マクダネル・ダグラス F-4E ファントムII ファインモールド 1/72 その2

2021.7.28初出

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最終更新日




■ 後部胴体断面の修正 9/2追加

 後部胴体の断面形状、削りのみの修正で誤魔化してたのだが、下画像矢印のクビレが気になってくる。違和感は日に日に大きくなり、ついに我慢できなくなる。これは直すしかない。パテは使わない主義だが、この時点での修正はポリパテがベストかな。しかし、何年も使ってないから持ってない。買ってくるか。



キットオリジナル。ここの折れ線が気になるのだね。

断面はこんな具合。青が実機で赤がキット。クビレを埋めてその下の凸を少し削る。赤線はあくまでイメージ。

パテを盛るのはこの範囲。下の凸(ハッチング)は切削済み。

修正後。写真ではあまり違いが分からないかも。


 これ、ちょっとしたことなんだけど、やってみると効果は非常に大。劇的にイメージが改善するのでオススメ。上画像をプリントして型紙にしてもいいかな。場所は主翼後端から3mmほど後ろ。完璧に正しい断面形にするには、もう少し広範囲にパテを盛って削る量も多くなるけど、そこまでしなくてもイメージ改善効果は十分。


■ 3D小物

 そろそろ小物の季節。少しずつ揃えていく。



垂直尾翼前端のインテイク。右は翼厚を修正した拙作用。左はキットの薄い尾翼に合わせたもの。

RHAWアンテナフェアリングは拙作図面に形状・寸法を合わせて作る。

主車輪はタミファンで作ったものを72に改設計。タイヤ溝幅、ボルトや穴のサイズを見直す。キットはフィンの数が違うよ。

ついでにJ型用のホイルも作っちゃう。タイヤは空軍用のパーツを流用する。リムの穴とボルトは出力すると丁度よい大きさになる。

前車輪も72に改設計。これも溝幅とボルト直径、車軸の穴などを変更。0.5mmピッチの溝なんて手じゃ無理。

プリントして取り付ける。プラバンで作るのも可能だけど、それより楽でキレイ。でも、こんなことしてると腕が落ちるな。

RHAWアンテナはちょっと厚すぎて、基部のフチがなくなるまで薄く削る。

さすがに1/48で設計したディテールの全ては再現されないけど、1/72なら十分だろう。


 データファイルは、本頁末尾にまとめて掲載(以後も同様)。


■ 3D小ネタ

 久しぶりに小ネタいってみよう。

 Elegooより4KプリンタのMars3が発売される。Sonic Mini 4Kは扱いづらい(薄物に弱い)ともっぱらの評だが、安定出力のMars2の4K版であるMars3はどうだろう? 値段もSonicの当初(※)より安いし。使用レビューが良かったら買い替えようかな。なお、Mars2に関しては、IV号戦車E型製作記にも記述あり。

 下画像は私の道具一式。洗浄用タッパー×2(一次洗浄、すすぎ)、ヘラ×2も一緒にアクリルケースの中に収納する。レジンバットの上には0.3mmアルミ板を切った蓋。これで作業後もレジンは入れっぱなし。赤いケースの内側にはアルミホイルを貼る。というのもケースは紫外線を通すので、日中に窓際でプリントするとレジンが固まってしまう。

 ヘラは金属製と軟質プラ製の2種。成型品の曲がりの最大の要因は、プレートから剥がす際にヘラがレジンの底板を曲げるから、と私は考えている。そこで先端の薄い金属ヘラで曲がりを小さくするわけ。はがす方向も重要で、ヘラ先端に平行な方向には曲がりが少ない。スライサーでの配置時に配慮する。軟質プラ製のヘラはフィルム上に固まったレジンを剥がす際などに使う。

 洗浄は、IPAがエニキュービックのレジンと相性悪く、代わりに燃料用メチルアルコールを使用している。そんなに高くない。事前に、エアブラシ用コンプレッサーで余分なレジンを吹き飛ばす。意外とレジンは飛び散るので、飛散防止のつい立は必要(背後の段ボールがそれ)。さらに洗浄後は水洗い。アルコール中の微量のレジンが乾燥後に表面に付着するので、水でアルコールごと洗い流すのだ。

※)2021秋現在は同程度の値段まで下がってる。






■ シート 9/8追加

 そろそろキャノピを接着したい。だからその前に、シートをなんとかせねば。どこかに3D設計のシートがないかなあ・・ということで、kurage氏設計のシートを融通していただく(感謝)。これにIKE氏設計のフィギュアが乗ってMach3 Modelsから販売されてるんだけど、フィギュアは載せない主義、もといフィギュアの塗装が下手だから、シートのみ使う。ベルトが立体的で塗りやすく、前後席でベルトの表情が違うのが素晴らしい。レジンパーツだと前後同じになるよね。

