外と横にスリムなことが分かる。タミヤもここはミスしている。 |
画像−4 Warren M. Bodie著 "THUNDERBOLT" Widewing Publications p.410 |
画像−5 Lou Drendel著 "Walk Around P-47 Thunderbolt" Squadron/Signal Publications p.46 |
■ レイザーバック いずれレイザーバック型も発売されることを期待しているが、その場合、キャノピ平面形に十分注意してほしい。画像−3で分かるように、可動部キャノピの前から2番目の窓枠部分が一番ふくらんでおり、キャノピ全体として紡錘形をしている。そしてその後方はきゅっと絞り込まれている。また、可動部キャノピ下端の前部が外に折れ曲がっているのも、見落とされがちなポイントである。■ その他 以下は、一模型マニアの願望ということで、軽く読み飛ばして頂ければ幸い。
■ 最後に ハセガワ、タミヤのキットについては、拙HPの製作記でも言及しているので、できれば併せてご覧願う。 |
文中失礼な記述にはお詫び申し上げます。
サンダーボルトへの愛情の裏返しとご容赦いただければ幸いです。