 フェイスカーテンハンドルのみ自作3Dパーツに交換する。オリジナルも悪くないが、若干太めなのと、塗装失敗に備え多数出力したいのでね。ハンドルの太さは0.2mm、0.25mm、0.3mmの3種類(数値は設計上のもの)。こういう細いパーツにはタフレジンが望ましいが、いろいろ面倒なので通常レジンで。0.2mmでもちゃんと出力できる。見た目に繊細で悪くないのだが、さすがに弱い。実用上は0.25mm以上かな。折角なので、採用は0.25と0.3と両方。

 調色メモ。クッションはC330ダークグリーンとRLM75(Bf109で使用のやつ)が半々程度。写真を見てると、ベルトがグレイなのがあってRLM75で塗る。真相は知らない。最上部のベルトと天頂部はセールカラー+RLM75。いずれもタバコライオンでつや消し。



kurage氏設計のマーチンベイカーMk.7エジェクションシート。サフを薄く吹いた状態。

塗装してウェザマスでウォッシュ。ハンドルは左が0.3mm、右が0.25mm。トラ模様がヘタレやのう。10個以上塗ったのに。



■ 続、3Dパーツ

 3Dは続く。フェイスカーテンハンドルは、押し出しでパスを作って円をスイープ。QRC-160は1/48で作ったものを1/72に設計変更。単純に2/3にしただけなく、溝の太さ、凹みの大きさなどを調整。AIM-9Bサイドワインダーは、ダメ元で作ってみたら案外イケる。これなら別売り武装セット買わなくてもいいな。尾翼の風車のギザギザも設計してみたけど、さすがに細かすぎてオミット。



前述フェイスカーテンハンドル。これは太さ0.25mm。ループ部のパスの作り方はハンター製作記参照。

QRC-160 ECMポッド。ベトナムのE型もこれを携行する例が多い。1/72なので、ブレードアンテナとプロペラは一体出力とする。

AIM-9Bサイドワインダー。フィンのエッジは設計上0.14mmにしている。そこからテーパーをつけてフィン根元を太くする。

フックはブリファンで作ったものをアレンジ。基部はキットを使う算段。

お試しプリント。アンチエイリアシング機能のおかげで、フィンの積層痕がほとんど目立たない。画像は無処理でサフを吹いた状態。

後方フィン。先端の斜めのエッジが0.14mm厚。後方に向かって徐々に厚くなり、後端付け根で0.37mm(補強板除く)。

フェイスカーテンハンドルを出力して黄色く塗装。左が0.2mm、右が0.3mm。ここに面相筆で黒シマシマを描くのだが・・

海軍型ホイールをお試しプリント。



■ インテイク側面形の修正 9/13追加

 インテイクの平面形は修正済みだが、今度は側面形。些細なことなのだが、毎日眺めていると気になってくるのだよねえ。まず、インテイク上面のラインが前方に垂れ下がっている(下画像のピンク線)。修正は、境界層排出スリットを作り直す大工事となるのでスルー。次に、リップ前縁の前傾角が不足で湾曲がやや強い(赤線)。正しくはリップは一つの平面上にあって、つまり平らな板を当てればピッタリ塞がるのだが、キットはそうなっていない。ここは前縁を少し削って直す。



修正前。赤線の前傾角不足、湾曲過大。ピンク線が垂れ下がっている。

タミヤキットと比較。カメラの位置がちょっと違うけど。

リップのラインが平面上にないのが分かる。下面部分の前進角が大きい。これが上面と同じになるまで削るわけ。

前縁を削ったところ。リップのパネルラインで、どれだけ削ったか分かる。後方の斜めのパネルラインとの関係に注目。



■ 風防&キャノピの接着

 塗装前の最後の山場。以前書いたように、風防とその基部となる機首はロングノーズ、キャノピとその基部となる胴体はショートノーズを使い、機首と胴体は高さ(下面パーツとの接着ラインを基準)と前後(コクピットパーツのピン)を合わせて接着している。だから、風防とキャノピの合わせは問題ないはずなのだが、なぜか風防側が0.2mmほど高くなる。

 段差の原因は不明だけど、もしかすると、ロングとショートで風防・キャノピのラインも違うのかもしれない。傍証。ファインは造形を「参考」にしているフシがあって(キャノピ平面形、主翼下面の折れ曲がり、胴体後部のクビレ感など、造形の間違いを多数継承している)、造形のキャノピはちょい上に膨らんでいる。ロングのキャノピは、これをそのまま「参考」にしたけど、ショートになってキャノピがリファインされ、側面形も正しいラインに修正されたのではないかな?

 ともあれ、段差を修正する。では、風防を下げる、キャノピを上げる、どっちにするか? 前者は、クリアパーツを削ると切削面が接着後も丸見えだし、胴体側を精度よく削るのは困難。つうことで却下。よって、キャノピを嵩上げする。ただし後端は上げない。どうするか? キャノピ下端にプラバンを貼って斜めに削ればいいけど、クリアパーツに瞬間を使いたくない。ということで、胴体側に0.2mmプラバンを接着。これを斜めに精度よく削るのは計器盤が邪魔。で、削るのはキャノピ側にする。

 次にシートを接着。後席の床がやや低めで、0.5mmプラバンで嵩上げ。これは素組の人もやった方がいいかも。グレアシールドとオプティカルサイトはキットパーツをそのまま使用。白20%混のセミグロスブラックで塗装。



見えづらいけど、コクピットのフチに0.2mmプラバンを接着。キャノピ後端に隙間があくので、0.3mmプラバンを接着する。

シート、グレアシールド、オプティカルサイトを接着。


 まだ準備は終わらない。キャノピ内側が汚れないように、コクピットを密閉する。前脚の取り付け穴を塞ぎ、計器盤前方にスポンジを詰める。クリアパーツ内外をコンパウンドで磨き、コーティング・ポリマー塗布。風防正面は裏から自作クリアグリーン(クリアーイエロー少量添加)を塗装、パーツ断面は黒で塗装。これで、ようやくクリアパーツ接着。基本は流し込み系だが、風防下端は接着跡が丸見えなので、ここは塗料(黒)を接着剤がわりとする。風防とキャノピとは流し込み系で接着しているので、外れることはない。塗料は隙間埋めといっていいかも。



風防とキャノピを接着。やっぱり風防パーツの断面が見えてしまう。ここはタミヤ式分割にして欲しかったなあ。

キャノピの裾を整形し、確認に黒を塗装。風防正面のクリアグリーンはちょっと濃かったかな。



■ 3Dはまだ続く

 キットの前脚は良く出来てるが、トルクリンクは3Dにして断面を表現したいな。じゃあ、ついでに脚も設計するか。折角なので、オレオを少し長めにする。車軸部分は実物どおりに設計すると強度が不足するので、見えないところでしっかり補強。タイヤと脚は一体出力。脚柱の中心には金属線を通すための穴をあける。光硬化レジンは脆いので、強度対策は万全を期す。ホイルは縦で出力するとプリントのキレがいまいちなので、別パーツとする。



設計終了。出力はこのままの方向で。タイヤの接地面にサポートがつく。

トルクリンクのフチは0.13mmの設計。この方向からは車輪部の補強は見えない。

補強はこんな具合。オレオ直下が一番弱いが、そこは金属線が支える。

お試しプリントしてサフ。トルクリンクもちゃんと出力される。ヒンジのピンにサポート。←処理が甘いな。



■ 風防・キャノピのマスキング 9/24追加

 いつもはセロテープでマスキングするところ、今回はマシンでシートを切る。データは1/48タミファンで作ったものをファイン用に修正する。とりあえず無修正で切ってみて、少しずつ直す。3回ほどやり直すと、若干のズレは残るが、シートの伸縮性で対応可能なレベルになる。





 では、お持ち帰り。風防はショートとロングと両方を用意。ただしショートはお試ししてないので微修正の必要あるかも。キャノピはショートにセットされるパーツに対応。ただし若干のデータ修正でロングのパーツに使えると思うよ。

マスキングシート カットデータ


■ サフ吹き

 ようやく、塗装の下準備が完了。本塗装の下地としてのサフを吹く。キャノピ部分には最初に黒サフ。翼後縁やインテイクベーンなど、光の透けそうなところには銀。吹き付け後、軽くラプロス#6000で磨く。



下地のサフ終了。いよいよ迷彩塗装だよーん。



■ 落下タンク、パイロン

 並行して吊るしものを仕上げていく。言いたくないけど、ここにも落とし穴。実機は、翼端のタンクとサイドワインダーランチャーの軸線が平行(正確には僅かに前下がり)。また中央のタンク(←ベトナム時代の紡錘形のやつね)は、それらよりさらに前下がり。



翼端タンクと内側パイロン&サイドワインダーランチャーの軸線を比較されたし。画像はDだけど他型も同じ。

翼端タンクと中央タンクを比較されたし。定規でも当てれば角度違いが分かる。他型も同じ。


 キットは、翼端タンクの角度はいいんだけど、ランチャーと中央タンクがそれより前上がり。これはカッコ悪いから、是非直したい。中央タンクは、後部のツノが胴体に接するのが正解。これはパイロンの後方を削ることで修正する。翼端タンクと平行になったところで妥協。内側パイロンは、翼に接する面の前側に0.5mmプラバンを貼り、後側は0.3mmほど削る(作品は翼型をいじっているので、キット素組みだと修正量が異なるはず)。ランチャーは、ミサイルと一体で塗装して最後に取り付ける算段。

 翼端タンクは、形状がイマイチ。前後の尖り方が鉛筆みたい。実機はもっと丸みがある。上画像とキットパーツを見比べると分かる。これは削って修正。前後端を1mmほど切って、その分だけ丸める感じ。また、主翼断面形を修正したため、翼との合わせに隙間が生じる。翼にセロテープを貼り、隙間にパテを盛って翼に押し付けて半日固定。剥がして整形。



修正後の内側パイロン。揺れ止めは3Dパーツ(データはECMポッドのファイルにある)。スジボリは彫り直し済み。

修正後のタンク。胴体/主翼取り付け部の角度を揃えて撮影。


 パイロン、タンクの角度違いは、素組みの人も修正するとワンランク上の作品になるよ。なお、作品は翼厚を修正しているため、翼端タンクと内側パイロンの角度がキットと異なる点に注意。


■ 主脚

 言いたくないんだけど(こればっか)、ここにもマイナーミス。実機は、脚柱の中心がタイヤの中心より外側にある。キットはタイヤと脚柱の中心が一致。そのため、脚カバーと脚柱の間隔が広い。また、脚カバー下端は真横から見ると一直線が正解。キットは湾曲(まあたしかに、斜めから見ると曲がって見えるけど・・)。実はこれら2つのミスは、ゾウケイのファントムも同じミス。というかファインが造形を真似したんではないかという疑惑。

 タミヤ改造C型は、ゾウケイのパーツを使ってシコシコ直したけど、今回は読者諸兄も活用できるように3D設計しよう。オレオ引き上げリンク機構も再現。3Dなので、トルクリンクの凹断面や係留リングの立体感も再現できる。主翼取付部はキットパーツに合わせて設計してるので、取り付けもばっちりだ。



実機C型。基本配置はEもJもEJも同じ。脚とタイヤ、カバーの位置関係に注意。

キットの脚柱と脚カバー。タイヤは3Dだけど位置関係はキットと同じ。脚とカバーが離れている。

つうことで3D設計。タイヤと脚柱は一体出力し、中心には上端からタイヤまで穴をあけ、金属線を通して強度確保する。

出力して、軽く積層痕を削り落としてサフ。ホイルは別出力で出力方向も別。


 オレオ引き上げ機構の細い棒(上画像の青色)は、どうせ出力しても折れるから、金属線を使う設計。そのための穴はあけておく。というのも、光硬化レジンは脆くてすぐに割れるから、ピンバイスで穿孔できないのだ。


■ 塗装考証&調色 10/11追加

 マーキングを決める。シャークマウスの別売りデカールがあれば使いたいが、検索しても見つからない。仕方ない、好きな機体を選んで手描きしよう。長い砲口、パネルライトなし(単に面倒くさいから)、シャークマウス、実機写真あり、できればミグキラー、という条件で絞り込んで、レター「JV-313」タイ中部コラート基地 388TFW/34TFS所属 F-4E-32-MC 66-0313とする。1972年10月6日にバートン大尉・ワトソン中尉のペアによりMig-19を撃墜した。参考文献-54オスプレイUSAFミグキラー本に右舷全体の写真がある。

 この写真により、右舷の迷彩パターンはほぼ判明。左舷、上面の写真は手元になく、パターンは他機からの推測となる。シャークマウスは下唇のラインが角張っている。シリアルの記入位置がイレギュラーで、通常よりかなり前方、かつAF66の文字が白。左舷は不明で、右舷と対称位置にしておく。その他のパーソナルマーキングはない。34TFS所属機は前脚カバー裏にシリアルを記入しているとされるが、写真ではそうでない機体も見られる。





 調色。オールズのF-4Cは現地調達塗料との想定で、退色風味にして色相も変えたが、工場塗装のE型なので、基本はベト迷のビン生。ただしタンのみ白(のかわりのFS36622)を2割混ぜる。


■ 迷彩塗装

 いつものように下面から吹き始める。以下画像で。



下面にFS36622、次にタンFS30219。下面の境はあとでマスクして決めるので、この段階ではフリーハンド。

上面迷彩パターンは、実機写真を見ながら1/72図面に描き込んでいく。

描いた図面をデザインナイフで切って、マスキングの型紙にする。1/72原寸図面があると便利なのだ。紙の固定はMrペタリ。

FS34102を吹いて、FS34079のマスキング。側面図は前出塗装図を出力してカットする。うまくつながらないところもMrペタリ。

迷彩塗装終了。吹き残し、はみ出しなどは、次のフリーハンド工程でリカバリー。

右翼端のタンのパターンはD型写真を参考にしたんだけど、E型の写真が出てきたので、このあとやり直す。

次に、0.2mmエアブラシ2本を交互に使い、境界の微妙なボケ足を加えていく。極細に絞ってラインのちょい内側を吹いていく。

右翼端は、型紙を切ってパターンを訂正。さらに2色攻めでボケ足を追加。

下面色との境界は、MrペタリでマスクしてFS36622を吹く。

レドームはいつもの白20%混セミグロスブラック。生の黒はキツいので使わない。

無塗装部を塗り分ける。基本は黒混のタミヤ銀。適宜黒を追加して4色くらいで塗り分ける。

ジェットノズル前方の細い部分はスーパーファインシルバー。下地にクリアを塗っておく。


 補足。型紙のマスキングは、ボケ足は狭い。かといって、フリーハンドだとボケ過ぎ。その中間にするため、型紙マスクにフリーハンドの味付けを加えるのだ。これ、タミファン試して気に入って、メッサーでも採用。今回は1/72で、実機もボケ足狭めなので、ボケの追加は控えめ。


■ 塗料の希釈

 エアブラシでの塗料の希釈については、F-4C製作記に書いたのだが、画像にて改めて解説する。

 画像は、通常の基本塗装の濃度。スポイトでワンプッシュ分だけシンナーをカップにとり、ビンの塗料(購入直後の濃度)を画像の筆につけてカップに移す。筆先は1cmほど浸して、これを2、3回。これが画像の状態だ。この状態でプラ地に直接吹くと、表面張力で流れてうまく吹けないが、サフあるいは既塗装面の上であれば問題ない(※注)。希釈度は、カップのフチに流れる塗料の濃さで判断できる。



筆の奥に見える濃いところは、塗料移し替えによるもの。その手前側の薄いところがフチでしごいて流れたところ。


 スマホで撮影してyoutubeに上げたので、併せて見ていただきたい。右手で筆を持って、左手でスマホなので、見辛いけど。

https://youtu.be/KJZbuzujCLw

 使用コンプレッサーは「しずか御免」。ハンドピースはそれに付属の0.3mmダブルアクション。普段使いはこれ。ニードルキャップは常に外して吹く。本当に静かだから深夜でも塗装できる。圧が低いのは、この希釈度では全く問題にならない。むしろ低圧がゆえにたどり着いた塗装法ともいえる。まあ、確かに大きなモデルは大変だけどな。

 でも、薄吹きのドライヤー強制乾燥は、乾燥待ちがないから、逆に作業効率は良いと思う。で、この塗装法の最大のメリットは、塗装面が平滑、かつ塗膜が薄い。だから、仕上がりがシャープで、スジボリやたまぐりリベットが埋まりにくい。なお、しずか御免は安中のOEMで、安永エアーポンプYP20Aとしてamazonで12,000円程度。しずか御免は、それにエアブラシなどがついて3万円程度。

※ サフはこの濃度でも流れずに吹ける。クリア分が少ないため(たぶん)。


■ ウェザリング 10/21追加

 手法はいつもと同じ。まず、暗色のシェーディング。ダークグレイを極薄に溶いてパネルライン、仮想のリベットラインに吹く。全てのラインを均一に吹くのではなく、メリハリが大事。吹かないラインもある。併せて、退色表現として部分的にミディアムシーグレイを極薄く吹く。これもメリハリ。汚れ・退色は胴体の背中と内翼に集中させ、他は控えめ。退色の強い所にはシェーディングも強めに。

 下面は、エンジンの下あたりを集中的に汚す。こちらはエナメルの黒+茶をぺトロールで極薄に溶いてエアブラシ。吹き過ぎをぺトロールをつけたティッシュや筆で拭き取る。一旦フラットクリアで定着してから、気流方向に流れた汚れをエナメルの黒+茶+ぺトロールと筆で描く。これもやり過ぎを上述方法で拭き取る。

 ウォッシングは、水溶きウェザマス。写真撮り忘れて、後工程のものから使えそうなのを切り取ってくる。



胴体は面積が大きく単調なので、リベットラインを意識したシェーディングが効果的。画像では伝わらないが。

ちょっと、ただ汚いだけになってるなあ。



■ スタブの格子模様

 無塗装金属部の熱による変色、近頃はこれを再現するのが流行っているわけだが、ここにちょっとズルイ手。使うはHMAガレージより販売されている「メタリズムF-4E用ノズル&デカール」。デザインはIKE氏で、デカールのサンプルを頂いてたのだよ。いやあ、ユーザーレビューして製品にフィードバック、っつうことだったんだけど、もう発売されちゃった・・・(汗)。

 遅ればせながら、レビュー。結果はマル。お手軽に焼け表現ができる。おすすめ。本来は、無塗装部をズボラに銀一色で塗っておいて、デカールを貼るとパネルごとの色違いが再現できる、というコンセプト。知らずに、塗り分け済みの下面に貼ったところ、色違いが強めにでてしまう。当該パネルのみマスクして、銀を薄く被せてリカバリー。デカールの上のテープは糊を十分に落としておく。上面は学習済みなので、先にトーン差を調整してからデカール。

 ベースのクリアデカールは、国産キットに一般的に入っているちょっと厚めのタイプ。普段この手のデカールは使わないから、リベットに馴染むか心配で、タミヤの「マークフィット スーパーハード」を買ってくる。クレオスのセットと併用した結果は上々。

 ノズル後方も使いたかったけど、下地の銀が暗すぎて縞が目立たず(実はこれを一番最初に作業)、一旦デカールを剥がしてやり直そうとして失敗。仕方なく、縞模様の再現は諦め。



これが全体。スタブだけでなく、ノズル後方、ノズル本体もある。1枚の透明デカールに印刷されてるので切って使う。

デカールを貼ったところ。ファイン専用設計なので、リベットラインとピッタンコ。私の好みでは、やや色の濃淡が強い。

そこで、上から銀を薄く被せる。うむ、なかなかイイ感じじゃ。

下面。中央パネルに銀を薄く被せたのち、前と中央パネル両方に銀を被せる。


 HMAガレージの商品は、3Dプリンタによるノズルとセット。IKE氏設計のこいつもディテールのメリハリあってオススメ。これだけでも買い。1/48もある。


■ 小物塗装

ノズルは、HMAガレージでなく自社製。サンプルは頂いてたけど、自分でも作ったのでね。こちらは好みでメリハリ抑え目。



積層痕は不可避なので、板ヤスリ(面とエッジをキープするため)で丁寧に落とす。つや消し黒多めの銀で塗装。

軽く銀でドライブラシして、フラップパネルをマスクして、隙間部分をさらに黒多めの銀で塗装。

脚回りも塗装。内部はセミグロスホワイト、外はFS36622。オレオはミラーフィニッシュ。

ドア関係も塗装。補助インテイクの裏は赤+セールカラー。


 前脚ドアのランディングライトは、穴を拡大してクリアの伸ばしランナーを突っ込み、カットして裏面にミラーフィニッシュ。表はコンパウンドで磨く。スジボリはせず、カッティングシート(マシン用のやつ)をポンチで抜いてマスキング。塗装後、マスクをはがす前にシートの周囲を軽くスジボリ。ライトの直径よりクリアランナーが太いのがミソ。長細い前脚ドアは、表裏2パーツを接着する設計。厚いので、接着部を削ってフチを薄くする。前から見える部分は、ちょっと実機と違う。忠実再現は大変なので、フィクションで模型的ディテールアップ。


■ キャノピ 10/29追加

 ウェザリング後、セミグロスクリアで全体の艶を調整し、マスキングを剥がす。ドキドキの瞬間だ。ポイントは、風防の接着ラインがどう見えているか。ちなみに、クリアパーツと胴体パーツとは、アンチグレアに塗ったダークグレイの塗料を接着剤がわりにしている。結果は、下左画像のように、胴体とアンチグレアの折れ線のところのハイライトが目立つが、接着部分自体はそれほど目立たない。



残念ながら、わずかなゴミが付いてしまったが、概ねきれいな状態で一安心。接着前の掃除が不十分だったかな。反省。

正面から見るとこんな感じ。フチに暗く見える部分が塗料。つや消しは明るく見えるから、もっと明度を上げてもよかったか。


 ゴミを取るために、前脚取り付け穴(コクピットにつながっている)から水を入れてシャカシャカしようとしたんだけど、他はテープ等で密閉したため、穴が1つだけとなり、これだと水も入っていかない。仕方ない、諦めよう。


■ レター、インシグニア

 これよりマーキング。以下画像で。



レター、シリアルは自作インレタ。実機写真をトレース。形状、サイズ、位置はばっちりだぞ。

インシグニアはデカール。手持ちのカッティングエッジ72016から。主翼のヒンジラインをインレタで再現する。

背中のピアノヒンジもインレタ。凸凹の数はデフォルメで少ない。貼り付け後に迷彩色をオーバースプレーしてトーンを落とす。

主翼のヒンジも同様にオーバースプレー。ちょい濃すぎてほとんど見えない。あれっ、これブリファンのデジャブ?


 主翼ヒンジは、このあとラプロスで軽く磨き落として若干回復。


■ シャークマウス

 いよいよメインイベント、鮫口だ。今までの鮫口は、本当はインレタを使いたいところを、マスクシートをマシンで切って塗装した。理由は、2色以上のインレタの貼り付けは位置決めが難しく、機首下面のような曲面の強い場所ではズレるのが目に見えているから。しかし塗装だと、マシンでカットしても、歯の先端などはエッジがシャープにならない。そこで今回は、クリアデカールにインレタを貼ることで、位置決め問題を解決する魂胆なのだ。

 まず、全体構想から。全部をインレタにするわけではない。鮫口の内部の黒と赤、目玉の赤はシートを切って塗装。歯と唇(というのか?)、白目とフチはそれぞれ白と黒のインレタ。バルカン砲フェアリングと機首本体とは折れ線になってるから、マスクシートやインレタは分けて作る。目玉と口は一体のシートにして、相互の位置関係を保つ。

 次にPC作業。鮫口の形は側面塗装図を作成済みで、これを使う。ただし、実物の機首は丸い断面だから、その分を補正する。マスクシートはジャストサイズではなく、唇の線の中心を境界とする。こうすると、多少の誤差があっても線の幅で吸収できる。インレタとマスクシートは同じデータがベース、というのがこの方式のいいところ。だからピッタンコで合うわけ。

 クリアデカールは、シルク印刷デカール用をハナンツで調達。マイクロスケールとエクストラデカールの2つがあり、両方購入するが、ものは一緒(サイズは異なる)。中身は、まさにカルトグラフの余白、だな。国産クリアデカールは、いわゆる国産キットのデカールで、ぶ厚いから今回の用途には向かない。ウェーブなど数社あるが、中身は同じようだ。



左側が塗装図の鮫口。右側は断面形の補正をして、バルカン砲部分を分割。これをベースにインレタ版下とカットデータを作る。

マスクして口の中に赤を吹き、黒のためのマスクをしたところ。画面上が下面側となる。

黒も終了。このあと、フチの段差やざらつきをラプロス6000で落とす。赤はGX3とサンダーバーズ赤が半々。黒は白20%混。

クリアデカールに白インレタを転写。この上に黒インレタを重ねて転写するため、目印としてカッターの切り込みを入れておく。

黒インレタ終了。平面なのでこの程度の位置決めなら大丈夫。別々にするよりデカール1枚分だけ薄くできる。

できあがり。インレタだから歯の先端がシャープ。位置もばっちり決まる。目の細いフチもズレなくできる。この方式、最強だぞ。


 モデルへの貼り付けは、普通のシルクデカールと同じ感覚で作業できる。余白は可能な限り切り取る。インレタ表面は弱いので取り扱いは丁寧に。位置決めや余分な糊の除去は筆がいいだろう。目の黒フチは、さすがに線が細くて、1枚のデカールへの重ね貼りは難しい。ここは白、黒、別々にデカールに転写、まず白を貼り、次に黒を貼る。

 重ねて転写する場合、2色目はあまり強く擦らない方がよい。でないと1色目が2色目のフィルムの糊に持っていかれる。←経験者談。転写後、紙を被せてしっかり擦り付けるのは、通常のインレタと同じ。


■ コーション 11/17追加

 作業は進んでいるのだが、更新作業をサボってしまった。完成までの作業を一気に掲載じゃ。ではまずコーションから。



その前に脚庫などを塗装。いつものようにセロテープを貼ってナイフで切る。マスクしてないように見えるのがセロテープ

ウォークウェイのインレタを作り忘れ。マスクして塗装。

下面のコーションはデカール。エアのブリファンの残りを使う。赤帯もデカール。

機首付近のコーションは、デカールの寄せ集め。左舷は、ほぼブリファンから。

右舷の黒黄四角はAMDだったかのベト迷スカイレイダーのシートから。

上面のコーションステンシルはインレタ。ハニカムも同様にインレタ。


 インレタ、デカールは、貼り付け後にセミグロスクリアを吹いて保護する。黒のコーションステンシルがやや目立つので、上から迷彩色を薄めて筆塗りする。


■ 吊るしもの

 続いて、タンク、ミサイルなど吊るしもの。ベトナムのF-4Eは、爆弾を搭載している写真が多いが、ミグキラーなのでミサイルフル搭載でミグ狩りミッションの状態にする。数が多いので、結構大変。QRC-160は、右舷内側パイロン下か、右舷前側スパロー搭載位置かのどちらかに搭載される。



AIM-9Bは3Dパーツ。インジェクションの抜き方向の制約がないから、後方フィン側面のディテールがしっかり表現できる。

スパローは3Dパーツも作ったけど、出力が面倒でファインのミサイルセットを使う。画像一番下のみお試し出力の3D。

内側パイロンのマスキングは、紙の裏表に2枚ずつタミヤテープを貼って一度に切る。これで4枚が同じ形になる。

パイロンも塗装して、ランチャー(キット)、サイドワインダー、QRC-160(3D)を取り付ける。

順番前後するが、脚も取り付ける。主脚には、オレオ短縮ロッドを0.3mm洋白線で追加する。

吊るしものを全部取り付けた状態。


 ミサイルのデカールも、基本はエアのブリファンから。AIM-9Bの黄帯に苦労させられる。ミサイルの軸が細すぎるのと、黄色の印刷の厚みでデカールが硬く、巻き付かないのだ。濡らした台紙の上でタミヤのマークフィット (スーパーハード)を塗って、しばらく置き、柔らかくなってから巻き付ける。放置しすぎると今後は柔らか過ぎて貼れない。


■ 小物

 積み残しの作業を片付ける。



アンチコはクリアー材。迷彩塗装をナイフでこそげ落としてからクリアーレッドを塗る。センサーは0.6mm洋白線。

丸いアンテナ(何だったっけ?)はデカールをダークアース+黒で塗ってポンチで切る。後方のライトは塗装表現。

フック先端は3Dパーツ。V字形のラッチも設計してあるのだが、未出力。あとでプリントして取り付けよう。

ピトー管はファインの真鍮挽き物パーツ。おや、曲がってるぞ。どこかにぶつけたか。



■ 窓枠シーリング

 窓枠のシールは、48ファントムと同様に、インレタ+クリアデカール。色も同様にT177。線の細さは3種類作ってみて、結果として0.1mmを採用。最初マイクロスケールの薄いクリアデカールを使ったところ、薄過ぎて上手く貼れない。そこでウェーブの硬めのにする。インレタは予備を作ってあるから、やり直しにも対応可能なのだ。

 デカールに転写したら、上から紙を当てて擦って定着させる。貼るときは余白をギリギリにカットする。とくに窓枠に接する側は、余白があると窓枠の段差に当たって上手く貼れない。窓側は多少の余白は目立たない。



デカールに転写したところ。ここから一本ずつ切り出して貼っていく。

作業中。風防両サイドのシールは、少し長め。貼り付け後に余分をカットする。

出来上がり。正面窓がちょっとヨレてるなあ。やり直そうか、どうしようか。←どうせ、やらないくせに。

窓枠がタンの部分も一応シールの存在感はあるようだ。


 結果、少々ヨレてる部分があるものの、現状ではこの方法がベストかなあ。直線に近い部分だと、他にも方法はあるだろうが、正面窓のような曲線部分は、この方式以外には考えられない。なお、キットの窓枠境は、段差に加えてスジボリの凹もあるので、デカールが変に凹にはまるとヨレてしまうのだ。

 ということで、作業は99%完了。完成写真は次回で。窓枠シールの版下svgファイルは、下のお持ち帰りコーナーで。データは太さ0.1mmと0.13mmの2種。版下には、黒い図柄を使用する。アドマの格安1000円ぽっきりサイズにしてあるので、そのままファイルを送って色だけ指定してもよし。ショートノーズの風防に使う分も作ってある。線データ(赤色)も入れてあるので、お好みの太さにするもよし。


■ 完成 12/8追加

 風防正面窓のシーリング、どうにも気に入らなくて、予備のインレタでやり直す。太さは0.1mm。前回はデカール軟化剤を使ったがために、乾燥・定着中に変な具合に溝にはまってヨレてしまった。そこで軟化剤なし。そのせいか?乾燥後も溝でヨレることはない。つうことで、気分も上がって写真撮影じゃ。

 さて、1枚目が、今回のベストショットかな。凶悪なシャークマウスは、自作インレタならでは。2枚目、E型はこのアングルが一番カッコイイかも。3枚目、後部胴体のカーブとか、ノズルとか、外翼の厚みとか、手を入れたけど、どうかな? 4枚目、5枚目あたりが、機首形状修正の成果。シャープな鼻先と、ワイドな後席キャノピ、間隔を広げたインテイクあたりを見て欲しい。頑張って3D設計した主脚は全く見えず。辛うじて前輪のトレッドが見えるだけ。ま、模型ってそんなもんだ。







































 1/72の次回作は現用ジェット。当節流行りの映える塗りをやってみようかと。アイテムは、電話も出来てお財布にもなるやつ。←お父さん、それはスマホでしょ。





■ 3Dパーツ

 ※ 左のパーツ名称は、パブリックリンク共有による閲覧のみ。ダウンロードはその右の「●DL」をクリック。


J79-17 ノズル(F-4E/J/EJ/S/F/G) ●DL

J79-15 ノズル(F-4B/C/D/N) ●DL

主車輪(空軍タイプ) ●DL

主車輪(海軍タイプ) ●DL

前車輪(共通) ●DL

主脚&タイヤ(F-4B/N以外の各型) ●DL

前脚柱+タイヤ ●DL

アレスティング・フック ●DL

主翼下面ヒンジ(線幅0.17mm) ●DL

主翼下面ヒンジ(線幅0.25mm) ●DL

尾翼前端インテイク ●DL

RHAWアンテナ ●DL

フェイスカーテンハンドル ●DL

QRC-160 ECMポッド ●DL

AIM-9Bサイドワインダー ●DL

AIM-7Eスパロー ●DL




■ その他お持ち帰り



スジボリ用テンプレート

キャノピ用マスキングシート(11/17修正)

キャノピシール版下




■ 図面

 図面一覧はこちらで。E型図面も一部手直し。


■ 参考文献

 参考文献はこちらに記載。




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